遼寧省の弁護士「法律を知らない者が善良な人を陥れる」
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 【明慧日本2014年4月6日】遼寧省大連市の甘井子(かんせいし)区裁判所は先月13日午前10時、法輪功修煉者・張暁麗さんに対して再び不正裁判を行った。裁判官は罪名をでっちあげて張さんに罪を着せた。弁護士は「法律を知らない者が善良な人を陥れる」と非難した。

  前回の裁判の時、裁判官は弁護士に「法廷を離れるよう」求められたため、今回の裁判官は盧明利に、検察側も趙輝に変わった。しかし、趙輝は出廷の資格がないため、起訴状には趙輝の名前がない。弁護士が趙輝の身分と資格を質疑したところ、趙輝は「私は公訴課の課長であるため、この特権がある」と言った。 

 法廷で趙輝は法律を蔑視し、筋を通さずに強弁し、弁護士の発言を何度も遮って、法廷を混乱状態に陥れた。弁護士が根拠のある弁護をすると、趙輝は何も言えなくなった。裁判がまだ終わっていない状況下で趙輝は前後の見境もなく怒りだし、張さんに懲役7年の不当判決を下すよう裁判官に求めた。張さんの弁護士は「全国で多くの裁判に出廷したが、このような検察はとても珍しく、まったくの法盲だ」と、述べた。

 法規に基づき、法廷で証拠を挙げる段階で、証人や裏付けの全てが揃わなければならない。しかし張さんに対する裁判の過程では、この項目に関しては一切なく、すべて記録で証人と証言に取って代わり、物証は何枚かの写真で実物ではない。

 弁護士はこのように指摘した。「起訴状に述べられた事実は曖昧で、論理性がなく、主観的に推量している。例えば『DVDの内容は中共(中国共産党)当局を中傷し、扇動して中共の指導者を転覆させる 』ことは、いかなる法にも触れておらず、これは政治的な内容ではないか? これは法律の裁判なのか、それとも政治の裁判なのか? もし真相を究明することをしなければ、つまり善良な人を陥れることだ」

 もう1 人の弁護士は次のように指摘している。「張暁麗さんの案件は捏造されたもので、誤審ではない。偽案件と誤審案件は違いがある。当事件は犯罪事実の発生がなく、人為的な政治迫害で、造り上げた案件である。いかなる犯罪・犯罪行為も、必ず社会・他人に対して危害性を持つものであり、法律の手段で禁止する」

  張さんは「私の信仰は政権を転覆し、法律の実施を破壊するレッテルを貼られて、あまりにも不思議でした。私は大学時代から法輪功が良い人になるように教え、善に導いてくれると知り、私自身に対して、国に対して、すべての国民に対して有益なことです。私は裁判長が公正な判決を下すことを期待し、一日も早く家族と団欒したいのです」 

 張さんは最後に「私は、まったく罪がありません」と述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/21/288983.html)
 
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