文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年11月20日】ある日、同僚と雑談しているうちに、話題が法輪功に移りました。同僚の話から、彼は大法に対して誤解していることが分かりました。そして、同僚とこの話題についてじっくりと話してみようと思いました。同僚は、天安門焼身自殺事件が捏造であることすら知りませんでした。また、大法についての基本的な真相を知らない以外にも最も憂えたことは、同僚が私達の一部の修煉者の言動に対して全く理解していない上に、反感を抱いていたことでした。
同僚の話を聴いて、私の心はとても辛くなりました。同修達は危険を犯しながら苦労をいとわず、真相を伝えている努力がかえって、一部の世の人達の反感を買ってしまったことでした。明慧ネットに掲載された交流文章の中に、真相を伝える時に一部の同修が理知に欠ける行動を取ってしまったことに言及した箇所がありました。例えば、常人に伝えた真相の内容が高すぎたり、言葉も選ばず相手と論争してしまったりすることです。また、紙幣に書き込んだ真相の文字がぞんざいであることなどです。同修達が衆生を救いたい切実な気持ちを察することが出来ますが、しかし、真相を伝える方法が適切でなければ、世の人達の反感を逆に買ってしまい、返って衆生が損を蒙ることになり兼ねません。
真相を伝えることは大法弟子が行う三つのことの中の一つです。これは私達の責任と使命であり、皆が努力していることです。それを行う際に、真相をはっきりと伝えるにあたって、疎かに行っている同修がいます。
師父が説法の中で「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する」[1]、「迫害されている中で世人に真相をはっきりと伝え、ますます多くの人が法を得るようにし、世人を救い済度すべきです」[2]、「真相をはっきりと伝える中で、待たず、頼らず、外的な要素の変化に期待を託さないでください」[3]、「全面的に真相をはっきりと伝え、正念をもって邪悪を取り除き、衆生を救い済度し、確固として法を護るべきであり」[4]と明示されていました。
師父が説法の中で真相ははっきりと伝えるべきだと、何度も繰り返し言及されていました。私達は皆、真相をはっきりと伝えることが出来ているか、自問してみてください。
大法弟子なら、如何なることにおいても手を抜いてはいけません。私達は師の法を正すことを手伝う大法弟子であり、どんなことにも最善を尽くさなければなりません。個人的な経験ですが、真相をはっきりと伝えるために、常に法を良く学び、強い正念を保ち、常人と論争してはならず、平常心を保ちながら理性を持ち、分かりやすい内容を選び、相手と会話を交わした上で、相手の理解する能力を把握してから、相手の立場に立って、一歩一歩徐々に基本的な真相から切り出します
例えば、天安門焼身自殺事件の真相、中国共産党政府が法輪功を迫害する理由などから、真の事実まで導いていきます。また、会話の中で、相手が矢継ぎ早に質問を浴びせられても、角度を変えながら真相を話し、私達と会話を展開してくれることが望ましいやり方です。そうすることで、相手の頭の中にある一つ、また一つの虚像を撃退する機会が湧いてくるのです。横暴な態度で断る相手なら、まず真相を伝えることを止めて、自分の内に向けて探して、法輪功の真相を知る機会にまた出会えるように、私達が願っていることを相手に伝えた方がいいのです。くれぐれも、間違った真相の伝え方や強引な伝え方をしないでください。誤った伝え方をすると、私達の過ちで、常人にマイナスな印象を与え兼ねませんので、これらのことに充分気を付けてください。
皆さん、積極的に真相を伝えることにもっと多くの創意工夫をしましょう! 世の人が大法に対して、しかるべき敬虔と尊重を持てるようにするためでもあります。
個人的感想ですので、法に基づいていないところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
注:
[1] 李洪志师父の経文:『理性』
[2] 李洪志师父の著作:『精進要旨(二)』「祝辞」
[3] 李洪志师父の著作:『精進要旨(二)』「北ヨーロッパ法会のすべての学習者へ」
[4] 李洪志师父の著作:『精進要旨(二)』「大法堅固にして破壊不可能である」