【明慧日本2014年3月14日】黒竜江省のジャムス刑務所に不当監禁されている法輪功修煉者・張金庫さん(男性)は昨年9月30日、呼蘭刑務所に移送された。その後、張さんは健康状態に問題があるとして刑務所病院に入院したが、その後も状態は悪化する一方で、いまだに入院しているという。
先月17日、張さんの妹が張さんと面会したとき、張さんは人に背負われて出てきた。張さんの体は非常に衰弱しており、話す力すらなかった。家族は刑務所に張さんの解放を求めたが、刑務所側は様々な口実により張さんを解放しなかった。
張さんの家族は、張さんが呼蘭刑務所に移されてから4カ月間、12回も省刑務所管理局などの関係部門に足を運び、張さんの解放を求めた。この4カ月間、家族は4回、張さんとの面会ができた。最初の面会のとき、張さんは家族に「白衣を着ている人に殴られた」と話した途端、警官に引きずられて中に入られ、面会が中止された。4回目の面会で、張さんは家族に「人に殴られた」と言った。張さんのそばにいる刑務所病院の副教導員は張さんの話を聞いて、「お前を殴ったのは誰だ。言え! でなければ、面会させないぞ」と張さんを脅迫した。それを聞いていた張さんの娘は「父を脅迫しないでください」と泣きながら言った。
張さんは刑務所に拘禁される前はとても健康で、50キロぐらいの荷物を持って階段を上り、10階まで行けた。張さんは家の大黒柱で家族5人を養っている。しかし、張さんは突然、連行されて懲役5年の実刑判決を言い渡され、家族の生活はとても苦しくなった。刑務所に拘禁されて6カ月が経ち、張さんは迫害によって肺結核になり、歩けず、顔も腫れ上がった。
今年1月26日 午後、張さんの妻と娘は省刑務所管理局に行った。親子は、刑罰執行課の職員に張さんの健康状態を伝え、張さんを家に帰らせるよう求めた。執行課の職員は「自立生活ができない人と生命の危険がある人は服役中でも帰宅できます。医者に認定してもらってください。それは家族の権利で、認定料は家族は支払わなくても良いです。これらのことは刑務所刑罰執行課が全部やってくれます」と話した。
その翌日の朝、親子は希望を持って刑務所に行った。しかし、刑務所の刑罰執行課の職員は「張金庫は元気だ。家に帰れる条件を満たさない。自立生活ができない人というのは植物人間の状態の人だ。認定する必要はない」と言い、張さんの解放を拒否した。話を聞いた妻はあまりのショックでその場で倒れ、痙攣を起こしたという。
同日の午後、刑務所側は親子と張さんの面会を許可した。張さんが昨年7月17日に連行されて以来、娘は初めて父親の顔を見た。歩けない病弱の父親の顔を見て、娘は泣き出した。そして、張さんはかなり弱い声で娘に「人に殴られた。パパは生きて家に帰りたい。パパは悪いことを何もしていない」と話した。
1月28日、張さんの妻と娘は再び省刑務所管理局に行った。しかし今度も、刑罰執行課の職員は刑務所側と同じような話をし、態度も悪く、親子を追い出そうとし、「早くここを出ろ。出て行かないと警察に通報するぞ」と脅迫した。張さんの妻は脅えて、倒れて痙攣を起こした。責任を負うことを恐れた刑罰執行課の職員は、救急車を呼び、張さんの妻を病院に送り込んだという。