留置場で真相を伝える
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文/中国・湖南省の大法弟子

 【明慧日本2014年8月26日】私は軍隊の中佐で、軍医でした。軍隊を退役してから、県立の病気予防センターで仕事をしていました。私は外来診察を利用して、患者とその家族達に大法真相を伝えました。中国共産党が法輪功を迫害してから、私もたびたび迫害を受け、最後に県の留置場に招聘され、監獄医になりました。

 刑務所での仕事は、幾重にも重なる鉄の扉、至る所にある監視カメラという環境です。私はいつでも自分が修煉者であることをしっかりと心に刻み、働く場所が真相を伝える場所だと決意しました。私は仕事の機会を利用して、この特殊な場所で冷静かつ理性的に真相を伝え、三退を勧め、一部の警官と囚人に真相を知ってもらい、三退をさせました。

 ある警官に法輪功が迫害される真相を伝え、三退を勧めました。彼は信じられないと言い、しかも給料を払ってくれる人しか信用しないと言いました。このように、彼に対する真相伝えは中断してしまいました。私は心を静めて考えて、やはり相手の心をしっかり掴んでいない事を反省しました。共産党をこれほど深く迷信している彼を見て、この生命を助けるため、私は繰り返し何度も彼に真相を話し、『中国共産党についての九つの評論』と大法の資料を彼に送りました。彼にすばらしい未来を選択してほしいと願っています。

 ある日、数人の警官は国家副主席の候補者について話していました。私は「皆さんの推測は違っています、○○○が国家副主席に当選するでしょう」と言いました。しかし、彼らは「ありえません。この人は政治局常務委員ではないから、国家副主席になるわけがありません、あり得ません」と言いました。しかし、実際の結果は私の推測が正しいと証明してくれました。それで、同僚もその警官も私に聞きに来て、「あなたはどうしてこんなに正確に当てられるのですか?」と言いました。私は「私が当てたのではありません。世界はどこも民主主義に向かって前進しているにもかかわらず、中国共産党は未だに独裁をやって、国民に選挙権も与えず、人権も守られていません。権力は僅かの人の手に握られ、彼らは思うままに人を殺害し、人を迫害しています。今回のことは最も良い説明ではないでしょうか? 今、全世界では『天は中共を消滅する』と言っており、党、団、隊を脱退して初めて命が助かり、平安が守られると言われています。あなた達は自分の平安を守ろうとしないのですか。中国共産党の副葬品になりますか? 共産党の邪悪さは誰もが見ています。中国共産党はいつ解体してもおかしくありません。自分は平安を選びましょう。党員を退きましょう」と言いました。彼はそれを聞いた後、あっさりと三退を承諾して、そして彼の代わりに大紀元で三退の手続きをしてほしいと言いました。

 普段、私は監房で囚人達に大法のすばらしさを話し、また彼らに「真善忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」という言葉をしっかり覚えるように教えています。多くの囚人は法輪功修煉者が良い人で、共産党が一番悪いと分かり、真相を知っていれば、囚人のほとんどは三退を選択します。

 ある家族5人は当局の強制立ち退きに抵抗したため、3人が私の担当する留置場に拘置され、もう2人は県の他の留置場に拘置されました。その中の一人の女性は血圧が高かったため、心臓病の発作が起き、医務室で治療を受けました。私はこの機会を利用して彼女に真相を話しました。ある日、彼女は「あなたが言ったことを信じます。昔、私は法輪功が政府を敵視していると思っていました。しかし、あなたの話を聞いて、私は共産党の邪悪さと暗黒さをすっかり分かりました」と言いました。私は「あなたは分かるだけではまだ足りません。今、至る所で、天が中国共産党を消滅すると言っています。共産党の関連組織、団、隊から離脱してはじめて平安が守られます。あなたは心から党、団、隊という邪教組織から脱退すれば、神はあなた達を守ってくださいます。大紀元の脱党ウェブサイトで声明をすれば良いわけです」と言いました。彼女は「分かりました。誰がこの邪教組織を要るものですか。もう決まりました。私の旦那、息子も少年先鋒隊に入っているので、脱退させてください、私と2人の娘は共産党のいかなる組織に参加していません」と言いました。私が「彼ら本人が態度を表明しなければなりませんよ」と言うと、彼女は「私はすべて決められますから」と言いました。それから、私は彼女の夫と息子さんにも真相を話し、2人とも少年先鋒隊から退きました。彼らが出所した後、彼らは自ら友人に『共産党についての九つの評論』のDVDを送り、三退を勧め、彼らの親戚や友人にも真相を知ってもらい、合せて数十人も三退をさせました。

 留置場は特殊な場所で、様々な人を拘禁しており、幹部もいれば庶民もいます。ある時、留置場に他の県の交通局長が拘禁されていました。私は彼に天安門の焼身自殺事件を話し、生きた法輪功修煉者から臓器が摘出されたこと、『中国共産党についての九つの評論』について話をしました。最後、彼に早く三退してほしいと勧めました。彼はどうすれば退く事が出来るかと聞き、私は「大紀元脱党ウェブサイトで声明を発表すればいいです」と教えました。彼は「私は断固として脱退します。あなたは私の代わりに大紀元脱党サイトで退くようにしてください! 党、団、隊には私はすべて加入しました。すべて脱退します。家に帰ったら、私は必ず家族にも、この邪教組織から退出させるようにします」と言いました。その後彼は私に、他の大法弟子からも天安門焼身自殺の話、生きたまま臓器摘出した話を聞いたことがあると言いました。しかし、当時、彼はまったくそれを信用しようとせず、共産党がそれほど悪いと思わなかったそうです。あの頃、順風満帆だった彼はまったく真相を聞き入れませんでした。今、再び法輪功の真相を耳にして、彼はやっと大法弟子がなぜ真相を伝えるかをよく理解できるようになったと言いました。

 多くの囚人は真相が分かって三退し、またほとんどの人は出所したら、いい人になり、再び悪い事をしないと表明しています。法律は人を管理しますが、しかし人に見られていない時、やはり悪い事をします。本当に真・善・忍を分かった時だけ、人は本当のいい人になれるのです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/15/295781.html)
 
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