最高裁に訴えた成都の蘇青華さん 再び拘束
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 【明慧日本2018年9月12日】四川省成都市の蘇青華さんは2018年7月20日、北京の最高裁判所に行き  「告訴状」を提出した。その後、家族は蘇さんと連絡が取れなくなった。7月28日の午後になって、家族はやっと蘇さんから「あの黒い巣窟から解放されたばかりだ」との連絡を受け取った。

 経緯はこうだった。2015年9月3日、蘇さんは成都市高新区の警官に不当に連行され、成都市ヒ県留置場に拘禁され、同年の12月29日に成都市高新区裁判所で開廷され、懲役3年の実刑判決を宣告された。蘇さんはこの判決を不服とし、成都市中級裁判所に控訴した。

 この案件の内容は明慧ネットの記事「成都市新都区の蘇青華さんは、不当に懲役3年の実刑を下された」をご参照ください。

 もともと冤罪であったため、警察署、検察庁、裁判所はこの案件の証拠が見つからず、2017年8月11日に蘇さんを無罪で釈放した。蘇さんが迫害された間の遭遇は、明慧ネットの記事「不当に拘禁されて、懲役2年の実刑を下された成都市の蘇青華さんが釈放された」をご参照ください。

 2年間の残酷な拷問によって、蘇さんは心身共に大きなダメージを受けた。家に帰ってから、蘇さんは法を学び、煉功をすることにより、早いうちに心身ともに健康を取り戻した。

 2018年上半期、蘇さんは経済賠償を求める準備のため、成都市中級裁判所に問い合わせて、「申請書」を成都市高新区裁判所に郵送した。その後、電話で確認したところ、成都市高新区裁判所は蘇さんの「申請書」を受け取り、そして4月13日に立件した。法廷担当司法官は、朱司法官(電話028―85130760)、熊秋艶司法官(電話:028―85311051)、補佐の趙司法官(電話:028―86050207)のこれら3人の人員であると蘇さんに知らせた。

 その後、蘇さんは成都市高新区裁判所から送られてきた法律文書、「成都ハイテク産業開発区人民裁判所が書類を受け取った証明書」と「成都ハイテク産業開発区人民裁判所の訴訟参加者の紀律に関する書類」を受け取った。

 これらの資料を受け取った後、蘇さんは電話で3人の司法官に問い合わせをしたところ、皆「この案件は確かにある。家で知らせを待つように」と言われた。

 蘇さんはネットで調べてみると、立件してから開廷するまでの期間は、2カ月以内であることが分かったため、再度この3人の司法官に電話をかけたら、いずれも通じなかった。

 7月11日、蘇さんは再び3人の司法官に電話をかけたが、全員が「この案件はない」と否定した。そして、その中の1人の司法官はすでに移動していた。

 このような状況下で、蘇さんは北京の最高裁判所に訴えをお起こした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/31/371883.html)
 
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