無条件で協力し 着実に手配された仕事を完成する
■ 印刷版
 

文/ドイツの法輪功修煉者

 【明慧日本2014年9月25日】私は一人の翻訳者として、明慧チームの一員であり、つまりチェーンの一つの輪でもあります。もし一人一人が手配された仕事を順調に行えれば、時間も合理的にうまく使えるし、必ずよい結果が出ることでしょう。自分が全体の一部の責任を背負っているという認識が私を前へ進ませ、一周一周、年をおって、緩まずに頑張り続けてきました。最近、9ページの法律文書を翻訳する必要があり、私にとって、これは乗り越えなければならない難関でした。

 通常どんな文書を配分されるかはあまり気にしないのですが、今回に限って色々な考えが浮かんできて、一つを滅したらまた新たに出てきました。文書自身はとても深く、翻訳がなかなか進みません。これによって私の心は穏やかでいられなくなり、このことに費やしたたくさんの時間をもっとうまく使えばいいのにと思いました。

 文書の内容もかなり退屈でした。「このような内容は誰が読むのか?」との思いも出てきて、試しに協調人に、1ページ目の紹介の部分だけを翻訳して、後は「完全な英語法律文書はこちらをご覧ください」とページのリンクを貼り付けておけばいいのではないかと提案しました。もし自分の出発点が正しければ、解決方法の一つに違いありません。しかし、自分がどんな何の目的で提案したのかを内に向けて探してみました。答えは安逸のためで、基点に安逸心があったから、言い訳したくなったと分かりました。

 次にまた、あまり頑張らなくてもいいという一念が生じてきました。、私が翻訳したものを法律の分かる同修に後でチェックしてもらうと事前に教えてくれたからです。それで、法律用語にあまりこだわらなくても大丈夫と思いました。「法律の分かる同修に少し仕事を与えても大丈夫でしょう。大部分の仕事は私がやっておいたから」と思いました。しかし直ちに師父がかつて私たちに、自分の仕事をよく行わなければならないと説いた理を思い出して、決して自分がやるべき仕事を他人に任せてはいけないと考えを直しました。

 自分の考えがすべて大法に符号していないと意識した時、それゆえ私は、文句なしで続けて翻訳していくと決意して、無条件で協力しなければならないと思いました。安逸心に従わないと決めた途端、私の心も穏やかになって、通常通りに翻訳できるようになりました。

 師父は「無条件に実行する、私の言ったことが分かったでしょうか? 多くの場合、議論して決着がつかないとき、最高責任者がいったん結論を出したなら、それに従います。場合によって多くのことに関して、皆さんと相談する必要がなく、直接指示し、皆さんはそれを実行します。なぜでしょうか? 今まで多くのことについて議論が行われましたが、私がこれについて何も言わなかったのは、私は意識的に皆さんに自分の考えを持ち、自分の道を成就させるよう皆さんを鍛えたかったからです。今、この時間はすでに十分長く、現れるべきことも全部現れ、その状態も過ぎ去るべきです。」[1]と説かれました。

 この件を通じて、師父が要求された「無条件」の協力を、更にはっきり分かるようになりました。それは良し悪しを問わずに従うのではなく、自らの私心を取り除くことだと理解しました。かつて、なぜ毎日翻訳を堅持し続けたのに対し、同じ気力で毎日煉功できないのか、なぜ前者に対して自分を克服できるのに、後者に対してできないかを考えたことがありました。思いついた理由を別にして、根本的な問題はやはり安逸心でした。自分が翻訳の仕事においてできるなら、煉功も同じくできるのは当然なことでしょう! 自我を克服することはこんなにも難しく、客観的に考えれば本当におかしなことです。明慧チームにおける同修の責任感は、一回一回、私を助け安逸を求める思いを克服させてくれました。

 数週間前から、功を学びたい人たちの需要に応えて、私が住んでいる町で煉功点を設置して、一週間に3、4回の集団煉功活動が始まり、公園で動功を行うようになりました。これは私にとってチャンスなので、毎日の集団煉功に参加して、最終的に同修たちの助けの下で煉功を堅持することができるようになりました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『各地での説法十』「更なる精進を」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/19/297924.html)
 
関連文章