真相を伝えるときの他人への配慮について
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年10月29日】真相を伝える過程で、私は三つの出来事に心を強く打たれましたので、それ以降、真相を伝えるときは、いつも他人を配慮するように気をつけています。

 一つ目、私は同修と真相を伝えるために一緒に出かけたときに、1人の片方の掌がない障がい者の女の子に出会いました。彼女は私達にいつも「おばさん」と呼びかけてきました。そして母親に「以前、このおばさん達に声をかけたら、お金をくれたよ」と言いました。私達は何回も彼女に出会ってはお金を求められ、あげたり、あげなかったりしました。その際にいつも私はポケットをさぐり、小銭の5元が入っていると「この5元をあげるね」と女の子に言って渡しました。

 女の子の母親の妹が私達の所にやって来て、私をハグしながら「あなたは人が良すぎますよ。今後お金を求められてもすぐにあげないで、自分のために使ってください。そして、警官らはあなた達を捕まえようとしているので、くれぐれも十分注意し、気をつけてください」と言いました。彼女は今にも泣き出しそうに見えました。私は「あなたも必ず『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』を覚えてください」と言うと、彼女は「わかったわ、わかっています」と微笑んで言いました。私が彼女に「三退」を勧めると、彼女は「学校に行ったことがないので、どこにも入っていません」と答えました。

 私は今まで真相を伝える過程で、このような出来事に出会ったことがなく、このような事に出会い、衆生が救われるのを待っていることにとても感激しました。

 二つ目、ある日私は野菜市場に買い物に行きましたが、野菜売りの女の人の所では、小松菜が2パックしか残っていませんでした。私は1パックを持って値段を聞くと、もう1人の女性が残りの1パックを持って、私の持っている小松菜をチラチラ見比べていました。そこで、こちらの小松菜の方が少し新鮮で、大きいと思いましたので、彼女に「こちらの方が欲しいですか。欲しいなら、どうぞ」と差し出しました。彼女はうなづき、お金を払って立ち去りました。野菜売りの人が「あなたは良い人ね」。「昨日も野菜を買いに来たときに法輪功の修煉者だと言いましたね。あなたに『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と『三退は平安を保てる』を覚えてください」と言うと、あなたはどこにも入っていないわと言いましたね。彼女は野菜を取り扱いながら「私は共産党員です」と答えたので、私は彼女に「あなたは青年団と少年隊にも加入したことがありますか?」と聞きました。彼女は「あります」と答えました。私は少し焦りながら彼女に「神様に、あなたは共産党、青年団、少年隊を脱退すると言えますか?」と尋ねると、彼女はわかりましたと言い、名前を聞き出すと「張某某と言います」と笑いながら答えました。私は一つの善の念で人を救えたことを非常に嬉しく思いました。

 三つ目、ある日の午後、私は川沿いの道を歩いていると、3人の同修に出会いました。そしてそのうちの2人が挨拶をしてくれました。私は彼女達の方へ行きました。1人の同修が隣の生姜を売っていた男性を指さしながら「私達がいくら勧めても三退しませんでした」と言いました。。そのとき生姜を選んでいる人が2人いました。そのうちの1人は同修でした。私は「彼はお客さんを気にかけて、あなた達の言ったことがはっきりと分かっていなかったかもしれませんよ」と言うと、同修は「いいえ、彼は絶対に退しないわ」と言いました。

 私は心の中でこの人はなぜこんなに頑固なのか? 私がもう一度やってみようと思いました。私はゆっくりと歩いて行き、生姜を売る人を見ました。彼1人しかいなかった時を見計らって、誰もいないときに真相を伝えたら、彼はきっと集中して話を聞いてくれると思い、急いで近寄って行き、「生姜はいくらですか? 250gください」と言いました。彼に値段を教えてもらい「自分で選んでいいよ」と言われました。私は「お任せします」と言うと、「自分で選んで」と再び言われました。私はしゃがんで生姜を数個選び、彼に「彼女達が三退を勧めたのに、なぜ三退しなかったのか?」と聞きました。彼は「生姜を買うのにさんざん選び抜き、しつこく感じました」。私は「怒らないでくださいね。もう暗くなったので、売れ残っていても、早く帰った方がいいですよ。どこに住んでいますか? お名前は?」と聞くと、彼は名前も住所もすべて教えてくれました。私は「あなたが加入していた少年隊から退出すると約束してくれますか?」と尋ねると、彼は「わかった。退出する」。私はまた彼に「『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』を覚えてくださいね」と言って、生姜を持って帰ろうとすると、彼は「お姉さん、どうもありがとう! 気をつけて」とお礼を言いました。

 師父が説法されたときに「修煉者なので、何をしても相手のことを考えなければならず、大法のことはもっと考えなければなりません」[1] と語られました。私達は大法弟子であり、他人に大法の真相をわかってもらうために、まず初めに他人に配慮しなければいけません。私達はただ自分が良い人だとアピールするのではなく、他人が良い人だと認めてくれたならば、私達の言うことを聞いてくれ、私達の伝える真相を信じてくれます。大法を修煉する前は私も自己中心的な人でした。私は師父のご教示から多くのものを受益し、大法からも受益しています。そして、できるだけ師父と大法に従い、自分に要求しますので、やっていることは小さくて大したことはありませんが、大いによい結果を得ることができます。

 自分の次元が限られており、大法に従わないところがありましたら、同修にご指摘願います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/27/375025.html)
 
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