遼寧の農婦 迫害により脳出血で2回目の手術を
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 【明慧日本2018年3月30日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・宋守雲さん(55歳女性)は、普通の善良な農婦であるが、2016年に自宅で警官に入室されて連行された。その後、宋さんはどこに拘禁されたか家族でさえ知らされていなかった。しかし、2017年9月28日の夜中、家族は突然、朝陽市留置場から電話がかかってきて、いきなり宋さんが危篤状態で、病院で救急手当を受けていると連絡があった。それから、宋さんはずっと昏睡状態のままで、今年2月6日に再度、脳出血の症状が現れ、2回目の手術を受けた。

宋守云
宋さん

被绑架后的宋守云,被迫害致重度昏迷
昏睡状態の宋さん

 宋さんは畑仕事と家事をやってきた善良な農婦で、法輪功を学んで真・善・忍に従って自分を律しており、より良い人になる努力をしていただけで、法律に何も違反することはしていないが不当に拘禁され、拷問を受けた。これを知った同市に住む971人の住民が宋さんの遭遇を知って、署名して宋さんに対する迫害の停止と解放を求めた。

朝阳百姓签名声援宋守云
宋さんに対する迫害停止を求める人々の署名

 2016年10月24日、朝陽市南双廟派出所の所長は警官を率いて、何の証明証も提示しないまま、宋さんの家に不当に侵入し、家宅捜索した。当時、家には宋さん1人しかいなかった。警官らは宋さんの家にある法輪功書籍、現金などを押収して、宋さんを連行した。その後、警官は宋さんを市の留置場に送ったが、家族には何も知らせなかった。

 留置場で宋さんは306室に拘禁された。それから、宋さんは酷く殴打され、長時間に足を組む姿勢で座らされ、真冬だというのに綿入れの服を着ることが許されないなどの酷い迫害を受けた。

 ある日、宋さんはベッドから地面に引っ張り下ろされ、猛打され、口と鼻から血が流れ出たにもかかわらず、さらに足を踏まれて腫れ上がり、髪の毛を引っ張られて引きずり回され、体中をつねられてあざだらけになった。

酷刑演示:暴打
拷問の再現 猛打される

 2016年真冬の日にも、綿入れの服を着ることが許されず、冷たい板に寝ていた宋さんは全身を丸めても震え上がり耐えていたが、それでも罵られた。長期にわたり足を組む姿勢を強いられたため、とうとう足首の骨のところが化膿してしまい、腐ってしまった。

 さまざまな迫害により宋さんの手の震えが止まらなくなったが、それでも迫害はやまず、真冬に冷たい水を浴びせられる拷問までも加えられた。宋さんは本当に苦痛を耐え忍んで日々を過ごしていた。

中共酷刑示意图:浇凉水
拷問のイメージ絵 極寒に外で冷たい水を浴びせられる

 宋さんは1年近く拘禁されていたが、家族は何の通知も受け取らず、拘禁の原因さえも教えてもらえなかった。

 2017年9月28日の夜中、家族は宋さんの危篤の通知を突然受け、朝陽市第二病院の重症患者用の集中治療室に駆けつけた。息子はやっと母親に会えたが、全身に機器やチューブをつけられている宋さんは意識がなく、目を開けて息子を見ることもなかった。

 それ以来、宋さんは意識不明のままだったが、それでも留置場の警官らに監視されていた。今年2月6日に再度、脳出血の症状が現れた宋さんは二度目の手術を受けたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/19/363058.html)
 
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