法を暗記することで内に向けて探すことができた
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年10月7日】私は1999年より前に法輪大法を学び始めました。2008年までは、毎日『轉法輪』を二講以上読んでいました。

 しかし、私は学法する時、考えが集中できず、いつもあれこれ考えてしまい、法が心の中に入りませんでした。時に何を読んだかすら分かりなくなりました。だから、何かに遭うたび自分の内に向かって探すことができず、他人の良くないところを探しており、相手に何も言い返さなくても、心の中では納得できていませんでした。

 2008年から、同修に啓発され、私は学法の時、法を暗記することにしました。法を暗記することで自分の心を静めることができます。他の事を考えると暗記できないからです。法を暗記すると、法を心の中に入れるので、学法の効果がとても良く、何かトラブルなどがあったら自分を探すことができます。他人に不満を持つ心、軽蔑する心など、自分の本質的な執着心を見つけることができるのです。以前は同修とトラブルがあると、いつも私は相手に対してよくない言葉を口にしていました。しかし、法を暗記するようにしてからは、トラブルが発生して、私の口から他人を刺激する言葉や良くない言葉が出ようとする時、私は師父が『轉法輪』の中で説かれた次の説法を思い出します。「われわれ煉功者においては、トラブルが突然現われることがあります。その時、どのように対処すればよいでしょうか? 平素から慈悲に満ちた、和やかな心を保っていれば、問題が起きた時には、一息おいて余裕をもって、適切にその問題に対処することができるのです」。すると心が直ちに冷静になって、この心の関も乗り越えやすくなるのです。

 私は、法を暗記する時は、一段落ごとに暗記しており、ある段落が暗記できたら、次の段落へと覚えていき、前の段落と繋げて暗記していません。この方法で学法すると法が心の中に入り、大法が私の思想業と執着を消去して下さいます。

 私は暗記する時、まず一回通読して、それから暗記し始めます。暗記して学法するのと通読して学法するのと比べてみると、通読した方は読んでいないかのようで、暗記した方が印象が深いのです。

 法を暗記したこの数年間で、私がこれまで気づいていなかった執着が、法を暗記する時に現れてきました。例えば、私の孫が今年大学に合格した時、ある心が突然頭に現われてきました。これで彼女はおばあさんの家(婿の実家)によく行くようになり、そして我が家に来る時間が少なくなってしまうだろうと。以前はこのような考えが現われても、私は執着とは思わず気にしていませんでした。しかし「嫉妬心」の部分を暗記している時に、すぐに私は、この執着心が嫉妬心だと意識できました。法を暗記する以前は、私は全く意識していませんでした。どんなに危険な事でしょう!

 師父は『轉法輪』の中で次のように説かれています。「嫉妬心という問題はかなり重大です。なぜならそれは、われわれが修煉して圓満成就できるかどうかという問題に直接かかわってくるからです。嫉妬心を無くさなければ、人の修煉した一切の心が脆弱なものになります。ここには一つの決まりがあります。すなわち人間は修煉の中で、嫉妬心を無くさなければ正果を得られないもので、そうしなければ絶対に正果を得ることはできないのです」

 また、警官が家へ妨害に来たと同修が話すと、私はいつも闘争心から、常人の方法を提案して、同修に警官とどうやって戦い、争うかを同修に教えて、法に基づいてトラブルを認識することを考えておらず、彼らに善意をもって慈悲の心で対処することはありませんでした。しかし、法を暗記してからは、これらの問題を私はほぼ解決しました。これらの執着心が出てきたら、大体これは大法弟子の行いではないと意識できるようになりました。私はすばやく冷静になって、よく行うことができました。法を暗記することによって、トラブルに遭った時、それを解決する法が頭に現われてきて、そのトラブルを解決でき、関を乗り越えられます。

 以上は、法を暗記する時に得られた効果であり、私は、とても良いと感じています。今たくさんの同修が法を暗記しています。まだ法の暗記をしていない同修は試してみてはいかがでしょうか? 師が法を正すことを更によく手伝い、三つのことを更によく行い、よりよく衆生を救い済度できるよう、共にたくさん学法して、着実に学法しましょう!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/17/297834.html)
 
関連文章