遼寧省本渓市の病院内で学習者・宋月剛さんを裁判に
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 【明慧日本2017年1月17日】遼寧省本渓市の渓湖裁判所は、先月22日午前、病院で法輪功学習者・宋月剛さん(36歳男性)に不当な裁判を行った。病室は法廷となり、宋さんは警官にベッドに押さえ付けられた状態で開廷された。

 開廷の間、看護師は宋さんに健康診断をしたところ、血圧は157-116、血糖値は95.3mg/dLだった。弁護士は宋さんの状態を心配して、できる限り弁護の時間を短縮し、裁判官などに道理を説いた。

 宋さんは最後まで押さえ付けられた状態で、関係者も早々に裁判を終わらせた。

 法廷では、宋さんの自宅から押収した現金のうち、4666元の紙幣に法輪功の文言が書かれていることや、宋さんが江沢民を告訴したとの理由で、宋さんを起訴した。しかし、いわゆる資料の中に、明らかにねつ造された箇所があった。

 宋さんはかつて2000年11月に不当に連行され、市労働教養所で拷問を受けたことがある。その期間中、副所長に電気棒で殴られ、両手を後ろに枷を掛けられて刑務所に28日間拘禁され、さらに両手、両足を引っ張り上げられ、身体が宙に浮く状態で半月もそのまま放置された。その結果、宋さんは全身傷だらけになり、苦痛で、顔も変形してしまった。2002年、宋さんは再び法輪功の資料を配布したとの理由で懲役8年の不当な判決を宣告された。その期間、残酷な迫害を受け、ひどい肺病を患い、重体に陥った。

 昨年6月28日早朝5時過ぎ、宋さんが家から出かけたとたん、妻の王偉さんは宋さんの助けを求める声が聞こえた。7、8人の警官らは宋さんを地面に押さえ付け、宋さんが「法輪大法は素晴らしい!」と叫んでいる現場を王さんは目撃した。王さんは急いで家に戻り、内側から鍵を掛けた。しばらくすると、警官らはノックしたが、王さんはドアを開けずにいたが、昼の11時半ごろ、警官ら20人あまりが来たので、ようやく撤回したという。

 宋さんは連行され、現金9000元(およそ15万円)も押収された。当時、妻は妊娠し、29日に15カ月の長女を抱きながら、姑(当時腕が骨折)、義姉を連れて派出所を訪ね、宋さんの解放を求めた。王さんは自分が妊娠しているため仕事が出来ず、家には歳とった姑もいて、宋さんが家族の唯一の労働力という状況を説明したにも関わらず、警官にまた派出所にやって来れば、今度こそ全員を逮捕するぞと言いふらされた。

 情報筋によると、6月28日、遼寧省政法委員会(610弁公室を直轄する組織)は各市・県の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、公安を操り、省内の法輪功学習者100人以上を連行した。本渓市においては、ほとんどの学習者は自宅で身柄を拘束されたり、あるいは家の出口付近で警官に見張られていたという。

 宋さんは市留置場に連行され、7月22日に逮捕状を発付された。11月17日、宋さんの弁護士は留置場を訪ね、面会に行った時、宋さんは金山病院にいると言われた。宋さんは弁護士に自分は罪を犯していないので、断食でこの迫害を抗議している、また娘やもう時期出産する妻や病弱の親への心配を語った。

 市渓湖区裁判所は11月22日に、宋さんの裁判を開廷する予定だったが、その後29日に延期された。

 12月1日、渓湖区裁判所は弁護士に知らせないまま、宋さんの裁判を秘密裏に開廷しようとした。宋さんは自分の弁護士が来ていないことを知って、出廷を断った。

 12月13日午前、当裁判所は再び開廷しようとした。当時、宋さんは足枷を掛けられ、警官2人に支えられながら出廷した。宋さんはやせこけて顔面蒼白で見る影もなかった。

 弁護士は宋さんがすでに34日間断食し、身体が極めて衰弱おり、出廷に向いていないと開廷時期を延ばすようにと求めたが、却下された。しかし、宋さんは法廷で急にショック状態に陥り、裁判はやむを得ず休廷になった。弁護士はただちに書面で一時出所の申請を出し、裁判官は検討すると返事した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/29/339678.html)
 
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