イタリア:主要メディア 中共の生体臓器狩りを悪魔の行為と報道(写真)
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 【明慧日本2014年2月15日】イタリアの各メディアは去年12月、中共(中国共産党)による生体臓器狩りの犯罪について非難した。80万以上の読者を持つ発行部数第2位の共和国新聞(La Repubblica)は、2013年12月23日、中共による生きている法輪功修煉者からの臓器強奪について報道し、それは悪魔の行為であると論評した。

共和国新聞『中国の良心犯のために戦うデービッド氏』と題して報道
共和国新聞『中国の良心犯のために戦うデービッド氏』と題して報道

 

 共和国新聞は『中国の良心犯のために戦うデービッド氏』と題して報道した。「皆さんは真実をご承知だろうか? 中国には臓器提出者がいると言い、わずか数年で世界第二位の臓器移植国となった。あなたは真実を知り、耐えなくてはならない。その真実は悪魔の行為であり、あなたがそれを知れば恐怖を感じさせられる。『彼らは若い囚人を殺害して臓器を取り出し、黄金より高い値段で売買している。その証拠は山ほどあり、どのような証拠でも手元にある」。

 「デービッド・マタス(David Matas)氏(70歳)は、カナダの弁護士であり、人権と自由のために戦う戦士である。今は毅然として非合法的な臓器売買を追及する戦士である」。

 マタス氏はこの活動が認められ、2010年のノーベル平和賞の候補にノミネートされた。彼が不法な臓器売買を追求する過程は、まるで恐怖映画のようだった。2006年、彼はカナダの元アジア太平洋局長デビッド・キルガー氏と共同で、中共が系統的に無数の良心犯である法輪功修煉者を殺害しているとの調査報告書を公表した」。

「法輪功は精神的な運動であり、1992年に中国で創立され、1999年に中共当局に禁止された。この直後から、多くの法輪功修煉者は生きたまま臓器を強奪されている」。

「『デービッドとゴリアテの戦い』と題する報告書によると、2000年から2005までに4万5千5百人の法輪功修煉者が臓器を強奪され殺害された。この報告を公にしてからも、絶え間なく数字は上昇しており、ただ、その手口は内密裏に行われている」。

 「欧州議会は2013年12月12日、『中共は良心犯からの臓器摘出、特に法輪功修煉者からの臓器摘出を即時停止せよ』との決議を議会で通過した。イタリア代議院人権委員会は12月19日公聴会を開催した。マタス氏はイタリア政府に「仲介業者だけ処罰するのではなく、臓器移植を受けた人、それに携わった医師も処罰の対象にするように法の改正を求めた。今年5月、イタリア生物倫理委員会はすでに法改正案を提出したという。」

 「中国にとって監獄は巨大な利益を得る場所であり、私たちの推測では約10億米ドルである。これらの資金は移植を実施している臓器移植センターや、臓器の供与源である監獄で流通している。ドイツの週刊誌Der Spiegelの報道によると、中国の天津奥馬尓医療保健移植センターで腎臓移植を受ける費用は35万米ドルだという」。

 「問題なのは、通常の想像では臓器売買は醜く卑劣な行為であり、貧しい第三世界に存在し、隠れて行なわれている。しかしそうではなかった。臓器売買は普通の病院で行われ、しかも信仰によって強制収容されている人々を殺害して臓器を強奪している。中国において、これは合法であり、不幸なのは旅行目的で中国に入国して臓器移植を受ける者に対し、刑事処罰する法律を立法する国が少ないことである」。

 「1999年、中共当局は法輪功に対して恐怖の迫害を始めた。『真善忍』に基づき修煉する人々を、中共は残酷な手段で迫害している。収容所で多くの法輪功修練者が失踪した。マタス氏は収容所は臓器の保管場所であり、中共は臓器の出処は死刑囚と称しているが、それならばなぜ短期間で臓器移植ができるのかと述べている」。

 「報告書によると、遺体には不自然な解剖の跡があるという。法輪功修煉者の家族からの訴えは、マダス氏の机に山ほど届いているとのこと。調査員は臓器移植患者を装い、中国各地の移植病院に電話を掛けて調査した。法輪功修煉者の臓器を売買できるかと尋ねたところ、どの病院も元気な法輪功修煉者の臓器が手に入ると答えた。中国には1億人の法輪功修煉者がいると言われ、彼らは臓器強奪の標的にされている」。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/12/25/284475.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/12/26/143813.html)
 
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