映画 『フリーチャイナ』を見た米国の観衆「沈黙してはいけない」
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 【明慧日本2013年11月22日】アムネスティ・インターナショナルのペンシルバニア州チェスター郡の支部は今月11日夜、Tredyffrin図書館でドキュメンタリー映画『フリーチャイナ/信じる勇気』の上映とシンポジウムを主催した。会に参加した40数人は映画を観て驚愕し、ある医師は、「人々は必ず自分の態度を表明しなければならない。もう沈黙していてはいけない」と言った。観衆は法輪功が中国で迫害されている現状を理解し、次から次へと署名して生体臓器狩りに反対し、資料を請求した。

 新唐人テレビと米国の有名な監督、マイケル・パールマン氏が、2012年に共同で制作したドキュメンタリー映画『フリーチャイナ』は法輪功修煉者の曾錚とアメリカ籍の中国系商人の李祥春が信条を放棄しないとして、中国本土で肉体的、精神的な残酷な迫害を受けた経歴を背景に、中共(中国共産党)の法輪功修煉者に対する生体臓器狩り、奴隷労働製品、ネットワークの遮断などの多くの事実を暴き出している。現在までに、『フリーチャイナ』はすで6つの国際大賞を獲得し、12カ国語に訳されている。

 法輪功修煉者の証言

 映画の終了後、アムネスティ・インターナショナルのバーバラさん(女性)が中国の労働教養所での奴隷労働、法輪功修煉者に対する迫害、および生体臓器狩りなどについて述べた。中国からきた陶さん(女性)と張さん(女性)が語った自らの体験は映画の主人公の経歴と似ており、彼女達は法輪功に対する信条を放棄しないため、非人道的で残虐な拷問を受け、苦しめられ数回にわたる気絶を経て、輸出製品を作ることを強要された。80歳の張さんは 「私は太陽の真下で長時間の日射とランニング、輸出製品を作ることを強要されました。朝5時から夜12時まで続けさせられ、何度も気絶しました」と言い、陶さんは刑務所に3年半監禁され、採血を強行された。出獄した後、やっとその時、血液検査をされたことは、もう少しで臓器を取られるところだったと意識したという。

 真相を知った民衆 迫害反対を支持

 フィラデルフィア郊外に住んでいるアン医師は、2008年に初めて中国で法輪功修煉者に対する生体臓器狩りの蛮行に多くの中国人医師が加担していると聞き、大変驚いた。彼女は自分の医師仲間の1人の患者が、中国で3週間後に心臓移植手術を予約したことがあると言った。これは心臓を提供する人が手術の日に死ぬことを意味しているのだ。問題はその心臓がどこからくるのかということだ。このため、彼女はこの蛮行を制止すべく、「臓器の強制摘出に反対する医師会」(DAFOH)に参加した。アン医師は、人類の道徳のアンダーラインを越える罪悪に対して、人々は「必ず自分の態度を表明しなければならない」と言った。

  ルースさん(女性)は「中国で発生している事に対して大変つらいと感じている。法輪功修煉者は人が想像もできないほどの苦難に遭っている。生体臓器狩りのような 蛮行は本当に残酷すぎて、受け入れることはできない」と言った。彼女はまた、「張さんが迫害されたことは世界で発生すべきことではない。しかも、彼女はその時、 すでに70歳を超えていた。彼女は良い人だ!」と言った。 彼女はウェブサイトを通じてより多くの法輪功修煉者と生体臓器狩りの情報を調べて、友人に伝えると示した。

  観衆のクリストファー・フリッツ氏は、「中国での生体臓器狩りがこんなにひどいのに、どうして米国でメディア報道があまりないのか?」と質問した。西洋人の法輪功修煉者のアレックスさんは「かつてナチスの蛮行も覆い隠されました。私の祖父はナチスの大虐殺からの生存者です」と言った。ナチスの犯罪が暴露される前にも、人々は多くの死者の髪の毛、歯と子供の靴を見たが、これらの蛮行を信じたくなく、信じる勇気もなかったと言った。その後、多くの事実が明かされたあとに、人々はやっとユダヤ人の被った痛ましい事実を知った。これは今日の生体臓器狩りの蛮行が覆い隠されていることと似ている。中共の封鎖と圧力のため、た くさんの外国メディアはどうしてもこれらの話題を避けなければならなかったが、生体臓器狩りの蛮行が絶えず暴露されるに従って、多くのメディアも関心を持 ち始めた。CNNコラムの分析作家のサラ・クック氏が最近、報道文章を書いてこれを暴露したことがある。イベントが終わった後、フリッツ氏は「今回のイベントはとても良かった。非常に教育的意義がある」と述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/16/282744.html)
 
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