出稼ぎ農民 「真相」を知り 救われる
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年10月9日】私は地方のある辺鄙な小さな田舎町で働いています。ここの労働者はほとんどが地方から来た出稼ぎ農民で、彼らは家族から遠く離れ、年に一度しか家に帰ることができません。彼らは仕事がない時、よく私の店に来て映画やテレビの連続ドラマをダウンロードし、宿舎に帰ってそれを見ます。

 ある日の昼頃、店に3人の中年男性が入って来ました。店に入るなり、彼らは「ダウンロードしてもらいたい。普通の映画やテレビドラマはいらないよ。あのエロイやつが欲しい」と言いました。それを聞いた私は呆然としてしまいましたが、直ちにある考えが閃きました。「このような良くない考えは棄てさせなければならない。彼らに真相を伝えて、彼らを救わなければならない」。そこで、私は師父にご加持をお願いしました。

 私は穏やかに「お客さん、あんな汚いものは見ない方がいいですよ。ああいうものは災難や混乱をもたらし、道徳を低下させ、それにお客さんの健康にもよくありませんよ」と言うと、彼らは嫌な顔をして「お説教はいらない。あんたはダウンロードしてくれれば、俺達は金を払う、それだけだ。今、この商売をしていない店があるというのか? ここだけじゃないか。2日前、ある店でいっぱいダウンロードしてもらったよ。今はこういう世の中だから、皆見ているじゃないか? あんたは金を稼げばいいだろう。馬鹿じゃないか?」と言いました。

 彼らの話を聞いて、私は「今の世の中が乱れているのは確かなことで、それは仕方ありません。しかし、私達は自分のことをしっかり管理すべきではないでしょうか」と言いながら、三つの椅子を持って来て、彼らを座らせました。そして、「皆さん、よく考えてみてください。昔、男女が手をつないで歩いてもとても恥ずかしかったのに、今はあんなことまで映像にして見させ、本当に今の人にはすでに少しの道徳心もありません。古から『人がしていることを神は見ている』、『頭上三尺に神あり』と言われていますが、しかし、今の人には道徳を制約する心法はありません。だから何もかも変異しているのではありませんか。昔、家の前に井戸を掘れば、汲み上げた水は安心して飲めましたが、今は水を買って飲まなければなりません。以前は、豚、鶏、アヒル、魚、何でも安心して食べられましたが、今はどうでしょうか? 肉にも料理にもホルモン剤があり、ホルムアルデヒド(鮮度を保つ)があり、安心して食べられるものはもうないでしょう。そうじゃないでしょうか?」と私は言いました。

 彼らは頭を上げて私を眺めながら、口を揃えて「確かにその通りだ」と言いました。彼らが反発していないのを見て、私はさらに、「私達は今の道徳水準が急降下していく波に流されてはいけません。子供の頃、親達はよく私達に『人を殴ってはいけない、罵っても、人に損をさせてもいけない、人を助けてあげなければならない、人の物を奪ってはいけない』などと教えてくれたじゃありませんか。しかし、今の世の中はどうでしょう? 人は少しの利益のために、人を殺し、放火し、強奪し、金を手に入れることができさえすれば、どんな手でも使うのです。特に江沢民が政権を握ってから、中国政府の官僚達は上から下まで汚職をし、賄賂をもらい、愛人を作り、悪事ばかりをしています。一方、『真・善・忍』に基づいて良い人になろうとする法輪功修煉者を弾圧し、数十万人の修煉者は不当に刑を科され、拘禁され、数え切れないほどの家庭が迫害によって離散させられました。甚だしきに至っては、共産党は法輪功修煉者の生体から臓器を摘出して暴利を貪っているのです」と言いながら、私は「真相」や「明白」などの小冊子を取り出し、彼らに渡しました。彼らはそれを受け取り、微笑みながら「あんたの言う通りだ」と言いました。

 私はさらに「皆さんは学校に通っていた時、少年先鋒隊に入団したことがあるでしょう?」と聞くと、彼らは「入った、入った。署名もしたよ」と言いました。私は厳粛に「それは身売りの契約書です。この100年来、共産党は人類にあれだけの罪を犯したのだから、今から、彼らは人を殺害した罪に対して一つ一つ償わなければなりません。誰が償うかって? それは共産党員や共産主義青年団員、少年先鋒隊員です。なぜなら、彼らはすべて共産党員で、命を捧げると宣誓したからです。どう償うかって? それは様々な災難がやってくることでしょう。『三退』とは党、団、隊から脱退することです。そうすれば、災難がきた時、皆さんと関係がなくなります」と言いました。

 私の話を聞いてから、3人は口を揃えて「分かった。分かった。俺達は脱退する。誰でも無事と平安を一番望んでいるじゃないか。あんな汚いものはもうダウンロードしない」と言いました。私は「そうです! 三退する人は皆賢い人で、良い人です。災難がきても逃れることができ、平安が守れます」と言いました。そして、私は彼らにそれぞれお守りを渡して、「災難に遇った時、必ず『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と念じてください。そうすれば災い転じて福となすことができます」と言いました。

 彼らは法輪功の真相資料とお守りを受け取って、立ち上がって帰ろうとしました。そして、入口で「ありがとうございました! 法輪功に感謝します!」と大きな声でお礼を言いました。私は「感謝するなら、法輪功の師父に感謝してください」と言うと、彼らはまた大きい声で「法輪功の師父、ありがとうございました!」と言って、とても嬉しそうに帰って行きました。

 彼らが去って行く姿を見て、真相を知って救われた彼らのために、私は心から嬉しく思いました。そして、心の中で「慈悲で偉大な師父に感謝します」と言いました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/27/354254.html)
 
関連文章