心にある山を取り除く
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年6月3日】昨年の年末、私は戸籍を今働いている都市に転入しようと考えました。そうすれば公営住宅の申請が可能になり、経済的にはかなり助かります。

 しかし、申請用紙をもらって来たら、中に「国が禁止しているいかなる組織にも参加していない」という欄があり、下の括弧には法輪大法が含まれ、申請者の署名が必要となっていることが分かりました。「これはだめだ! 署名してはいけない! 大法弟子であることを否定してはいけない」と思って、私は戸籍の転入手続きを諦めました。

 少し落ち込みました。しかし、大法弟子としてどうすべきかが分かっているため、早くも心理状態を調整し雑念を放下しました。

 しかし、この事は親戚の間で大きな波紋を呼びました。特に叔母は理解してくれず、この話になると、いきなり態度が悪くなって私を叱り、そして、「署名すればいいじゃないか? 戸籍を転入すれば、公営住宅の申請が可能になるのよ。見せかけだけのことでいいのに! 修煉はそのままこっそりやればいいじゃないか? 本当に愚かものだ」と説教をはじめました。

 叔母は以前、大法の真相を聞いており、三退もしましたが、しかし、今度の事で、大法に対する印象が悪くなりました。私はとても苦悩しました。これによって、叔母が業を作って、救われなくなったらどうしようと心配しました。2回ほど叔母に説明をしましたが、しかし、いずれも法に則って論じていなかったせいか、効果はあまりよくありませんでした。その後、叔母の態度は多少和らぎましたが、しかし、大法に対する良くない印象は根本的に変わっていませんでした。

 身内の人の誤解は私に大きなプレッシャーを与えました。叔母に理解してほしいと思いましたが、しかし、どう説明すればいいか知恵が浮かんできませんでした。叔母の誤解と大法に対するマイナス感情はまるで大きな山のように私の心にのしかかり、私を苦しめました。なんとかこの山を取り除かなければならないと思いました。

 師父にお願いしました。師父は私に啓示してくださり、悟らせてくださいました。「このような状況を作ったのは、自分が十分に真相を伝えておらず、法に則って物事を考えていないからだ。叔母に説明をしたが、その出発点は自分への圧力を軽減し、自分の環境を変えようとしているだけで、この生命を救おうとしていなかった。このような利己的考え方は叔母の誤解とマイナス感情を招き、それらのものが大きな山を作り、自分の前進の道を妨げてしまった」

 これらの人心を放下し、自分の修煉環境を考えるより、ひたすら叔母のために考え、そして、叔母に「大法弟子がなぜこのような行動を取ったか」を説明し、「大法と大法弟子をもっと理解してもらおう」と工夫しようとしました。

 早くもチャンスがやってきました。私は叔母に「大法弟子である私は真・善・忍を信奉しているため、自分の信条に反した行動をとってはいけない。利益のために「真」に背いて嘘を言ってはいけない。嘘は人を騙す事ができても、師父と神々を騙すことができず、自分の良心を騙すこともできない」と踏み込んで説明をしました。

 これらのことを言い出した時、心に聳えていた大きな山が瞬間に消えてなくなったように感じました。叔母も珍しく沈黙してしまいました。叔母はとても心を打たれた様子で、最後に、「分かったわ。もうこのことを二度と言わないようにするわ」と丁重に言いました。

 叔母の態度は確かに大きく変わりました。その後、この件に言及した時も、叔母は以前のようにきつい言葉を使わず、とても穏やかな態度となりました。そして、叔母を通して、その他の親戚の態度も変わり、私の修煉環境はもっと良くなりました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/24/367951.html)
 
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