明慧法会|飲食店のトップ店員
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文/河南省の大法弟子

  【明慧日2013年12月8日】私が勤めている飲食店はある大きな飲食会社に属しており、サービスの質を高めるため、不定期に従業員に対して研修と試験を行います。

 私はあまり学校に行ったことがないので、試験を恐れて、ホールマネージャーに相談を持ちかけました。彼女は「心配しないでください、私は本社にあなたの状況を報告してみます。あなたの仕事ぶりとサービスの質は当店のナンバーワンですが、もしもう少し学歴があれば、あなたが研修の講師になれば最適だと思います」と言いました。数日後、彼女は「本社はあなたに特別許可をして、今後全ての試験に参加しなくて良いことになりました。安心して仕事をしてください。あなたは試験を免除された唯一の例ですよ」と言ってきました。

 「休暇を自由に取ってよいが、退職は受け付けない」

 当店では月に2日の休暇しかなく、休暇日は固定しておらず、みんな用事がある時に休みます。私は仕事以外、現地修煉環境の協調人も担当していて、たいへん忙しくてよく休暇を取っていました。休暇を取りすぎて恥ずかしく思う時に、同修が「そんなに忙しい仕事は辞めましょうよ」と言ったので、私はホールマネージャーに退職のことを打ち明けました。理由を聞かれたので、「家の用事が多すぎて、手が回りません」と答えました。マネージャーは「退職の申請は受け付けませんよ。私は出来る範囲であなたに特権をあげます。いつ、どれぐらい休暇を取っても構いません。これでいいでしょう? 安心して家の事を処理しなさい。しかしあなたには暇な時もあるでしょう? 暇になったら店に出勤すればいいですよ」と答えました。

 ここまで止められて私はこの仕事を続けていくしかありません。マネージャーも承諾したとおり、私がいつ休暇を取っても許可してくれています。一時、私は1カ月も休暇を取った時期に、彼女は何回も電話をかけてきて、家の用事を手伝おうかと尋ねました。

 「あなたのためにこの店に来た」

 当店の商売はとても繁盛しています。本社傘下の他の多くの店舗はみな不景気に影響されていますが、当店だけは依然として繁盛しています。時には、これは大法弟子に関係しているのではないかと私は思ったりもします。大法弟子がいれば、きっと幸運と繁盛をそこにもたらします。ましてやこの店は大法弟子にこんなに優しくしてくれるので、商売が繁盛しない理由もないと、私は思います。

 ある日、昼食の片付けをした時、あるお婆さんが私の背中をたたきました。私はふりかえって微笑み「お婆ちゃん、何かご用ですか」と尋ねると、お婆さんも微笑んで「きょうはここで誕生日パーティーを開いたのですよ。どうしてこの店にしたか、あなたは知っていますか? 私はここであなたにサービスされたことがあって、それは本当に申し分のない良さでした。だから誕生日パーティーをすると聞いて、私はあなたのいるこの店を指名しました。きょうサービスしてくれたのはあなた本人ではなかったのですが、あなたに感謝したいと思っています。いつか本社に行って、社長さんにあなたの良さを教えてあげます」と言いました。私は「お婆ちゃん、本当に有難うございます。私の言った真相を覚えていますか」と言うと、お婆ちゃんは「忘れられませんよ、何が良いか何が悪いか、私は知っていますよ。共産党の悪さも私は知っているので、あなたはくれぐれも安全に注意してね。困ることがあれば。私に声をかけてくださいね」と言ってくれました。

 衆生が真相を分かった後に大法弟子にくれた理解と応援は、本当に私の心を温めました。実は、そのような情況に私はよく出会っています。

 注文を取る達人

 お客さんは店に入ったら注文をします。面倒くさがって当店の料理をあまり知らず、店員に任せる客もいて、予算を言ったあとは全部店員に任せる客もいます。大法を修煉してから私の知恵が開かれたように、客のために決めたメニューは、よく気に入られています。例えば、中年客はご飯を注文すると、スープも提供すれば良いので、私はよく伝統味の卵スープをお勧めします。若い客ならば、ご飯セットにワカメスープが最適です。年配客がいれば、歯に優しいナス料理を勧め、子供客がいれば、食後のデザートを忘れません。だんだんと多くの顧客は私に注文を任せて、「彼女が決めてくれたメニューは、私たち自身で注文するより美味しくて手頃です」と言います。

 他の店員が客の代わりにメニューを決める時、客が気に入らないケースがしばしばあります。客に怒られたり、または「こんなに高いものを注文して、お前も高いマージンを取るんだろう」と疑われる時もあります。「代わりに注文してください」と聞いてすごく困って、私のところに助けを求める店員もいます。

 実は、メニューを決める時、私にはコツなどありません。ただ心を正しくして、顧客のために考えることを第一に置くだけです。そうすれば、顧客から非難を受けるはずがないではありませんか。一心に客のために考える時、私の言葉は相手の耳にすっと入りやすいのです。時には真相を聞くために、客は食事もろくに食べません。例えば、共産党の官吏が来たら、飲食に関する話題はタブーです。そうすれば、私は「飲食というのは本当に大切な事ではなくて、肝心なのは心を正しく持つことです。心を正しく持てば人にとって良いことだけでなく、自分自身に対しても良いことになります。しかし今の中国では、皆は私心が強すぎて、社会全体を損なうと同時に、大きな業力を作って自分自身の福も損なうことになります。今の中国社会は白黒が転倒しています。一方、あの法輪功学習者たちを見てください……」と言います。引き続いて真相を話すと、聞きたくない人はいません。

 「私も真相を伝えることを学んだ」

 現地の同修の間で、真相音声電話、携帯電話の真相メッセージなどのプロジェクトが順調に進んでいます。当店の従業員Aさんの叔父は市の共産党委員会の高官です。ある日、Aさんは叔父の家に行った時、叔父の携帯電話に真相メッセージを送りました。叔父は不満そうに「法輪功は本当に反政府なのだ……」と呟きました。Aさんは「叔父さん、そのように言わないでくださいね。法輪功は本当に良い人たちですよ。当店に一人いますが、とても人当たりが良くて、言ったことはすべて良い人になるための道理で、みんなに好かれています」と話しました。叔父さんの考えはすぐAさんに従って変わり、「なるほど、法輪功が悪ければ修煉する人はいないね。見たところ、確かに法輪功は迫害されているために真相を伝えているんだね。これはすべて江沢民が招いた災いだ」と言いました。

 次に私に会った時、Aさんはそのことを私に伝えました。最後に彼は「これっていわゆる真相を伝えることでしょうか、そういえば、私も真相を伝えられるようになりましたね」と嬉しそうに言いました。

 「あなたの真心を今日見た、あなたの言った全てを信じる」

  修煉者の身辺で出会った人はすべて縁のある衆生なので、その人に大法の真相を聞いてもらえなければ、とても残念で、その人に申し訳ないと思います。

 当店にキリスト教を信じる従業員Bさんがいて、私は彼女に法輪大法の良さをどんなに言っても彼女は信じません。「エホバは唯一の神です。他はすべて偽もので、邪なものです」という一言しかありません。「末世になると、メサイアが来て衆生を済度すると、聖書にも書いてあるではありませんか。今の時世を見てください……」と言っても、彼女はやはり大法の真相を信じません。

 その日の会話が終わった後に、彼女は電動自転車に乗って帰宅途中に、溝の中に転んで腕を骨折しました。それを聞いて私はたいへん悲しみました。彼女が職場に復帰した日に、私は彼女に「私が法輪功の真相をはっきりと説明できなかったせいで、真相を拒むあなたにこんなに大きな災難に遭わせました」と謝りました。彼女はしばらく呆然とした後、「お姉さん、あなたのその真心を今日見ました。あなたの言ったことを私は全て信じます」と言ってくれました。

 「法輪功修煉者は本当に良い人だ」

 当店のほとんどの従業員は私に煉功動作を教わったことがあり、修煉に入った店員もいます。皆さんは私に優しくしています。同修が私に会うために店に来たら、従業員たちは休憩室を空けてくれ、私たちの交流に使用させてくれます。大法弟子が一緒にいる場面を見て、従業員たちはとても羨ましがります。

 私は当店の2階に勤めていますが、ある日、ホールのマネージャーに1階に異動したいと願いました。なぜかというと、早く来る顧客はまず1階の席を埋めて、遅い時間帯に来る顧客は順番に2階に案内します。つまり1階に異動すれば、私は毎日早く帰れます。しかしマネージャーが考えているのは、2階の従業員は新人ばかりで、私が2階にいれば、彼女たちをしっかり指導できる、とのことでした。それにしても私は「やはり1階に行きたいです」と言いました。帰ってから、「ああ、自分は間違ったことをした。大法弟子はあれこれと仕事を選ぶべきではなく、2階で働くことは師父の按排かもしれない」と思いました。翌日、私はマネージャーに1階に異動する話を撤回しました。彼女は「あなたに2階で新人たちを指導してもらいたいのです。新人たちはまだ真相を聞いていないのではありませんか」と話しました。

 彼女はまた「あなたはどんな方法を使って、皆さんとこれほど仲良くしたのですか。みんなはあなたの指示を聞いて、あなたを守っています」と聞くので、私は「方法ですか? 法輪大法の力にほかなりませんよ。どんな時でも他人のことを優先に考えるようにと大法は私たちに教えています。私はその通りにしています。自分の仕事が終わったら彼女たちを手伝って、名利を求めることなく、さぼったりずる休みをせず、一心に優しく相手のために考えます。そうすると、だんだんと私が困る時に、彼女たちは自然に手伝ってくれます。それにしても、いたらないところが沢山ありますよ。例えば異動の話です。昨日はあなたの立場に立ってあなたのために考えず、自分の都合ばかりを考えていました。私が間違えました、あなたに謝ります」と話しました。彼女はぽかんとして、「法輪功は本当に素晴らしい! 今後、法輪功修煉者が面接に来たら、全員採用します」と言いました。

 (明慧ネット第十回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/22/281649.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/27/143398.html)
 
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