文/中国の大法弟子
【明慧日本2013年7月28日】私は1999年以前に大法の修煉を始めた古い学習者です。2005年から正式に学法チームに参加するようになり、それ以来、数年間はずっとチームから離れていません。しかし、普段接触している同修のほとんどは女性です(この地域では女性修煉者が95パーセント以上を占めている)。長く異性の同修と接触してきた私は、情と色欲を取り除くことについて痛切に感じるものがありました。
「同性は相克し、異性は引き合う」ということわざがあるように、人間は誰でも感情を持っています。特に、男女は長く接触していると内心から情と色欲が芽生え、ある程度の時期になって自然に表に現れてきます。それに関して、男性の表現がより激しいです。修煉者なので常人と同じになってはなりません。抑制して取り除かなければならないと簡単に言いますが、実際の状況に置かれるとなかなかコントロールが効きません。もし学法がしっかりできていなければ、正念が少しでも弱ければ、その隙は邪悪に付け込まれやすくなり、下まで引きずられてしまうことが考えられます。かつて、私は自分より若い女性同修と長く接触することがありました。穏やかな感情を維持しているうちに、情と色欲が自然に生まれ、時には強烈になることもありました。今になって振り返ってみれば、大法弟子としてあの時の状態が続いていたら大変危険なことだと再認識できました。以前、男女関係が原因で邪悪に付け込まれて強制連行されたり、判決まで言い渡されたりする同修もいました。私は真剣に学法して内に向けて探しました。そして、内心にあった色欲が徹底的に取り除かれていないことに気づきました。「一体、修煉を続けたいのか?」と自問してみたところ、もちろん答えは「はい」でした。まだ修煉を続けたいならば、男女の感情を一切絶たなければなりません。
取り除こうと固い決意をした後にとった行動は、回避という冷却対処でした。しばらくの間は自宅で一人の学法を続け、彼女たちと触れないようにしていました。そうすると、学法チームに参加しなければ皆と一緒に真相を伝えにいかなくなり、自ら孤立していました。学法と真相を伝えることすらできていなければ、問題解決にならないどころか、ろくに修煉にもなっていないと悟りました。学法を通じて、回避はあくまでも表面上の形式に過ぎず、しっかり心を修めて、人心を取り除かなければ、如何なる表面上の形式で回避しようとしても無駄だと分かりました。
情と色欲は強く関係し合っているので、色欲を取り除く前にまず情を取り除かなければいけません。情は条件の付き物で全ての人に対して情を持っているわけではありません。好む或いは好まないなどは、特に男女の感情においてお互いに好感を持ち、「日が経つにつれて情を生む」のようになれば「意」が必ず生まれます。色欲は情から派生したものなので、取り除く前に情の根絶が必須条件です。それについて私には深刻な教訓がありました。
ある若い女性同修と数年間も付き合っていました。彼女との間で大変穏やかな関係を保ち、何かを頼まれたら私は必ず駆け付けていました。よく真相を伝えに一緒に出かけたり、食事をしたりしてとても打ち解けていました。私達の間ではきちんと男女の線を引いており、同修間の正常な接触だと思っていました。しかし、家族と同修からの批判を受けました。どうしてこうなったのかと真剣に自分に向けて探しました。そこで、その女性同修に対する重い感情が見つかりました。彼女は若くてきれいな方なので心から彼女との接触を好んでいました。彼女に何かあったら無条件に駆けつけていたのはなぜ? と更に深く掘ってみると、背後に色欲心が潜んでいました。その色欲心を掘り出した後、実に危険を感じて冷や汗をかく思いでした。そのまま放っておいたらその色欲心が溢れてしまい、駄目にされたのは私だけではなく、彼女も巻き込まれてしまう恐ろしい結果になるところでした。危険の瀬戸際に立っていた私は踏み止まり、感情を冷ましてから最終的に取り除かなければならないと分かりました。時限爆弾のような「危険」を取り除いた後、自然に感情も淡泊になりました。それから、全ての同修に平等に接触するようになり、区別心がなくなりました。その事件も雲散霧消しました。
普段は心性の向上を重んじているおかげで、色欲心が芽生えてこないように修めています。男女関係に対して慎重な態度をとり、細心の注意を払っています。仮に頭の中に良くない一つの思いでも一念でも現れたとしたら、すぐに取り除くようにしています。色欲という物質がすでに取り除かれているので、女性の同修と付き合う際の障碍も自然に消えました。パソコン、携帯電話の技術、真相資料作りなど、彼女たちにとって難題が現れてきたら、私は必ず快く問題解決に駆け付けていって自分の役割を果たしています。「あなたはまっすぐな性格で大変話しやすくて、接しているうちに男性であることを忘れさせる」と彼女たちは話しました。
以上は、私の些細やで未熟な体験ですが、同修の慈悲なるご叱正をお願いいたします。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/7/6/140892.html)