【明慧日本2018年11月20日】天津市河西区の孟捷さん(45)は、法輪功を学んだ後、ひどい胃病が治り、右の肋骨の下にあった腫瘍が消え、4.00度の近視だった両目も正常になった。孟さんは長年にわたって病気の妻の世話をしていた。また、孤児になった友人の子供を引き取って育て、大変苦しい生活状況の中で、友人の子供を大学にまで行かせた。
孟さんの人柄は、勤務先の同僚たちにも町内の人達にも知られており、良い評判を得ている。しかし、孟さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、2001年に労働教養3年を強いられた。孟さんの娘はちょうど5カ月になる頃だった。双口労動教養所で孟さんは暴力を振るわれ、気絶した。その後長い間、吐血して食事も摂られず、さらに洗脳による迫害と過酷な労働を強制されたため、孟さんは体重が15キロ以上おち激痩せした。
孟さんの妻・馬怡さんは巨大な圧力の下で、病気の身体を引きずって子供の世話をしなければならず、精神的にも肉体的にも限界の状態になった。さらに、神経が衰弱して眠れなくなった馬さんは、頭が朦朧として精神状態が悪くなり、人に接する自信がなくなった。
孟さんが帰宅した後、馬さんは少し好転したが、警官や住民委員会の役員が嫌がらせに来る度、病状が悪化した。3~4年の間、孟さんが出勤して娘が学校へ行った後、馬さんは一人で家にいる元気がなく、いつも廊下や道路の近くに椅子を持って行き腰を掛けて、孟さんの帰りを待っていた。猛暑の時も厳寒の日もずっと待ち続けていた。
2016年11月14日、天塔派出所の十数人の警官が孟さんの家に押し入り、一切の手続きの書類を提示せず、家宅捜索を行った。当時、寝たきりの馬さんだけが家にいた。
2017年5月17日、天塔派出所の警官は孟さんに電話をかけ、妻と一緒に派出所まで来るようにと要求したが、孟さんはこれを拒否した。直後、派出所の警官らはパトカーで孟さんの家に行き、妻の馬さんに対して単独で取り調べて記録を取り、署名を強制した。
2018年7月、孟さんは仮保釈の手続き代金として、2000元を科せられた。2018年9月初め、河西区裁判所の人員は電話で「罪を認めないなら、起訴して開廷するぞ」と孟さんを脅迫した。
数年来、毎日続く恐怖の中で、馬さんはさらに神経性嘔吐の病気を発症してしまい、緊張する度に嘔吐し、時には失禁も伴った。孟さんが仕事から帰えると失禁した馬さんの世話をしていた。長年病気に苦しめられ、骨粗鬆症と栄養失調などの多方面のことが原因で、馬さんは歯が抜け、1本しか残っていないので、47歳の実年齢より遥かに老けて見えた。また、病床での寝たきり生活で、運動することが出来ないため排便も困難になり、いつも孟さんが手助けした。
2018年9月5日、孟さんは天津市河西区検察庁から起訴された。10月26日午前、河西区裁判所で孟さんに対する裁判が行われる予定である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)