天津市寧河区裁判所 学習者5人に実刑判決
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 【明慧日本2018年11月16日】天津市寧河(ねいか)区裁判所は、同区の法輪功学習者・李広遠さんに懲役4年、裴淑紅さんと楊桂栄さんに懲役2年、李孟順さんと趙秀芳さんに懲役1年6カ月の実刑判決を宣告した。その後、李広遠さん、裴さん、楊桂栄さんの3人は控訴した。

 寧河区廉荘郷に在住の李広遠さんは、妻の莫偉秋さんとともに1997年から法輪功を学び始め、患っていた病気が知らないうちに消えてしまった。夫婦は真・善・忍に従って自分に要求して、道徳を向上させ、近隣の人たちと仲良く付き合うことができた。しかし、中国共産党が1999年7.20から法輪功への弾圧を開始した。夫婦はともに当局からの不当に拘禁され、労働教養処分を受け、実刑判決を宣告され、拷問などの迫害を受けた。莫さんは江沢民を告訴したため、2015年6月25日に連行されて、懲役4年6カ月の実刑を言い渡され、いまだに刑務所に拘禁されている。

 橋北鎮の法輪功学習者・李孟順さん、裴さん夫婦は小売店を経営していて、数年前、村が道路を作るため、夫婦が経営している売店の敷地の一部を通ることになった。そこで夫婦は売店の壁の一部を崩し、1メートルほど道路のために譲ったが、賠償金は一切もらわなかった。

 2018年1月30日、李広遠さんは孟荘郷市場で人々に法輪功が迫害されている真相を伝えたとき、廉荘郷派出所の警官らにより連行された。その後、警官は李広遠さんの自宅を家宅捜索した。

 同年3月13日、李孟順さん、裴さん、楊さん、趙さんの4人は車に乗って、電話で人々に法輪功の真相を伝えていた際に、警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。

 同年8月2日午後3時、寧河区裁判所は李広遠さんに対して不当に開廷した。法廷で弁護士は証人の出廷を要求し、法律の角度から法輪功を学ぶことは合法だと答弁した。李広遠さんも自己弁護し、その場にいる人に「迫害に参与しないように、そして善悪を分別するように」と呼びかけ、無罪で解放するように要求した。

 同年8月23日午前9時、同裁判所は李孟順さん、裴さん、楊さん、趙さんの4人に対して、不当な裁判を行った。弁護士2人は学習者たちを無罪であると弁護した。弁護士は当事者の解放を求め、李孟順さん以外の3人が立案していないこと、逮捕令状に書かれた逮捕日と本当の連行日が違うことなどの司法関係部門の違法行為を指摘した。

 裁判は約2時間かかった。裴さんも楊さんも法廷で法輪功を学んで、心身ともに恩恵を受けたこと、「真・善・忍」への信仰は罪にならないこと、「天安門焼身事件」は嘘であること、江沢民が権力を乱用して法輪功に罪を着せて迫害を加えたこと、などの真実を話した。

 しかし、10月18日、寧河区裁判所は法律を無視して、5人にそれぞれ実刑判決を言い渡した。

 2018年1月30日から今日まで、寧河区の7人もの法輪功学習者が不当に連行されたという。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/4/376668.html)
 
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