選択について
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 【明慧日本2014年6月26日】1995年頃、法輪功は私の勤める企業に伝わってきて、縁のある職員らは次から次へと修煉を始めました。指示や行政命令など無いにもかかわらず、皆は仕事以外の時間を利用して、学法煉功をし、真、善、忍に従って身を処し、人と付き合っていました。真面目にコツコツと仕事をし、心を修め、心性を高め、会社で大変な好評を得ていました。

 このことを目にした社長は法輪功を高く評価し、「法輪功のような人が多ければ多いほど良い」と言い、職員全員に勧め、そして修煉専用の場所を提供しました。副社長は煉功の動作を真似していて、さらに、警備課長は消防車を使って水を流して集団煉功の場所を清掃してくれました。

 それに伴い、会社にも大きな変化が現れました。業績がますます向上し、各種の褒賞状が次々と届き、会議室の壁は褒賞状でいっぱいでした。社長は省内の労働模範や省レベルの中青年(訳者注:中年から青年までの年齢層)の専門家として選ばれました。職員の福祉や待遇の質も高まりました。住まい環境もますます良くなり、「庭園式」の会社と称されました。社員らは会社を家と見なし、会社を誇りに思いました。各級の政府職員も、時々会社へ視察しに来ました。会社はとても繁栄しました。

 しかし1999年7.20、法輪功は江沢民政治集団により「非合法組織」と定められ、一夜のうちに天地が転覆し、その後、ますますエスカレートしていきました。

 会社の指導者は共産党当局の暴威を恐れ、やむを得ず共産党中央と一致した態度を示しました。現地の共産党機関である市紀委、政法委、公安、610組織に協力し、北京や上級政府へ陳情に行った法輪功修煉者を不当連行し、洗脳教室を開催し、批判会議を行い、会社の全員を集めて中央テレビの誹謗中傷の番組を見させ、法輪功反対の万人署名をしました。法輪功修煉を放棄しない社員は通勤停止、給料停止、解雇、党籍除籍をされました。住居を監視され、ひいては留置場や拘留所、労働教養所に送られ、まるで文化大革命が再現したかのようでした。

 かつて法輪功修煉者と親しくしていた人は付き合いをやめ、彼らを異類と見なし、背後で噂を流し、修煉者のために公正なことを一言でも言おうとする人はあまりいませんでした。会社内の各級レベルの責任者は法輪功を迫害する第一責任者と指定されました。社長も「みんな煉功してより良い人を目指していたら、誰が製品の質を管理するのか」と急に態度を変えて発言しました。「ギャンブル、風俗、盗難などをしても構わない。ただ煉功は許さん。これは中央政府の指示だ」と言った課長もいたし、「かつて一貫道(訳者注:道教・仏教・儒教・キリスト教・イスラム教の教義を貫いて一つの宗教に統合すると称する宗教。中国共産党にかつて弾圧された)を虐殺したように虐殺をすれば、煉功し続ける人はまだいるのか」と言った人もいました。なんと馬鹿げた発言でしょう。

 共産党のメディアに騙されないように、法輪功への犯罪を停止するため、修煉者らは苦労して社員らに真相を説明していました。ある女性学習者は新任社長に手紙を書きましたが、610弁公室に告発されて、2年間の労働教養を言い渡され、辛い思いをしました。また、法輪功への迫害をやめるよう警備課長に求めた女性修煉者は恫喝され、人格の侮辱までされました。

 2004年、私達の会社は倒産してしまい、機械設備は全て鉄工所で溶かされて処分され、社員全員が失業しました。その新任社長は解任され、副社長2人は投獄され、警備課長(50代)は病気で他界しました。職員とその家族の生存の源だった企業が倒産してしまったため、生活費や福祉などは全部無くなり、職員達はあちこちで仕事を探さなければならず、月給わずか500元(8200円相当)の清掃のポジションさえ、非常に人気で多くの人が応募しました。

 他方、一転して良い仕事を見つけた人もいました。2001年、中共による法輪功迫害が最も酷かった時、法輪功批判のある会議で、ある幹部は隣に座っていた610弁公室の職員に「あなたたちは暇なのですか。どうして専らこれらの良い人を虐めるのですか。こんな会議には参加しません。失礼します」と詰問して会場を出ました。会社が倒産した後、彼はすぐにある大学に教授として雇われ、善の報いを得ました。

 また、2人の課長は共産党の陰謀を見抜いて、密かに法輪功修煉者を守り、さらに脱党しました。会社が倒産した後、2人とも合資企業のマネージャとして雇用されました。法輪功修煉者らは善良でかつ真面目なので、みんな簡単に仕事が見つかりました。自営業の修煉者は普遍的に良く営業できています。

  なぜ以上のような鮮明なコントラストが見られたのでしょうか。正邪、善悪の前で彼らの選択を見てみれば、そのわけが分かるはずです。かつて暴威をふるっていた共産党の高官、薄熙来、王立軍、周永康、江沢民、羅干及び彼らの追随者は、30カ国で告訴されたり、失脚したり、不自然な死に方をしました。610弁公室職の仕事は「死亡職」と言われています。

 この点から見ると、誰もが最も基本的な善悪の基準によって物事を判断し、良識ある選択をするべきです。現在の中国では、人々は生死存亡に関わる大きな選択に直面しています。誰であろうと、例え法輪功修煉者への迫害に参与したことがあっても、悪事を度重ねてきた中国共産党が神様に消滅される前、中国共産党を脱党することは明るい未来を選ぶことです。さもなければ、神様に淘汰されるでしょう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/14/293421.html)
 
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