哲学の副教授「私は幸せな大法弟子」(二)
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 【明慧日本2014年8月20日】(前の文へ

 二、電話で人々を救う

 私は一人でアメリカに来ました。来る前は、海外に行ったら迫害の心配もなく、自分のやるべきことができるから非常に良いと思っていました。しかし、アメリカに来てみると完全に自分の想像とは異なりました。字が読めず、会話ができないので、まるで目も口も使えない人になってしまいました。車の運転もできないので、同修がいないとどこへも行けません。多くの困難に直面し、どのように法を実証するのかと焦り始めました。しかし、道は狭いが必ず歩む道はあると思いました。

 アメリカに来てから、すぐにニューヨーク法会がありました。修煉してから17年目にして、初めて師父にお会いできました。その感動は言葉には表現できません。法会が終わった後、中国本土に真相を伝える電話をかけるチームの交流を聞き、これが私が海外で歩む修煉の道だと嬉しく思いました。

 パソコンに詳しくない私が、一つ一つの困難を克服して、ついに手動でソフトをインストールすることが出来ました。私は姪(同修)の家に泊まっていて、夜に大声で話すと彼女たちに迷惑がかかるので、私は中国の公安、検察、裁判所、刑務所、洗脳班などの機関に録音を流しました。同修たちの作成した録音の震撼力は大きかったです。特に臓器狩りの証人の証言、法輪功迫害追跡調査国際組織の調査報告などは邪悪を大きく震撼させました。私は電話をかける回数が多くなり、経験も豊富になってきました。積極的に同修と協力して問題を解決し、チームの責任者になりました。邪悪が根絶されない限り、電話は止まることはありません。

 電話をかける過程でも様々な妨害がありました。私はこれらの妨害に心が動じず、かつてない最悪の悪行、臓器狩りを全世界に暴露するのです。これは人類の道徳基準の限界を超えた行為で、必ず制止すべきです。人々に中国共産党の本質は邪で、これと決別しないと未来がないことを知らせています。中国共産党に騙された人々を救うことが目的で、法輪功の迫害に加担した警官たちも救うべきだと思います。世の人々は、思い切って天上の戒律を犯してまで下りてきたと師父がおっしゃっているので、救わないわけにはいきません。師父の教えでは私たちは一つに溶け合わないといけません。大法のプロジェクトで重要なのは協調で、協調する中で各種の執着心を捨てることができ、捨ててから向上ができるのです。チーム内の同修は黙々と貢献し、私は知らず知らずのうちにこの全体に溶け込みました。

 三、観光スポットで真相を伝える

 師父は『二〇一三年米国西部国際法会での説法』で観光スポットで真相を伝えることの重要性について説かれました。私たちはすぐ行わなければなりません。それで、私と同修は観光スポットに行くことを決めました。観光スポットは住んでいるところから離れており、平日は車を持っている同修は仕事があるので、バスで行くしかありません。

 字が読めず、会話ができず、地図を見ても分かりません。バスで行くには数回乗り換えないと行けないし、あるバスは1時間に一回しか運行しません。車で行けば30分の距離なのに、バスだと片道3時間かかります。でも私は行かないといけないと思いました。同修がバスの運行時間と地図の見方を教えてくれましたが、他にも多くの不便がありました。なぜ中国人が多くいるところに住まないのか? 自分の修煉の道を歩みださないといけないと思いました。それで、私は姪のところから、一人でサンフランシスコに引越しました。

 同修の協力のもと、私はすぐ新しい街の交通に慣れました。交通も便利で、中国人も多いところでした。修煉者としての自覚を持って、やるべきことをやれば通れない道はありません。依頼心を捨て切らないと、自分の修煉の道を歩み出せません。自分がやるべきことをやらないことは、修煉していないことに等しいのです。「做すところ到るは是れ修なり」です。

 現在、グループ学法に行くときも、観光スポットに行くときも同修の手伝いが要らず、私一人で行きます。白い目で見られても、あざ笑いに直面しても、人を救う心をもって、彼らに迫害の真相の録音を流し、チラシを配っています。耳を傾ける人にはさらに詳しく話し、聞かない人には、発正念をして背後の邪悪な要素を取り除いてます。できることを行い、結果には心が動じません。ある観光客が「あなた達はどんないいものをもらってるんですか?」と聞いてきて、「私たちは何ももらっていません。ただあなたを救うだけです」と答えました。短い接触でも、私は笑顔と慈悲を相手に残し、彼が救われる土台を作ってあげたいと思いました。

 海外では中国人以外に、西洋の人たちも救わないといけません。言葉は通じませんが、人の本質は善良で同じです。責任者は私たちをつれて遠いところにまで臓器狩りを制止する署名活動に行きました。遠いところは、神韻を見る機会もなかなか無いので、そこの人たちも救わないといけないと話しました。スーパーの前で、50歳近くの白人の男性を見かけ、彼に近づき事前に書いておいた「中国で起きている臓器狩りを制止することを声援してください」の紙を彼に見せました。彼は私に対して色々話してきましたが、私は全然聞き取れませんでした。彼は署名をしてから、90度のお辞儀をしてきました。私は自分ができる英語でありがとうございますと話しました。おそらく、彼らの分かっている一面が、大法にお礼をしたのでしょう。いずれにせよ、この人は救われ、私たちの行いも認められていることになります。

 私は天目から何も見えず、異なる空間については見たこともありませんが、大法の素晴らしさは経験してきました。私たちは巨難の中でどのように歩んできたのですか。家族の破綻まで経験しても諦めなかったのは、師父が私たちを保護して下さり、私たちはすでに大法の中にいる生命だからです。私たちの本質は宇宙の特性、真善忍と融け合うことができ、それで私たちは、無神論から有心論、できないことからできるようになりました。

 師父ご安心ください。私たちは自分が法の中に溶け込んでいる生命だと分かっています。師父がおっしゃっている法のとおりに行い、多くの衆生を救います。修煉の体験が多すぎて、数日間書き続けても書き終えられません。間違っている部分は同修の慈悲なるご指摘お願いします。

 師父ありがとうございます。同修の皆さん有難うございます。

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/10/295796.html)
 
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