明慧法会|創作の中で心を浄化する(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年11月20日】多くの同修が交流文章で、夢の中で師父が自分に魔法のペンを下さり、それから構想が泉のように湧き出し、豊かな文才が生まれたと書いていました。私はこの二年間、文章を書くことによって法を実証しています。しかし、このような経験はありませんし、このような感銘もめったにありませんでした。書くことは私にとって、心血を注ぐ苦難に満ちた旅でした。ほとんど毎回文章を書くとき、必ず骨身にこたえるほどの心性の関門が伴い、その関門を順調に突破できなければ文章は完成できず、あるいは、たとえ文章が掲載されても、必ず心性の試練がそこで待ち構えていました。これは、以前に私がやってきたすべての法を実証する仕事よりも辛いものだと私は理解しています。

 以前ずっと才能に恵まれた学習者を羨ましがって、彼らの才能に多少嫉妬していました。しかしこの二年間を振り返って見てみると、自分のいくつかの非常に頑固でしかも根本的な執着心が、この挫折の連続の中で少しずつ取り除かれ、内心がますます純正に、穏やかになったことは確かです。文章力はプロの水準にはまだまだ達していませんが、しかし邪悪を暴き、衆生を呼び覚ますような文章は手馴れて、たやすく書けるようになりました。これは師父が苦心されて按排された結果ではありませんか? 師父の私達すべての人に対するご加護と愛惜は、迷いの中にいる私たちが到底知るものではありません。

 苦難に満ちた創作の道へ

 2011年、私が書いた地元の同修が迫害を受けたことに関する文章が掲載されました。その後、明慧編集部の同修から1通の手紙を受け取りました。明慧ネットに総合報道を書きませんかと聞かれていました。手紙を見た私は、たちまち小躍りして喜びました。明慧ネットに文章を書くことは、私が夢にも思いつかなかった特別に名誉なことです。ただ、私は理工学部の出身で、筆を執ることを疎かにしており(10数年来、10編の文章しか書いていない)、もともと私は文章を書くことに長けていませんし、どうすれば、この神聖な使命を果すことができるでしょうか。わたしは心細かったのです。

 私は編集部に要求を問い合わせしてから、この苦難に満ちた物書きの旅を始めました。私は先に新聞学科の教材を探して、新聞の知識を猛勉強しました。なぜなら、私は総合報道の言葉の意味すら分かりませんでした。文章の書き方になると、さらにちんぷんかんぷんで、さっぱり分かりませんでした。その後、私は明慧ネットで似たような文章を検索して、見よう見まねで、何とかうまい方法を見つけ、1週間後に1篇の原稿を完成しました。この文章のほとんどは同修の文章から複製したもので、事例と内容だけは私の手元にある材料と入れ替えました。それでも、意外に編集部の同修から認められ、励まされました。私は編集部の同修たちの包容力を感じ取り、この道を歩んで行こうという自信が持てるようになりました。

 今言ってみればとても楽なようですが、当時、私はとても大きな圧力を感じ、耐えられる極限までプレシャーを感じました。まず文章を書くには、材料の収集、分類、取捨選択をしなければならず、その作業だけでもおびただしいものです。更に、その膨大な材料を整理分析し、文面をいかに配置するか、段落の間はどのようつなげたらいいのか、文は筋が通っているかどうか、見解は適切かどうか……全部考慮しなければならないのです。しかし、そのすべてが私にとって未知なものでした。私はいつも苦慮して、知恵のありったけ絞って、それでも、やはり頭が混乱しており、時には長時間の発正念によって、落ち着かない情緒を平穏に取り戻さなければなりませんでした。やっと原稿を完成したら、すでに心身が疲れきっていて、まるで激しい戦闘を終えたような感じでした。

 少しも誇張しない言い方ですが、文章を書く道に足を踏み入れて、私は本当に「心血を注ぐ」という言葉の意味をしみじみと体得しました。しかし、他の同修の交流文章を読むと、彼らはみんなとても気楽に書いているように見え、そのため、私は度々「編集部の同修は見誤ったのではありませんか? 私はまったく物書きに向いていません。この道は私にとっては難しすぎます。文章が上手な他の同修にやってもらったほうがいいのではないですか」という考え方が浮き上がってきました。しかし、不思議なのは、このような考え方が出る度に、すぐに文章が採用されたり、あるいは編集部の同修からの励ましの言葉をもらったりしました。この時、私はいつもそのネガティブな気持ちを忘れ、また元気を絞り出して頑張ってきました。

 (続く)

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2013/11/10/282151.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/11/143130.html)
 
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