明慧法会|地区で一体となって迫害を暴露した体験(三)
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2013年11月11日】もちろん、順風満帆ではなく、最初は同修それぞれに異なる意見があり、矛先の一部は私に向けられました。異なる意見があることは正常なことで、私達は意見を聞き、内に向けて探し、自分の心が純粋であるかどうかを見てみました。修煉は厳粛で、道も狭いです。私は普段これらの問題を意識しなかったので、いかなることに遭っても内に向けて探すべきと考えました。

 ある日、2つの県の協調人が私と交流するために来てくれました。そこに着くと、数名の同修がこのプロジェクトの先頭に立っている人は誰かと聞き、私は自分であると答えました。その中のある協調人は、誰かあなたにやらせたのですか? 『九評共産党』や小冊子などを配ることも衆生を救い済度出来るのに、どうして(あえて)このプロジェクトをやるのですか? と言いました。当時、私は弁解しようと思いましたが、自分を抑えました。私は、彼らがこの仕事に協力しようとせず、話したものも法の上に則っていないようだと思いましたが、彼らの意見を聞く機会はめったになく、協力しない理由、またどのように考えているかを聞いてみるほうがいいと思い、心が静かになりました。彼らの叱責を聞いて、自分に向けて探し続け、自分に必ず間違いがあると思いました。私の考えが表面上正しいか正しくないかというレベルに陥らず、このようなことは偶然ではなく、彼たちが協力できないのは必ず原因があると考えました。私は自分の問題に気がつき、自分を同修の中に置かず、これほど大きなプロジェクトなのに、どうして事前に彼らの意見を聞かなかったかを考えました。自分の問題を見つけてとても苦しかったです。彼らの話が済んで、私は弁解せず、彼らに何かやってもらうことを求めず、何か提案があるかを聞きました。彼らは静かになり、だんだん文句がなくなりました。最後、私は全体から他の地区の情況及び現地の邪悪を暴露する自分の考えを話しました。交流が進むにつれ、彼らは最初の考えを変え、この仕事をやるべきだと分かりました。

 それにしても、帰ってきた後、私の心はとても重く、同修の話は金槌に打たれたように私を目覚めさせました。私が思うに、師父は私があまり悟っていないことを見られ、彼らの話で私に気付かされました。私は自分のこの仕事に対する心の状態、考え方、行動を振り返って見ました。この仕事はやるべきですが、問題は自分の心の状態にありました。この仕事は同修全体に及び、仕事量が大きく、多くの時間と力がかかるのです。最初、私はあまり決められず、一部の協調人と相談しました。今回、私一人で決めたものではなく、何度もの全体交流の上で決めました。しかし、振り返って見ると、自分の話が多く、さらに多くの同修の考えを十分に求めませんでした。私はある同修が裏で反対意見を持っていることも聞き、自分に問題があるか否かを探しましたが、その同修と交流しませんでした。なぜでしょうか? 自分の潜在意識の中で、自分のこのようなやり方が正しく、反対意見が間違っていると思っているから、誠心誠意、異なる意見を聞きませんでした。表面上の正しさと正しくないことから本質を見てはならず、本当に内に向けて探し、自我を放下し、反対している同修の意見を聞けば、今のように自分の不足が早めに見え、心性が高まったのです。これは、この仕事においてさらなる有益な補いと加持をもたらすのではないでしょうか。自分を深く探し、自分の精進を妨害しているミクロ的なものを真に気付くことは難しかったです。これらの問題を見つけた後、私は真に修める中で取り除くことにしました。

 二、お互いに協力し合って、一心に編集の仕事をする

 全体の環境はありましたが、やってみると、実際には簡単ではありませんでした。私達の地区には市・区・県が多く、10年間の迫害資料はさらに多く、迫害事件は数千件あり、一つ県の全て資料に一度目を通すことにもたくさんの時間がかかります。編集の同修は他のプロジェクトを担当し、また量が極めて大きい仕事に面していますが、私たちは目標が明確で、衆生を救い済度するため、多く時間をかけても値打ちがあると思い、皆は文句がなく、一生懸命やりました。全地区の迫害状況を全面的に知るため、私たちはまず一度目を通し、全地区の迫害を全体的に知りました。資料を読んでいる間、私たちは驚きました。10年の迫害で、邪党の役人たちは本当に極めて邪悪でした。無数の大法弟子が残酷な迫害や拷問、想像できない心身蹂躪などを受け、さらには身体障害と死亡に至りました。一つ一つの家庭がばらばらにされ、老人が悲惨に亡くなり、子供が孤独になりましたが助けられませんでした。私たちは今まで身辺の一部の同修の境遇を知り、またネットに暴露された迫害事例も読んだことがありますが、私達の地区にあったたくさんの迫害事件を全く知りませんでした。このような状態で、世人はどのように知ることができるでしょうか? 一部の迫害事例について、現地で真相資料を配ったことがありますが、小範囲でしたので、全地区の人々は知らず、覆い隠されました。この一つ一つ悲惨な迫害事例を見て、同修たちは涙を流し、責任の重大さを更に感じ、邪悪を暴露し、全地区の民衆に分かってもらわなければならないことを考えました。

 しばらくの努力により、全地区の迫害事例を把握しました。一日のうち長い時間をかけて事例を読み、ときには徹夜しましたが、私たちは毎日学法し、学法時間を保ち、発正念を重視し、自分の心と空間場をきれいに正しくしました。私たちの仕事の目的は衆生を救い済度し、世人に資料を読んで真相を知ってもらうことですから、どのようにすれば人々は受け入れやすく、読みたくなり、誰もが読んで分かり、読んでよかったと感じられるように工夫しなければなりません。文字数に限りがあり、十分に表せないところが必ずありますが、私たちは最大の努力を尽くし、衆生を救い済度するという基点から、本気でやることにしました。

 私たちは邪党の迫害機構である党委員会、610弁公室、公安、検察、法院、労働教養所、刑務所を4つに分けて暴露しました。例えば第一部は邪党委員会を暴露することにし、県、市、区、町、村の邪党委員会、政府の集団犯罪から一人一人の悪人、党の主要役人を暴露しました。

 私たちは全地区の資料を選別し、分類し、その中から最も突出した、代表的で、説得力のある、民衆が怒りを感じ、邪悪を震え上らせる事例を取り出し、必要のないものを削除しました。選択した一つ一つの案例は、みな邪悪を告訴出来る材料にもなりました。

 師父は説法の中で「ご存知のように、大法弟子が迫害に反対するため、真相をはっきり伝えるため、人を救うため、多くのプロジェクトを立ち上げましたが、最も重要なのは皆さんがしっかり協調し合うことであり、協調が取れてはじめて、仕事を円満に行なうことができます」(『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』)私たちがやっているこのことは一つの地区の全体のプロジェクトで、よく協調することもこの仕事をよく行うための肝心な条件です。私たちの編集グループは常に内に向けて探し、お互いに正念を加持し、落ち着いて話し合い、考えを一致させ、よく協調出来ました。同修たちは一生懸命やり、同時に悪の要素を取り除きました。例えば迫害に参与した役人たちに対し、道理から考えてみれば、彼らも救い済度する対象であることが分かりましたが、残酷な事例を読むと、編集する中で恨みを言葉で表しました。この問題に気が付くと、私たちは情とマイナスな考えを取り除き、大法弟子の責任を思い、慈悲を修め、自分の正念に全てを主導させました。編集の過程でもよく分りましたが、次元がそこまで向上出来ると、法がその次元の知恵を与えてくれ、言葉が次から次へ頭の中から湧いてきて、さらに厚い辞書を開くと、ちょうど調べたいページでした。まさに「心性の高さは功の高さ」(『転法輪』)です。私たちが法に則って行っているから、こんなに大きなプロジェックトのように見えましたが、やってみるとそんなに難しくないと感じました。確かに師父は土台を全部作ってくださり、私たちはやる気を持ってやればいいのです。

 原稿を決めた後、私たちは各市、県に行って確認を行い、繰り返し校正しました。校正のとき、他の同修は一つ一つ言葉に苦心を重ねて練り上げていましたが、私は焦ってスビートを求め、こんな長い文章にこのような校正したら、いつ出来上がるのかと思い、同修にだいだいであればいいと言いました。同修たちは私の感情に乗らず、せっかくやるのだから、責任を持ってしっかりやるべきと言いました。私は心を落ち着かせ、内に向けて探しました。何でこんなに焦ったのでしょうか? 客観的に見ると、プレッシャーや同修からの催促、同修から遅すぎるという文句を受けたことで、私の心が揺れたためで、急いでこの仕事を完成させようとしていました。仕事のためにやっているなら、このプロジェクトの初志から逸脱したのではないか、この焦燥は実際の自分ではなく、どうしてこの魔に自分がコントロールされたのかと考え、また同修の一心不乱の表情を見て、焦燥は消えました。私は別人のように変わり、同修たちと一緒に原稿の校正に入りました。

 第一部、二部はすぐ明慧ネットに載せられました。地元の一部の同修は待っていられず、小冊子を作成し、明慧の許可を得た上で各地に配りました。最初、常人がこんなに厚い小冊子を読みたがるだろうかかと心配していましたが、実際読んだ人は内容の多さを気にせず、第3、4部も待っていました。内容は多かったのですが、自分の同僚や親戚、友人や隣近所などの人が載っているかもしれないため、皆興味を持って噂をしました。特に中共(中国共産党)の官僚に大きな衝撃を与えました。本地区の610弁公室の新しいトップは着任後2回に渡り、大きな範囲で法輪功修煉者を連行し、至る所で洗脳班を強制的に開設し、以前のように一番になるため、功績を作ろうとしました。私たちは彼の社会関係を調査し、彼の親戚の居住地で真相資料を大量に配りました。彼の兄弟はこれが上からの指示だと言い、あえて功績だと言わなくなりました。その本人も、法輪功修煉者はこんなに多く、いくら連行してもまだこんな多くいて、相手にしてはならないと言いました。また、各県に行って法輪功修煉者を連行する国保支隊の隊長は同修に、これはみな私のやった分ではありません。現在これをやっている人は誰某ですと言いました。同修があなたはやりましたかと聞くと、彼は黙りました。彼の狂気は今それほどではなくなりました。ある県の国保隊長は同修に、あの日、私は誰某の家に行っておらず、行ったのは誰某でした。修正してくださいと言いました。

 同修たちは皆、この2冊の小冊子が邪悪を震え上がらせたとわかりました。この数年配った資料に今回のような大きな反応がなかった原因は、以前はただ一つ迫害事例に対して行われたものであったためでした。今回、全地区の邪党のシステムに対し、すべての角度から暴露しましたから、人々はこの2冊を読んで、当地の邪党の邪悪さと迫害情況を十分に知りました。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/19/249452.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2011/11/27/129722.html)
 
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