真相を伝える際は内に向けて探し、人心を取り除かなければならない
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年7月14日】今日は土曜日です。天気が非常に良く、私は外に出かけ真相資料を配ってきました。その過程で下記のような出来事を経験し、心性を高めることと衆生を救う効果との間の関連性について深い認識を得ました。事の次第はこのようでした。

 午後4時、私は師父の説法録音を聞き終え、発正念をし、神韻DVDと真相資料を持って街に出かけました。私は歩きながら往来の人々に順調に資料を配り、人々は喜んで受け取り、時には「ありがとう!」と言ってくれる人もいました。私はウキウキした気持ちを感じました。ある公園に着いた時、私の手元に2枚のDVDが残っていました。ちょうど向かいに2人の女の子が見えたので、私は声をかけました。2人が中学生だと知り、私は彼女たちに言いました。「ここに神韻公演のDVDがあります。非常に良いものです。中国の5千年の伝統文化を演じ、中には古典舞踊や民族舞踊があって、世界第一のショーだと言われています」。そのうちの1人の女の子がDVDを受け取り、真面目にカバーの内容を見始めました。私はもう1人の女の子にも薦めると、彼女も受け取って、ショーはどこで見られるのと聞いてきました。私は答えました。「今、国内では見られません。DVDでしか見られないのです。持ち帰って楽しんで見てください」。そう言って私は帰りました。

 そう遠くまで歩いていないうちに、私は習慣的に振り向いてみました。二番目にDVDを受け取った女の子は、ゴミ箱の方から今まで座っていた場所に戻る途中でした。私ははっとなって、もしかして彼女はDVDを捨てました? と思いました。そう思って私はゴミ箱の方へ歩いていき、中を見て見ると、やはり中には二枚のDVDがありました。しかもその上に二つの空になったペットボトルもありました。

 私はDVDを拾い、綺麗にふき取ってから悲しみを感じました。そして憤りと怨みも感じ、責める口調で彼女たちに言いました。「こんなに貴重なDVDは簡単に買えませんよ。無料で差し上げても大事にせず、これを捨てるのは業を作ることですよ」。彼女たちは、「いいえ、捨てていませんよ。ここにあるよ」と答えながら、鞄の中を探す振りをしました。しばらくして、「ごめんなさい」と言ってDVDを捨てたのを認めました。

 私は感慨深く言いました。「DVDを見る前に捨ててしまうのはどれだけもったいないことでしょう。必要じゃないならば、私に返せばいいのではありませんか。これは誰でも見られるものではなく、受け取れるのは縁です。見て分かれば救われます」。女の子は「どうやって救われるの?」と聞きました。先ほど私がゴミ箱からDVDを拾ったところを見られており、更に周辺に多くの人がいたため、私はここでうまく真相を伝えられなければ、トラブルを引き起こすことを懸念し、彼女たちにこう言いました。「一言では説明できません。見れば分かります。チャンスを逃してはいけません」。そう言って、私はDVDを横にいる他の人に渡しました。一人は受け取らず、もう一人は一旦受け取ったものの、少し見てから私に返しました。仕方なく、私は前進するしかありませんでした。しばらく歩いてから、携帯で遊んでいる女の子が見え、私は彼女に声を掛け、DVDを渡そうとした瞬間、彼女は立ち上がって歩き去りました。

 この時、私は悲しくてなりませんでした。常人の心に動かされ、資料を配る最初の喜びとやる気が消えました。最後に、私は暗い気持ちで家に戻りました。

 家についてから、私は非常に悲しく感じ、繰り返し先の出来事を考え、そこから自分の色々な良くない心が見えました。歓喜心、結果を求める心、怨む心、恐れる心などなど、真相資料を配ればそれで終わりだと思っていました。

 この件を通じて、私はもっと深く考えてみました。普段、私は真相資料を配る際、友人や親せき、同級生や知り合いに偶然に会います。メンツの関係で彼らは一旦私から資料を受け取り、帰ってから見ますと言いますが、しかし後日の彼らとの会話から見ると、彼らの大法に対する認識は変わっておらず、言動から滲み出るのは依然として邪党から教え込まれたその通りです。真相を伝える際、私は「情」を放下できず、正念も足りないので、衆生を救いことに損失をもたらしました。

 師父の説法から私が悟ったのは、衆生を救うのは大変難しいことで、人心が少しも混じり込んではいけません。慈悲と純粋な心をもって、初めて良い結果を作り出せます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/12/294594.html)
 
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