息子が連行されても 母親は訴える所がない
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年10月14日】遼寧省建平県の法輪功学習者・郭浩さんは、2018年8月23日午前8時頃、建平県西城派出所の警官により自宅から不当に連行された。家に残された母親(76)は独りぼっちになり、頼れる人が誰もいない。

 郭浩さんの家族は本来5人暮らしの幸せな家庭だったが、郭浩さんが法輪功を学び、「真・善・忍」の理念に従って良い人になることを目指しているという理由だけで、迫害を受け、家庭が崩壊した。

 母親の張莉さんは建平県病院産婦人科の元看護婦長であった。息子の郭浩さんは医科大学を卒業した後に県病院の医者になり、真面目に勤務し、法輪功学習者の基準で自分を律し、患者からの謝礼などを一切受け取らなかった。

 しかし、江沢民が法輪功を迫害する運動を発動してから、法輪功学習者であるというだけで、郭浩さんは県病院の医者を辞めさせられた。そして、2002年に郭浩さんは労働教養3年を強いられたため、妻は子供を連れて郭浩さんと離婚した。出所した郭浩さんは、県公安局と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)による迫害が絶えなかったため、3回も家を離れたことがあり、その間、仕方なく流浪生活を送った。

 教師を退職した郭浩さんの父親の郭元忠さんは、迫害の環境の中で打撃を受け、離れ離れになった孫にも会えなくなったため、そのショックで脳血栓を患って自力の生活ができなくなり、3年4カ月間病で苦しめられ亡くなった。今は郭浩さんと母親の2人だけが助け合って生活を維持している。

 郭浩さんは仕事を失い、給料もストップされたため、母親の年金に頼って生活を維持した。自由を失い過度なストレスの環境の中で、心身に大きなダメージを受けたため、郭浩さんは高血圧、糖尿病やうつ病の症状が現れた。

 郭浩さんが拘禁された後、腰が曲がり走行困難の母親は、県裁判所、県検察庁、県公安局、派出所、県知事と副知事、県人民代表大会などの部署に、計18通もの救援を求める手紙を出した。しかし残念なのは、現在に至っても何一つ返事がないことである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/5/375395.html)
 
関連文章