師父は私の命を救い、もう一度下さった!
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 【明慧日本2017年2月4日】息子は掘削機の運転士です。2008年仲春(ちゅうしゅん・陰暦では二月)のある日の夜明けごろ、彼の社長から「現場では崩壊事故が発生したので、早く救援に来てほしい」という急ぎの電話が入りました。息子は寝ぼけ眼のまま、歯を磨かず顔も洗わずに、あわてて自転車に乗って走り出しました。夜明けのため、歩行者が少なく、息子は交通信号を気にせずに自転車を漕いで、ある丁字路を通過しようとしたとき、横の脇道から出てきたごみ収集のトラックに跳ねられました。

 息子は十数メートル先まで跳ね飛ばされて、自転車も著しく変形し壊れました。トラックの運転手はショックのあまり運転席に座ったまま怯えていて、降りて見に行く勇気がありませんでした。通行人は運転手に「人は恐らく死んだだろうから、早く家に帰って持っている物を全部売り捌(さば)いて賠償金を用意した方がいい。そうしなければ刑務所に入ることは避けられない」と言いました。

 しかし、しばらくすると息子は立ち上がって、最初は痛みで眉を顰(しか)めたり、びっこを引いたりしていましたが、次第に普通に歩けるようになりました。走ってきた交通警察官は「大丈夫か?」と聞くと、息子は「大丈夫です」と答えました。交通警察官はトラックの運転手に「早く降りて相手を病院に連れて行き、検査を受けるように」と指示しました。

 そのとき、群がって来た通行人たちに尋ねられた息子は、トラックの方へ歩きながら「私は、大丈夫だから」と答えました。

 交通警察官は厳しい表情で息子と運転手に「さぁ、これから一緒に病院に行って検査をするように」と言われたので、息子は警察官に「いいえ、本当に大丈夫ですから」と断りました。

 交通警察官は驚きを隠さず、不思議そうに「あの衝撃でお前、馬鹿になったのか?」と聞きました。息子は頭を横に振りながら「いいえ、本当に大丈夫ですから、大丈夫ですから」と答えました。交通警察官は安心するどころか、さらに目を大きくして息子をまじまじと見つめました。

 息子はとても誇らしげに首にかけていたペンダントを取り出して「私はこのお守りをいつも身につけています。『法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!』と書かれているお守りです。これがあれば保護されるので、本当に大丈夫です」と言いました。

 傍観者たちは驚きながら「あなたは法輪功を修煉してるのか?」と聞かれ「いいえ、母が修煉者で、私は修煉していませんが、私は大法を信じ、支持しています」と息子は答えました。

 交通警察官は息子の肩を叩きながら「本当に大丈夫か?!」と尋ね、息子は頷いて「はい、大丈夫です」と答えました。交通警察官は感心し「これはすごい!」と言って「法輪功、法輪功、法輪功ってこんなに良いものなのか」と呟きました。

 ゴミ収集車のトラック運転手はやっと我に返って、息子と交通警察官に度々お辞儀をしながら「私はまさに生き佛に会った。法輪功のおかげで助かった」と喜びました。

 その場にいた人々は「法輪功はすごいね」と小声で言いながら皆驚嘆しました。交通警察官も「法輪功は素晴らしいなあ」と言うと息子は大声で「法輪功は素晴らしいです!」と皆に向かって言いました。

 息子の声に従い、人々も口々に「法輪功は素晴らしい!」と言いました。そのとき、1台のタクシーが止まり、ドライバーは状況を見ようと車の窓から頭を出しました。息子はタクシーのドアーを開けて、振り向いて手を振りながら「皆さん、さようなら。これから事故現場の救援に行ってきます」と交通警察官と皆に別れの挨拶をしました。

 夜、帰ってきた息子は朝の交通事故のことを私に詳しく説明し、最後に「母さん、大法の師父は私の命を救い、もう一度下さった」と言って、師父に深く感謝しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/22/329166.html)
 
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