発正念を必ず 重視しよう!!
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年9月4日】同修の書いた「二度と発正念を怠(なま)けません」という体験文章を読んだ時、ずっと前に自分が体験した、似たようなことを思い出しました。

 それは2011年の冬のことでした。翌朝早く起きして、遠いところに出かけることになっていたため、10時過ぎには寝ました。アラーム音が聞こえ起きて発正念をしました。

 11時55分から5分間は、まず自分のすべての良くない思想観念と外来の妨害を取り除く時でしたが、発正念前に寝ていたため、頭の中が朦朧としていて、はっきりしませんでした。

 12時になり、掌を立てて発正念をするため掌を立てようとした時、恍惚としている中で、明らかに外在的な力が強く私の手を下へ引っ張り、すでに立てている前腕を倒そうとする感覚を覚えました。他の空間での具体的な光景は何も見えませんでしたが、その時の感覚だけはあまりにも生々しく、今でもはっきりと覚えています。その際に、なるべく手を立てたまま動かないようにしましたが、依然として絶えず下へ下へ、強く引っ張られました。

 何回も引っ張られた後、突然、掌を下へ引っ張る力に警戒して、私は目が覚めました。続けて全神経を集中して発正念して妨害を取り除き、時間を延長して30分の間発正念し続けました。発正念が終わった時、そこに座ってそれらのことをしばらく考えてみました。

 このことが発生してから約7年が経ちましたが、未だにこれらのことをはっきりと覚えています。同修のこの文章を読んで、以前にもこのようなことに遭ったことがあると思いました。このことは、いくつかのことを啓示してくれました。

 一、発正念の時、主意識を必ずはっきりとさせなければならない

 法を学んで分かっていることですが、私達のこの法門は自分の主意識を修煉しています。師父は功を伸ばし、円満成就できる各種の機制などを私達の主体に植え付けてくださり、私達の主意識に功を得させるのです。ですから、発正念にしろ、法を実証することにしろ、私達の主意識は必ず常に冷静な状態を保ってこそ、やっと適宜に各種の妨害を取り除くことができ、発正念をする時、一念で山を切り分ける威力を発揮することができます。

 同修と自分が体験したことからすると、ほかの空間にいる旧勢力の邪悪な生命は虎視眈々として、同修の発正念に対して全力で妨害し、破壊し、差し止めています。法を正す中で、すべての邪悪な要素は正念によって取り除かされることに甘んじていません。ですから、一旦同修の主意識がはっきりせず、全神経を集中させて発正念することができなければ、邪悪に隙きに乗じられやすく、各種の形式の妨害に遭うことになります。

 もしも同修全員の発正念が円容で破れないものだとしたら、自分がよく発正念できていないことは一つの裂け目になります。自分の空間場の邪悪要素を適宜に取り除くことが出来ないだけでなく、他の同修との全体での発正念の効果にも影響を及ぼします。

 師父は説法の中で「大法弟子の誰もこのことを軽視してはならず、いかなる口実でも正念を発することをおろそかにしてはいけません。自分自身をきれいにすることができなければ、あなたはしっかり行なうことができません。更に、自分自身をきれいにすることができなければ、他の人まで妨害してしまいます」[1] と説かれました。

  二、正念をよく発することができるか、否かは、師父と大法を信じているかどうかの試練である

 多くの同修と同様に私もほかの空間のものが何も見えません。ですから発正念の時に、時には日課のようになってしまい、師父に発してと言われたので発することになっていました。しかし、今回の自分の身に起きたことは私に対して警鐘を鳴らしています。私は発正念の厳粛さや修煉の厳粛さを切実に感じ、二度と怠けませんでした。発正念は形式に留まらず、いい加減にしてはならず、また、やってもやらなくてもよいことではなく、必ず心を込めてしっかり行うべきことであると感じました。

 発正念は師父が私達に要求された三つのことの一つです。大法弟子が功能を使い、神通力を現し、大法を破壊する邪悪と黒い手、卑しい鬼を取り除き、世の人々に対する共産邪霊の迫害を取り除くと同時に、修煉者に対する旧勢力の妨害を解体することであり、その意義は大きく、重大です。天目でほかの空間を見ることが出来る同修は交流する時に、大法弟子が発正念する時、ほかの空間でいろんな神通を現し、その威力は非常に強大であると述べました。

 かつて1人の同修が自分が発正念をする時に、天目で自分の数多くの武術をやる霊や武将が、各種の法器を携えて迅速に飛んで行き、同修の発正念が終わると、また次々と飛んで戻って行きます。それと同時にたくさんの素晴らしいものを自分の身体に持ち帰ることを目にしたと言いました。このことからも発正念は比類なく神聖で壮観であることが分かります。

 師父は「多くの学習者は正念を発することを重視していません。その大きな原因は敏感ではないからです。敏感かどうかに関わらず、師父に行なうようにと言われた以上、行なってください。必ず作用があり、決して形式的なものではありません! 師父は、決してあなたに役立たないことをさせません」[2] と説かれました。

 私と同じくほかの空間が見えない同修に伝えたいことは、もしこの方面でしっかり出来ず、発正念に対して自信が足りなければ、法理に基づいて悟り、自分の問題を見つけ出すべきです。見えても見えなくても、感じても感じなくても、各種の観念と虚像に妨害されないでください! 自分に対して、自分の衆生に対して責任を取るためにも、絶対に発正念をおろそかにしないでください!! 師父が要求されたことは宇宙の中でいずれも円容で円満であり、いずれも私達が修煉する道のりでの必修科目です。実際、本当に師父の要求される通りに、やれるか否かは、師父と大法に対して信じているかどうかの試練です。

 三、4回の定時の発正念を必ずしっかりと行う

 師父は「大法弟子が力を合わせると、力が本当に非常に強いのです。正念を発するとき、皆の念が集中することができれば、力は非常に強くなり、極めて強いのです!」[3]、「これほど多くの大法弟子は同じ時間に全世界で正念を発し、一億以上の大法弟子が全世界で同じ時間に正念を発していますが、邪悪と旧勢力にとって恐ろしいことではありませんか? 神にとっても非常に壮観な光景です。なんと強い力でしょう!」[4]と説かれました。

 発正念をしっかり行うことが出来なければ、三つのことを完全に成し遂げていないことになります。1人の老年同修はこのようなことを体験しました。しばらくの間、同修は発正念を少しおろそかにし、数日間時間通りに発正念が出来ませんでした。ある日の朝6時の全世界の発正念を逃してしまい、眠ってしまいました。師父は夢の中でその同修に「前功尽棄」(以前の努力や苦労がすべて無駄になる)という四文字を見せてくださいました。目が覚めてからもその同修は、この四文字を非常にはっきりと覚えていましたが、知識レベルが低くて、知っている文字も少なくその意味が理解できませんでした。学法の時、若い同修に聞いて、やっとこの四字熟語の意味が分かりました。つまり一つのことを堅持し、努力できなければ、今までの功績は無駄になるという意味でした。学法グループの同修はこれを聞いて非常に驚きました。師父は老年同修に対して慈悲に悟らせてくださっただけでなく、他の同修にも戒めとするよう悟らせてくださいました。適宜に不足を正し、修煉の中で自分を緩めて「前功尽棄」しないようにし、常に修煉者の正念を保つことが出来て、やっと修煉に損失をもたらさなくなり、やっと精進の状態を保つことが出来るということを悟らせてもらいました。

 毎日4回の発正念を私達はすでに長年堅持してきました。大量の邪悪な卑しい鬼と旧勢力の邪悪な要素を取り除き、邪悪はますます少なくなり、法を正す形勢はますます良くなりつつあります。しかし、各種の原因により、4回の発正念に対して、毎回時間通りに発することが出来ない、さらには補うことも出来なかった場合、一部の同修は仕事の間中、掌を立てずに黙々と発正念しました。師父は「特に職場または特別な場所にいる際、掌を立てても立てなくても、効果は同じです」[5] と説かれています。なるべく、全世界の統一の発正念は時間通りにやるようにしましょう!

 また、もし確実に条件が整っておらず発正念できなかった場合、師父は「どうしても無理なら、仕事をすればいいのです。かまいません。後で補えばよいのです。しかし、全世界の大法弟子が同じ時間帯で正念を発するときの力量は計り知れないものです」[6]  と説かれていますように、あとで必ず時間を見つけて補いましょう!

 修煉の中で私達は師父の後ろにしっかりとついて、一歩一歩歩んできました。師父の慈悲なる済度に申し訳がたつように、三つのことをしっかり行いましょう!!

 同修が集団で発正念をするときの勢いは阻止できないほど、比類なく巨大で壮観です。同修らが必ず発正念を重視し、特に定時の発正念を重視し、同修の正念が法を実証する中で、さらに素晴らしい作用を果たし、衆生を救い済度し、さらに神の威力を現せることを希望いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」
 [2] 李洪志師父の
経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『大法伝出二十五周年ニューヨーク法会での説法』
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子とは何か」
 [5] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正念」
 [6] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇七年ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/25/372891.html)
 
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