星系図と神韻公演の背後 この視点から考えてみる
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 【明慧日本2018年12月28日】私は2015年にネットを通して修煉を始めた新しい修煉者です。本日明慧ネットに掲載された「星系図を見て『しばらく滞在したら、たちまち去っていく』を悟る」と言う文章を読みました。修煉を始める前から宇宙、意識、時空や生命の意義などの問題に、思いを巡らせていた私はこの文章にとても興味がありました。そして真相を伝えるには、この視点がとてもわかりやすく有効的だと思いました。ここではさらに二つの角度からこの問題を論じていきたいと思います。

 まず一つ目は、現在、人類の宇宙と時空に対する認識はけっして完璧ではなく、むしろ知識や考えがとても浅薄で、甚だしきに至っては月の裏に宇宙人がいるかどうかについても議論をし、太陽系以外のことについての研究はさらに遅れている状態です。しかし、この領域の研究には多くの宇宙人の要素が含まれており、状況は複雑です。宇宙人の要素に影響され、現在創作されている多くのSF映画や天文に関する書籍は、人々に無神論の考えを注ぎ込み、宇宙人を美化し、大いに宗教や文化、道徳を貶(けな)しています。さらに、人々に宇宙人の技術を取得することを夢中にさせ、人々に「宇宙人は神だ」とさえ思わせるような間違った観念を植え付けています。ですから、天文に関する内容を見る時、知恵をもってどれが本物で正しいものか、どれが間違ったものかを判断し、識別しなければなりません。

 この点について師父はすでに「人類の探求は技術競争のためであり、生存条件を改変することを口実にしていますが、多くは神に対する排除、人類の道徳をもって自らを律することへの放縦が根底にあるため、以前、人類に現われた文明は幾度となく壊滅させられました。探求も物質世界の中に限られており、一つの物事が認識されてからそれを研究するという方法を採っています。しかし、人類の空間で触れることも見ることもできなくても、客観的に存在し、確実に人類の現実の中に反映されてきた現象に対して、精神、信仰、神の言葉、神の奇跡を含めて、神を排除しているがゆえに従来から触れる勇気はありません」[1] と説かれました。

 もう一つ言いたいのは天文学の領域に限らず、もし私たちが常人社会で形成した観念を捨てることが出来れば、至る所に神の存在を感じることが出来るという事です。

 例えば、皆さんはこのテーブルがこのような状態で、つまり安定していると見ていて、それが当然なことだと思っています。しかしこの考え方から一歩脱却すれば、「このテーブルはどうして安定した状態を維持できているのか?」と、とても不思議に思うはずです。なぜなら、テーブルの粒子は絶えず運動しており、唯物論の観点からすればテーブルは空気のように入り乱れ、無形になるはずがないのでしょうか? どのような力が働いてこれらの粒子を秩序よく運動させ、このテーブルを形成させているのでしょうか? 地球が太陽をめぐって回るのもそうですが、ずっとこうだから、それは当然だと人々は思っているかもしれません。しかし、この「当然だ」と言う観念を捨てれば、当然な事は当然ではなくなります。考えて見てください。もし私たちが二つのボールをここに一緒に置くだけで、このボールが自動的に回転しますか? 力を加え続けないでこの二つのボールが永遠に回転し、しかも規則正しく回転することが果たしてできるでしょうか?

 「宇宙は運動しており、宇宙にあるすべての銀河系、恒星系も運動し、九個の惑星が太陽のまわりを回転し、地球も自転しています。皆さんよく考えてみてください。誰がそれらを回るようにしているのでしょうか? 誰がそれらに力を与えたのでしょうか?」[2] と師父はすでにこの問題を提起されました。誰が力を与えているのでしょうか? 唯物論の説明に従うならば、誰も力を与えていなければ、どうして回転することができるのでしょうか?

 神韻芸術団の公演の背後で起きた説明し難い現象を見てみましょう。ギリシャは公然と約束を破り、神韻の公演を拒否しました。翌年、ギリシャの経済は崩壊しました。2015年、エクアドルは公演を拒否し、さらに妨害までしました。翌年、エクアドルに大地震が起きました。2016年、韓国は一方的に神韻公演を取り消しました。2017年になると、北朝鮮は頻繁にミサイルを発射し、韓国は砲火の脅威下に置かれました。韓国は自らを防衛するため、ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」を配備しようとしましたが中国共産党から猛反発され、その結果、大勢の韓国企業は中国から追い出され、韓国経済は大きな打撃を受けました。2010年、香港は神韻の技術者にビザを発給せず、神韻公演は中止に追い込まれました。翌年の6月15日と11月30日、香港は二度も大きな火災に見舞われ、9月29日に暴風による大打撃を受けました。その後、香港は僅かな自主権を失い、次第に中国共産党の権力闘争のカードとなり、犠牲となりました。しかし、毎年神韻公演が行われているアメリカやカナタなどの国々はかえって繁栄し、安泰となっています。このような不思議な現象は統計学の観点から見てもとても面白いものです。唯物論者の皆さん方には、是非ともこれらの事を真剣に考え直してほしいものだと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨》「論語」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/29/376354.html)
 
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