「ノック」してきた警官は私を「同修」と呼んだ
■ 印刷版
 

文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年4月26日】1998年、私は幸運にも法輪大法を修煉し始めました。田舎育ちの私は学校に1日も通っていないので読み書きができず、気性が激しく、怒りっぽくて、誰も逆らえない人でした。しかし、大法は私を徹底的に変えてくださいました。今、親戚も友人も家族も、誰でも私が別人のように生まれ変わったと言っています。

 師父は私を修煉に導いてくださった

 ある日、義理の妹がやって来て、「お姉さん、法輪功煉功したらどうですか? この功法はとても凄いですよ」と言って、法輪功を簡単に紹介してくれました。私は「小さい時からずっと畑仕事をして来て、オンドルの上にじっと座ったこともないから、足を組むことができません」と言い、出任せに「足を組めたら、煉功してみますね」と言いました。しかし、心の中では「足も組めないのに、どうやって煉功するの」と思いました。

 煉功のことを時々思い出しながら1週間が経ちました。ある日、私の足首がいきなりきりで刺されたような感じがして、そして、足を組めるようになりました。私は嬉しくなり、「ほら、できました! 私は煉功が出来るようになりました!」と言いました。この時、白いワイシャツをお召しになられた師父の法身が来られました。しかし、当時、それは師父だと知りませんでした。その後、師父は瞬間に消えていなくなり、夜、夢の中で、「日が暮れたら佛を拝む。それは法輪佛法だ」という声が聞こえました。翌日、私は早速義理の姉と一緒に煉功場に行って煉功し、正式に大法の修煉を始めました。

 修煉後、法の基準に基づいて、私は自分を厳しく律して、初めて静功を煉功した時、なんと1時間も足を組無ことができました。煉功するのは少し苦労して我慢すれば済むことですが、しかし、法を学ぶことになると、それは大変でした。私は字を全く読めないので、本当に焦りました! 法を学ぶ時、同修が読んでいるのを聞くことしかできません。しかし、「大法は宇宙の法で、人間が生きる真の目的は返本帰真だ」と分かりました。「この素晴らしい法を必ず最後まで修め遂げよう」と私は決意しました。

 この貴重な書物を手にして、私は何度も泣きました。心の中で、「師父、私は字を覚えたい、自力で本を読みたい、私に智慧を与えてください。お願いします」と申し上げました。それから、同修が法を読む時、私は指で字を指しながら読み、ついて行けない時、師父に「今どこまでやりましたか」とお聞きすると、すぐにその場所が見つかりました。とても不思議でした。

 家に帰ってから、私は師父の説法テープを聞きながら、『轉法輪』と照らし合わせて字を覚えました。このようにしばらく続くと、たくさんの字を覚えました。思想業の妨害が大きく、字を読むのは大変で、諦めようともしました。しかし、毎回、本を置いたら、「これだけ素晴らしい功法を諦めてはいけない」と思い、毎回、思想業に妨害されても、私はすべて正念を持ってそれに打ち勝つことができました。

 師父は私が本気に修めたい気持ちをご覧になって、絶えず私に啓示し、加持し、智慧を与えてくださいました。私は切実にそれを感じ取ることができました。およそ1年後、私は自力で『轉法輪』を読めるようになりました。師父に感謝いたします。

 子豚の話

 修煉して間もない頃のことでした。家には雌豚一頭と子豚数頭を飼育していました。ある日、ある村人が家にやって来て、彼の家の子豚がいなくなったから、わが家に来たのではないかと言いました。彼は家の庭に入って、有無を言わせずに、豚小屋にまっすぐ行き、家の子豚一頭を袋に入れて、持ち帰ろうとしました。私は「これは家の子豚ですよ。どうしてあなたの豚になるのですか?」と言いましたが、しかし、彼は聞こうともせず、口汚くののしりました。

 突然起きた事で、私は考える暇もなく、彼を止めて、「私は今法輪大法を修煉しています。さもなければ、あなたがこのようなことをしたら、私はとっくに棒であなたをぶっ倒してしまったでしょう。しかし、今日、私はこのようにしません。子豚を持って行っていいですよ」と言いました。

 その後、彼の子豚が見つかり、家の子豚を放すと、子豚は自分で帰って来ました。数日後、この子豚はまた他の人の家に行って、その人の豚小屋に入れられました。2日後、それを知った私はとうもろこしを持って、その人の家に行って、子豚を返すようにお願いしました。その人は豚を返してくれるどころか、私を大声で罵倒しました。

 どうしてこのような事が2回も起きたのか? 私は悟らなければならないと思いました。「誰でも私は怖い人だと分かっているのに、しかし、この2人はこれほど私を馬鹿にして、これにはきっと原因があるのではないか? きっと、師父は私に心性を高めさせようとしておられるのではないか? 真・善・忍を修めてすでに40日も経ちました。しっかり我慢をやり遂げて、人と同じようにしてはいけない、さもなければ、私の修煉は無駄ではないか」と思いました。こうして、その人に1時間半も怒鳴られましたが、しかし、私は彼らと同じようにしませんでした。帰りに「ありがとう」とお礼も言いました。

 その日の夜、師父は私の背中から悪い物質をどんどん取り出してくださったのを見ました。本当に「修は己にありて、功は師父にあり」[1]の通りでした。

 観念を変え、恐れる心を取り除く

 2017年5月以来、警察は大法弟子に対して、「ノック行動」を行ない、私も度々妨害されました。最初の2回は、私は留守をしていたので、厳粛に対応しませんでした。

 3回目、また来ましたが、私はやはり家にいませんでした。「どうして何度も家に来るのだろうか? 私に恐怖心があるからではないだろうか?」と思いました。私は発正念をして、「師父は一番正しい! 大法は一番正しい! 大法弟子がやっている事は全宇宙で一番正しい! 恐れているのは私ではない」と正念を強めました。翌朝、第三式を煉功した時、衝灌の動作と共に恐れる物質は一本の傘のように出て行きました。

 4回目、彼らはまたやって来ました。今回、私は家にいて、「私は大法弟子だから、必ず心性をしっかり守ろう。警官でも毎日出かけて救っている衆生と同じで、大法弟子に救われるのを待っている。決して彼らに大法に対して罪を犯させてはいけない」と思いました。

 そこで、私は正々堂々と彼らに、「あなた達は何度も家に来て、何の用ですか?」と聞きました。「あなたの写真を撮って、証明書を作ってあげるのだ」と言われました。私は「写真を撮らなくていいです。証明書も入りません。宇宙の中に、私の名前がありますから」と言いました。彼らは「あなたは協力しなければならない」と言いましたが、私は「あなた達は江沢民に協力しているから、私はあなた達に協力するわけがありません。あなた達に協力するなら、あなたに罪を犯させ、あなた達をだめにしてしまいます。あなた達は大法弟子を守るべきです。そうすれば、あなた達も大法に見守られ、平安になります」と言いました。

 私は最後まで彼らに協力せず、少しも怖がらず、ひたすら彼らに法輪功の真相を伝えました。彼らも私を困らせるようなことをしませんでした。最後に、彼らはにこにこして、私を「同修」と呼んで、「邪魔してごめん」と言って、そのまま帰ってしまいました。

 その後、彼らにまた何度も会いましたが、彼らは「同修」と呼んで私に挨拶してくれました。実は、警官達は一番かわいそうな連中で、私達大法弟子は彼らに慈悲に対応しなければならないと思いました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/23/362059.html)
 
関連文章