【明慧日本2018年7月25日】江蘇省如東県の法輪功学習者・朱麗玲さんは、2015年に迫害の首謀者・江沢民を告訴したという理由で、再度不当に連行され、南通留置場に拘禁された。迫害により朱さんは開頭手術をせざるを得なくなり、その結果、植物人間になった。そして2018年6月14日、朱さんは無念な思いを晴らせないまま、死亡した。
朱さんは法輪功を学んで10日ぐらいで、長年苦しんでいた病気が治ったばかりでなく、道徳レベルもどんどん向上した。しかし、1999年7.20から江沢民が法輪功を迫害し始め、朱さんはこの残虐な迫害運動の中で例外なく被害をこうむり、2004年と2009年に二度不当な判決を宣告され、計8年間もの長きにわたり、刑務所の中で拷問され、苦しめられた。
再度連行され 不当な裁判にかけられる
2015年9月1日昼ごろ、突然十数人の警官が朱さんの家に押し入った。その時、九十数歳の舅はショックのあまり何もできず、身体が固まって動けなかった。警官らは一切の令状を提示せず、家財を押収して、朱さんを連行した。
留置場に拘禁されている間、朱さんは警官による尋問と要求に従わなかったため、逮捕令状が発布された。1カ月後、朱さんに対する不当な裁判が行われた。朱さんの家族が依頼した北京の弁護士は、根拠に基づき無罪を主張し、素晴らしい弁護を行ったため、裁判長の王政紅は有罪判決の筋が通らなくなると感じて、大声で叫んだ。その後、休廷を宣告した後、朱さんは依然として南通留置場に拘禁されたままでいる。
開頭手術を受けて 植物人間になる
2016年3月10日の晩、朱さんの夫は娘から「お母さんが南通付属病院に運ばれた」との電話の知らせを受け取った。続いて、朱さんの夫や息子、娘は急いで病院に駆けつけた。その時の朱さんは顔色が青くよだれが流れ、呼んでも反応がないまま、昏睡状態に陥った。
その時、ある医者は朱さんのカルテを見て、「この人は病院に入る前に、頭に相当強い打撃を受けた痕跡がみられる」と話した。その後、この発言をした医師の姿を二度と見なくなった。その代わりに、30~40人の警官がそばにずっと待機しており、ビデオカメラで撮影したり、家族の一挙一動を観察した。
病院側は朱さんに脳出血があるといい、頭蓋骨を開き手術を進めた際に、息子の署名を求めた。息子は国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官と610弁公室の人員のところに行き、「私の母は家であれほど元気だったのに、あんた達に迫害されてこんな状態になってしまい、署名なんかしません」と言い争った。警官らは「署名しないのなら、遺棄罪で訴えてやろうか」と息子を脅した。仕方なく、息子は母を救い出す方が最優先だと考えて、怒りを抑えて署名した。
その日の夜9時、開頭手術を行った。しかしながら、殴打されて頭蓋骨の一部が砕けて足りないため、朱さんの頭がへこんでしまい、朱さんは植物人間になった。
朱さんは自宅に戻ったあと、如東県国保大隊の警官と610弁公室の人員らは、しょっちゅう家に来ては写真を撮り、嫌がらせをした。
2018年6月14日夜明け方の1時、朱さんは突然下半身から大量出血し、毒薬を飲まされた時のような発作が起こり死亡し、帰らぬ人となった。