【明慧日本2017年10月17日】四川省瀘州市の法輪功学習者・羅水珍さん(62歳女性)は9月20日、当局の裁判所に実刑判決を言い渡されて、成都市龍泉驿女子刑務所に収容された。羅さんは瀘州市建築会社を退職したが、法輪功を学んでいるという理由だけで、かつて、10年間労働教養所と刑務所に拘禁されていた。今回は二度目で、刑務所に再び入所するはめになった。
昨年3月17日、羅さんは法輪功の資料を配ったため、警官に連行されて納渓留置場に拘禁された。
同年の9月11日、江陽区裁判所は納渓留置場内で羅さんに対して不当な開廷をした。裁判官は弁護士のパソコンを押収し、弁護士の法廷入りを妨害し、羅さんの弁護をすることをも妨害した。そこで、弁護士不在のまま、開廷を始めたが30分で早々に終わらせた。
そして、今年3月29日、羅さんの家族は弁護士から、「羅さんが懲役4年の実刑判決と罰金1万円の判決を受けた」と、知らせられた。その後、羅さんはそれを不服として、上訴した。
8月5日、瀘州市中級裁判所は家族と一般民衆の傍聴を禁止し、政法委員会と国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官だけの参加で、羅さんに対する裁判を開いた。いわゆる秘密裏の裁判が行われた。
この裁判で、羅さんは原判決維持との結果を出された。そして、9月20日、羅さんは二度目、再び刑務所に送り込まれた。
羅さん一家は3人ともに法輪功を学んでいて、とても穏やかで幸せな家庭だった。しかし、江沢民が法輪功迫害を引き起こしてから、羅さんの家庭は崩壊していった。羅さんは法輪功を学び続けているという理由だけで、今回、労働教養所に入所するのが二度目であるが、これまで労働教養所に5年間拘禁され、さらに実刑判決を受けて5年間刑務所に収容されていた。羅さんの夫も労働教養所2年と刑務所7年、合計9年拘禁されていた。その間、娘はアルバイトをして生計を立てながら、刑務所に入れられた両親の生活費までも稼がなければならなかった。
2015年9月、羅さんと夫は前後して帰宅できたが、一家が団欒して6カ月足らずで、またもや、羅さんは警官に連行された。
これまで合計10年間拘禁され、さまざまな拷問を受け耐え忍んできた羅さんではあるが、また再び、あの残忍な刑務所に入れられたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)