スパイの問題について再び考える
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2017年3月16日】中国共産党(以下・中共)による法輪功への迫害が失敗の結末に向かう中で、中共のために働いてきたスパイたちも悪の報いを受ける運命から逃げられなくなりました。では、一体どんな人たちがこの汚い役を演じてきたのでしょうか?

 中共による大法への迫害が始まった1999年来、あるいはその前の1996年から、法輪功の情報を得るために、中共はあらゆるスパイの手腕を使ってきました。大法弟子全員が中共の情報収集の対象者になる可能性があります。中国大陸であれば、意のままに大量の大法弟子の通信記録を掌握することができます。修煉者の人数が比較的少ない国外においては、電話の盗聴が恐らく中共の情報収集の主な手段になります。電話の中で何でも話さないようにする以外に、国外においては、確かに中共に情報を提供している人がいます。

 一、帰国すれば中共に狙われる

 国外にいる大法弟子は、たとえ中共に名前を知られても、直接やられる可能性は低いのです。なぜなら、中共がもし当該大法弟子に脅迫状を出したり、電話をかけたり、あるいは人を通じて伝言を伝えれば、直接被告として法廷に訴えられ、上記のすべてがその犯罪の証拠になります。そのため、中共は力が及ばないことで一旦迫害を断念するでしょう。しかし、その継続した情報収集や、迫害は止むことはありません。こうして見れば、国外で比較的頻繁に大法弟子の活動に参加している大法弟子の通信情報は、知らないうちに中共に集められていることでしょう。

 多くの修煉者はこう考えるでしょう。「これらの情報が何の役に立ちますか? 中共は何の動きも取っていないではありませんか?」。しかし、これらの情報は中共の次の策略や行動、今後に行う迫害には役に立ちます。たとえば、当該大法弟子が一旦帰国し、中共の管轄下に入れば、それらの情報は役に立つのではありませんか? 中共は簡単にあなたを監視し、連行し、直接税関で拘留することができます。そして、掌握しているすべての情報を利用して、あなたにあらゆる脅しや利益の誘惑を行い、あなたに修煉を諦めさせ、かれらのスパイになるように仕向けます。国外での法制上の保障を失ったあなたは訴える場がなく、海外の国に戻って訴えても、その政府も考証することができないでしょう。たとえ実証を掴んだとしても、中国まで逮捕しに行くことはありえません。たとえ中国に逮捕しに行ったとしても、中共は恐らく嘘でごまかすでしょう。たとえあなたが逮捕されなかったとしても、師父の話を聞かなかったあなたは、自分が中共に情報を提供しなかったこと、他の大法弟子への迫害に加担しなかったことをどのように立証できますか?

 海外での各地の説法の中で、師父は海外にいる大法弟子が帰国しないよう明確に言及されています。しかし、人心のある一部の大法弟子は師父の法を無視して、自分の人間の願望を最優先し、よく親族訪問や用事を処理する理由で帰国しています。

 精進していない大法弟子がいれば、衆生を救うプロジェクトにおいて怠惰になっている人もいます。しかもそのような人達を、中共は迫害しようとずっと狙っています。

 中共はおそらく、海外にいるすべての大法弟子の情況を知って集めないことはありえないと思います。十数年が経った今、中共は海外のすべての情況を把握しており、絶えず情報を更新しています。

 二、海外に出てきたタイミング

 確かに、2005年以後に海外に出た同修の中に、多くのスパイが雑じり込みました。これは中共が一貫して利用している手段に符合します。しかし、後期に出てきた人たちを強調するあまり、もう一部の人たちが漏れてしまう可能性があります。それは中共がもっとも興味を持つ人たちで、早期に国を出て、協調人を務めている人たちです。

 中共の手腕を熟知している人なら分かると思いますが、中共は絶対に海外にいる大法弟子、そして師父の身辺にいる大法弟子に対する迫害を諦めません。忘れてはいけませんが、大法弟子の家族、親友はみな中共の手中にいます。迫害の当初、海外にいる多くの大法弟子は国内の身内に絶えず修煉を諦めるよう迫られました。一部の修煉者の家族は以前は修煉者でしたが、国内で迫害を受けた後にスパイになって、親族訪問の名目で海外に出て行き、自分がまだ修煉者だと言っています。とにかく、中共のスパイは迫害を加える手段を改めることは永遠にありません。

 中共が家族への迫害を持ち出して脅してきたとき、恐れる心や家族への執着によって情報を提供した大法弟子はいませんか? 恐らくいるでしょう。もしいるならば、どんな人たちが最もスパイとして狙われやすいのでしょうか? まさに私たちの責任者や協調人、特に師父の身辺にいる人たちです。もしかして、あなたの1本の電話によって師父の行方が暴露され、あなたはユダになってしまいます。中共に弱みを掴まれて、自由自在に操られている人たちは言うまでもありません。彼らは自分や家族の利益を得るために同修を中共に売ったとあなたに教えますか? 彼らは自分の家族への執着が重すぎて、いまだに放下できないとあなたは認めますか? するかも知れないし、しないかもしれません。実質、一部の人は聞かれても認めないのではありませんか? それは彼らの心性の位置の表れです。

 昨年10月の法会の際、師父を暗殺しようとした人がいました。これは絶対に、私たちの誰にも知られていない人が、法会の現場に混じりこんで暗殺を試みたという簡単なことではありません。米国内でこのような事をやることができるのは、中共がいまだに人を買収することができ、甚だしきに至っては以前明慧ネットで言及されたように、スパイはすべて一つの勢力になったとしか言いようがありません。法会に関連するすべての段階において理性的かつ厳格な審査が必要で、包括すべきは、修煉者の名簿を提出する人、修煉者の名簿を審査する人、現場で人員の出入りを検査する保安員、普段の修煉者間の通信、プロジェクトの中で出身や背景の安全性における要求などが必要となります。

 大法と同修のことを考慮し、個人の考えを書き出しました。適切でない部分があればご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/12/342983.html)
 
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