蒼穹神宇の旧き観念を、曠世奇縁たる大法が解く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年9月12日】私は主に自分の地区で、地元の同修が田舎や辺鄙な地区に配る真相資料の運搬の役割りを担い、協調して果たしてきました。この大法の役割りは数年間も続けました。しかし、私はプライベートな仕事で3カ月間の出張から戻ってきた頃、どうしても資料を運搬するこの役割りから辞退したいと思うようになりました。さらに資料の運搬は大変な仕事で辛く感じたため、これ以上、この役割りを担い、協調する意欲が段々と薄れてきました。同修の誰にも関わりたくないと思うようになり、外で度々、同修とすれ違いそうになると慌てて隠れ、もう雑事に煩(わずら)わされないような、静かな環境を求めるようになりました。

 その時、私の内心にある強い一念が浮かびました。「自分で文章を書き、その文章をもって面と向かって真相を伝えることが最も良い事ではないのか、この道を歩めば苦労もなければ、煩わしさもないし、かつ安全で師父の法にも符合している」。さらに心の中で「同修達と人里離れた場所に行き、真相資料を配ってきたこの数年間、苦労の連続で白髪も増えてきた。それに自分への不満を抱き、共感を得られない同修すらいた」と不平不満が次々に湧き出てきました。

 そして、私は外に向けて探し、強い執着心を抱きながら、真相資料の運搬に使用していた車を売却しました。そこで地元全体の大法の仕事に協力することも殆ど参加しなくなりました。その際にそれまで私の資料の運搬に協力してくれた同修達は皆、静かに私のことを見守っていました。私自身が勝手にこのような利己的な観念に従って物事を進めていったため、苦労も苦しい思いもさせられることもなくなりました。同修との間で起きるトラブルも、わだかまりも一切なくなり、私は静かで、快適な、悠々自適な毎日を過ごしていました。時には自分は何か間違っているのではないかと思いましたが、どこが間違っているのか、当時分かりませんでした。

 師父はなんでも知っておられます。私がこのような状態の中で過ごした数日が経ったある日、師父の新経文『再び精進する』が発表されました。師父の法を読み、私は震撼させられました。ここ最近自分の考え、自分が行ったことが同修に何をもたらしたのでしょうか。また全体に何をもたらしていたのでしょうか。妨害に直面した時、自ら避ける行為は自分のためだけの軽率な行為であり、本当に間違っていました。自分が行った軽率な行為は、師父が悟らせて下さいました。「このまま誤った道を歩み続けていけば、私達の地区全体に何をもたらすだろうか」と思うと、身震いがしました。新しい学習も古い学習者も、私達は無条件で大法の各役割りに協力し、協調しなければならないのです。どんな重圧にも耐えながら、前に進まなければなりません。

 法理を理解することができ、私は直ちに元の役割りを協調する仕事に戻り、再び私達全体が形成した衆生を救い済度するグループの中に戻りました。そして、まず、車を買うことにしました。車を買いに行く前日の夜、私は夢を見ました。夢の中で、ある生き物が焦って私と意思の疎通をしようとしました。「私を見てごらん。ひっくり返ることもなければ、倒れる心配もありません。とにかく頑丈で、山も川も越えられるよ」とこの生き物が言いました。私はこの異空間にいる生き物を上から下まで見渡しました。この生き物はゾウのように長い鼻をしており、体は戦車の形をし、体の上にはレーダーのような探知機も付いていました。次の日、車を買いに行くと、一目で夢の中で見たあの戦車の形をしていた生き物にそっくりな車をみつけました。これも縁だと思い、その車を買いました。

 その日、私は車を運転して、第一線で真相資料を配る同修に協調し、一晩で真相DVDをこの地区の各村や、集落を満遍なく配ることができ、とても効率良くできました。同修達たちが互いに協調し合い、一丸となって、より多くの衆生を救い、全体が成熟できることが大円満だと思います。師父が本当に期待されていることが今になってやっと分かりました。余計な事を一切考えずに行えばよいのであって、これ以上躊躇していれば、済度する生命と時間を無駄にすることになります。

 真相資料を配り終えたのは、夜中の3時を過ぎていました。家に戻り、まず静功を煉りました。入静するやいなや天目が開き、天女が頭上で花をまき散らしているのが見えました。天女の持つ花籠からまかれた花々は色鮮やかで芳しく、次から次へと尽きることなくハラハラと舞い、数多くの花が一斉にキラキラと光り輝き舞い降りて来て、それはそれは美しいものでした。静功を終えて私は眠りにつき、夢の世界に入りました。夢の中で、私の元神が別の空間にいました。目の前には天を衝き抜けるほどの高い山が顕れました。あまりにも大きくて、その山の全体像を見ることが出来ませんでしたが、私の前にそびえ立ち、行く手を塞いでいました。その時突然、高くそびえる山が原子爆弾が炸裂したかのように、崩壊していきました。爆発とともにモクモクと上昇した黒煙の雲が大きく渦巻いていく中、あの大きな山が消えてなくなりました。そこへ、奇跡が顕れました。黒煙の雲の上に、大きな、大きな2行の文字が顕れました。そこにはなんと「蒼穹神宇の旧き観念を、曠世奇縁たる大法が解く」と書かれていました。

 重ねて私を応援してくださり、支えてくださった同修に感謝の意を表したいと思います。私が最前線で、同修達と衆生を済度することに協力、協調できたのは、今まで支えて下さった同修達の力添えがあったからこそ出来たことです。私達をこれまでに成熟させてもらえたすべては、法から生まれ、同修全体の協力、協調から生まれたものだと思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/26/371569.html)
 
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