救援電話をかけ「修煉の初心」を取り戻す
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文/アメリカ大法弟子

 【日本明慧2018年9月30日】 わたしは長い間、電話で真相を伝えるプロジェクトに参加したいと考えていました。ある日、やっとソフトをインストールでき、料金を支払って新人トレーニングにも数回参加しました。しかし1、2回電話を掛けて良い効果が得られず、やめてしまいました。申し訳ないと思いながらも、突破する方法は見つかりませんでした。

 幸いなことに先日、協調人の同修がわたし達のグループで体験を語り、人を救う最後のチャンスを逃さないようにと促してくれました。皆は深く励まされ、同修たちが続々と参加を申し込むなか、わたしも申込みました。この機縁を大切にして電話で真相を伝え、人を救う好機を逃さないようにと決心しました。

 はじめての大型のトレーニングに参加した時のことを、今でもはっきりと覚えています。皆がプラットフォームのチャンネルに集まり、数人の経験者が電話を掛けるのを聞きました。その場にいる全ての同修は正念を発し、わたしは強大な正念の場をはっきりと感じ取りました。

 台湾の女性同修と公検法(公安局、検査庁、裁判所)のトップとの電話が、最も印象に残っています。相手は、少しの言葉も交わさないうちに、罵りながら電話をすぐに切りました。同修は立て続けに電話をかけ、繋がると真相を伝えました。相手もずっと電話を切りますが、同修はなおも電話をかけ続けて真相を伝えました。わたし達もずっと正念を発していました。わたしは正邪の大戦の熾烈(しれつ・燃え立つように盛んで激しいさま)さと、同修の粘り強さと意志の強さを強く感じました。

 徐々に相手の法輪功迫害の真相を聞く時間が増してきて、最後の電話では長く聞いていました。背後の邪悪な要素が徹底的に取り除かれると、相手も真相を理解できるようになりました。態度も一変し、最後には同修に感謝していました。皆も衆生が真相を分かった後の喜びを共有し、本当に感動的でした。

 電話をかける同修の意志の強さは、新米のわたしにとって非常に大きな励みになりました。電話をかける原稿内容も良く、その通りに読むだけでも人を感動させるほどでした。旧勢力は試練の名目で、いつもあれこれの妨害をしてきます。意志が弱く、正念も強くなければ、わたし達の真相伝えが何も成功できないようにします。

 「原稿を3回読めば自分のものになる」と、電話をかけている同修は言いました。最初に読んだときには、舌が固まってはっきりと読めませんでした。わたしは心の中で、「このような手段で妨げるつもりなのか。それならわたしは一文字、一文字ゆっくりと丁寧に読み、伝える真相を一つずつはっきりと読もう」と考えました。わたしは段々とはっきりと、ますますスムーズに読めるようになっていきました。

 わたしは正念を発し、何回も立て続けに電話をかけ、原稿通りに読みました。切られたらまた再びかけ直し、繋がると原稿をしっかりと読みました。再度切られればまた電話をかけ直し、繋がるとまた原稿をはっきりと読み上げました。

 ある日、数人で交替しながら繰り返し同じ番号に電話をかけていました。繋がってわたしの話を少し聞いた後、「ちょっと待って、一つ質問がある」と相手は言いました。耳を傾けると「わたしは精神に問題があり、人を殺した後、冷蔵庫に入れるのが好きです…」とこのように話ました。

 作り話であるとすぐに分かりました。彼が「どうすればよいのか?」と聞いてきたので、真面目に「本当に人を殺したなら、自分の命で償うべきです」と、答えると相手も少し驚いていました。「あなたが冗談を言っていると分かっています。人を殺していないでしょう。もし本当に人を殺したのなら命で償うべきです」

 突然、彼は「天安門広場での焼身自殺はどういうことだったのですか?」と聞いてきました。

 わたしは心の中で、「この質問を待っていたわ」と思いました。「天安門広場での焼身自殺は、江沢民集団が人々に法輪功に対しての憎しみを煽(あお)るために、撮影したフェイクニュース( 虚偽の情報でつくられたニュースのこと)です。法輪功は殺生することが禁止されており、自殺はなおさらいけないことです」と伝えました。また、法輪功の病気治療と健康保持の効果と、「真・善・忍」に従って良い人になることも伝えました。ここまで聞くと彼は「自分が良い人ではないことに気づきました」と、心の内を明かしました。

 「三退はしましたか?」と聞くと、街で学習者が協力してくれたが、退党の認定書をもらっていないと答えました。電話番号を確認して、機会があればまた電話をかけるとわたしは伝えました。彼は「ぜひ電話をください」と言って、名残惜しそうに電話を切りました。

 初日の夜に電話をかけ終わった後、ベットに横たわると全身が熱くなり、土踏まずのツボ「涌泉」(ゆうせん・ 経穴の一つで、足底の土踏まずにあり、鍼灸治療で重視される箇所)から連続して何かが排出されたことを感じました。師父がわたしの体を浄めてくださっていると分かりました。初めて法を得たとき、同じ現象が現れたことを思い出しました。救援電話は、わたしに「修煉の初心」を取り戻させてくれました。心から師父に感謝いたします! 師父、ありがとうございました! 

 しばらくして、わたしがログインする当直時間を決めるようにと、協調人に求められました。わたしは必ずログインできる時間帯を三つ選びました。時間を固定することの良い点は、時間になれば法を学び、正念を発し、真相を伝えるようになることです。このようにすると、簡単に妨げられなくなります。緊急の案件があれば、当直でなくてもできる限り参加するようにしています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/10/372284.html)
 
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