【明慧日本2017年8月10日】(台湾台北=明慧記者 夏昀、孫柏)全台湾、および金門、澎湖などの離島などから先月29日、30日に、200人以上の法輪功の地区単位のボランティア指導員が、台北剣潭青年活動センターに集まり、年に一度の学法交流が行われた。台湾各地の学習者のために、熱心に無料で奉仕しているこれらの地区の輔導員たちは、ぐるっと取り囲んでしっかりと学法し、心性を向上させ、はっきりと真相を伝え、全体で協調するなどの方面においても充分に交流した。
修煉中にトラブルや試練に遭った時、どのように法理の中で認識し心性を向上させたのかを皆で分かち合い、どのように困難を突破して、全体のためにさらによい学法や煉功の環境を作り出し、より多くの人に法輪功の真相をわからせたのか、について分かち合った。
修煉に厳粛に対処する
ほとんどの地区の輔導員はみな、長年修煉している学習者で、輔導員たちは自身の修煉に厳粛に対処すべきであるということを深く体験してきているので、しっかり学法して心性を向上させなければ困難を突破できない、ということを知っている。
台北に住んでいる鄭さんは「先日、修煉の上で自分にはまだまじめさが足りず、要求に達していないと認識したので、毎日しっかり学法をし煉功するように自分に要求し、怠ける理由を自分に与えませんでした。そして、その過程は少し苦しい過程でしたが、本当にやり遂げた時の感覚はとても素晴らしかったです」と語った。同時に鄭さんは「修煉の基本は功をしっかり行うことであり、それではじめて真相を伝えて人を救う仕事を引き受けることができるのだ」ということを理解したという。そして、鄭さんは自身の修煉に厳粛に対処するように、ほかの学習者に注意を促した。
同様に、台北の学習者・廖さんも深く同感し、数年前に病業の関に遭った時に毎日頑張って煉功して突破した、と語った。廖さんは学法を堅持することがさらに重要であると考え、毎日の学法量を自分で設定し、忙しくてできなければ、次の日に補うことを自分に要求し、毎日欠かさず学法した。そして廖さんは「普段の修煉にこそ基礎があり、それではじめて、魔難や試練が来た時に、第一念で正確に対処できるのだ」と信じている。
環境を作り全体で向上する
地区の輔導員は学習者のために奉仕し、全体を強調する仕事を行っており、他人のために無私無我で行うという輔導員たちの心性が、全体のためにさらに良い修煉環境を作ることにつながった。
遠く澎湖から来た林さんは、学法の環境を維持する過程を分かち合った。林さんの町の学法点には車で30分かかる場所に住んでいる学習者たちがいて、トラックを運転する学習者が毎回、ほかの学習者たちを乗せて学法に来ていた。ある日、その学習者たちがその日来れないという突然の通知があった。原因は雨で、雨を遮る屋根のないトラックに乗ったら濡れるので、学法に参加しないつもりだ、ということだった。その話を聞いて、林さんはすぐに「私が運転して彼らを乗せます」と言った。この知らせが学習者たちのところに伝わると、学習者たちは感動し、学習者たちはレインコートを着て、雨の中を学法にやって来た。
林さんは「当時、雨が降るのは今回だけではないと思い、もし今日、学習者が雨のために来なかったら、今後、雨の日はすべて欠席するだろうと思いました。これは学習者に対する影響が大きいので、学習者のために問題を解決しなければならないという考えが心から生じました」と語った。人の事を先に考えるというこの考えにより、事情はさらに良い方向に向かって発展していった。
全体の環境をさらに良くするためには、私心のために小グループを形成してはいけない、ということに林さんは協調の仕事を行う中で気づいた。さらに、常に自分を点検し、学習者の上に立つ心をなくさなければならず、他人の問題を見たら、振り返って自分を修め、法によって自分を照らさなければならない、ということに気づいた。
台南から来た鄭さんは修煉環境を作り出した経験を分かち合った。地域内の煉功場が解散になったため、学習者が煉功や学法する場所が見つからず、それを聞いた鄭さんは非常に悲しくなり、また、自分に責任があることに気づいた、と鄭さんは語った。そこで、鄭さんは学習者を助けるために学法点と煉功場を再建し始め、学習者と一緒に各連功場へ行き、学法し、交流した。しばらく経った後、学習者全体が向上したことを鄭さんは目にした。
ネガティブな思考を取り除き、絶え間なく自分を乗り越える
「修煉によって自分に能力があることを信じることができ、私たちに勇気を与えてくれました」教職に従事する許さんは最近、人と対話した時、このような体験があったという。
小学校の校長という職を任されている許さんは「学校経営を切り盛りする手腕があり、学校の雰囲気がとてもよくなった」と同僚が称賛している、と語った。同僚は許さんに「法輪功を習っていることと関係があるのですか? あなたの心性はすばらしいですね!」と尋ねたという。そこで許さんは同僚に「実際、私は小さい頃から怒りやすい性格でしたが、法輪功を修煉してからは、自分が変わらなければならないと要求し続け、気持ちを落ち着かせてきました」と伝え、十数年間の校長という立場の職場で、だれも許さんが怒っている姿を見たことはなかったという。また、許さんは物事を大変うまく処理できるのだという。だれもが頭を悩ます問題のある教師でさえ、許さんの引率の下では、人々に称賛される教師になるのだという。
そして最近、許さんは上流社会の団体に加入し会長になったという。会長に登用されている期間中、集会の処理のために会員と交流する中で、多くの批判を受けたという。「とてもつらい」といったネガティブな思考が多く生まれ、この環境から逃げ出したいと何度も思ったという。しかし、許さんは修煉者の原則をもって物事をうまく行うように努力し、人々に対して謙虚に真心を込めて何事にも対処したという。すると、思いもよらず初めての集まりの時、すべての会員が出席し、今までで最高の出席率をたたき上げ、さらに、皆からの絶賛と是認を受けたという。そして許さんは「この過程で出現したネガティブな思考はすべて、執着心によって引き起こされたものであり、それもまた修煉の過程であった」ということを認識したという。