【明慧日本2018年11月22日】福建省閩侯県の法輪功学習者・呉イン香さん(44歳女性)は2018年5月1日、法輪功についての真相資料を配布したため不当に連行され、同年10月19日に懲役3年1カ月の実刑判決を宣告された。
今年5月1日夕方、呉さんは自宅の付近の上街大学の付近で真相資料を配布していた際、中国共産党に洗脳されたある学生に通報され、警備員の2人により拘束された後、同区の警官らにより連行され、家宅捜索をされ、拘禁された。
9月26日、呉さんに対して裁判が行われた。公開で開廷すると言われていたが、実際には呉さんの家族さえもこの開廷の知らせを受け取っていなかった。家族は開廷の情報を一切知らないまま、受け取っていなかったため、弁護士にも事前に依頼できなかったし、傍聴することもできなかった。いわゆる公開で開廷することは、起訴者や裁判官の数人だけが勝手に行い、見せかけだけの芝居に過ぎず、これらの全ては実際、深刻な違法操作だった。
裁判が終わった後に、家族が依頼した弁護士は書類で弁護文を提出することしかできなかった。呉さんが「法律の実施への破壊的な行為をした」という罪名を被せられたことに対して、弁護士は「呉さんは普通一般の女性であり、法律の実施へ何らかの破壊行為をすることができるはずがないし、また、法律の実施への破壊行為をすることができるのは、まさに司法機関や行政機関の人々だ。法輪功学習者への迫害こそが法律の実施への破壊行為である。法輪功の教えは真・善・忍で、普遍的な理念であり、人を善に導くことで、人にも社会にも全く危害がないし、本案件も誰一人として被害者がいないので、呉さんは何の罪も犯していない」と強く主張した。
弁護士の弁護がどんなに有力であっても、学習者には何の罪がなくても、独裁政権である中国共産党の本質は全く変わらず、中国共産党下での裁判は正当なものではなかった。そのため最終的には、呉さんに対して懲役3年1カ月の実刑判決と罰金3000元を宣告した理不尽なものとなった。
いったい誰がこれらの法律を破壊しているのであろうか! どう考えても、中国共産党の司法機関の関係者自身が法律の実施への破壊行為をしているとしか言いようがない!!