懲役8年を受けた徐雪麗さん 再度懲役4年6カ月の実刑
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 【明慧日本2018年1月23日】天津市北辰区の法輪功学習者・徐雪麗さん(50歳女性)は、法輪功を学んでいるという理由だけで、連行されて拘禁され、2006年に懲役8年の実刑判決を宣告され、酷い迫害を受けてきた。刑務所の迫害で徐さんは精神異常になったことがある。しかし先日、徐さんは再び懲役4年6カ月の判決を言い渡された。

 徐さんは2017年12月28日、天津市北辰区天穆派出所の警官らによって連行された。警官らは徐さんの家を家宅捜索し、徐さんの父親の医療費と一緒に暮らしている認知症の叔父のお金までも全部押収した。その後、この件で徐さんの父親がひどいショックを受けて立ち直れず、この世を去った。叔父の世話をしていた徐さんが拘禁されたため、現在、叔父の命も危機な状態にある。

 徐さんは天津市にある株式会社アドヴィックス(自動車部品の製造会社)の職員だった。ある日、縁があって、徐さんは法輪功創始者の講習会のビデオを見ることができた。それから、徐さんは法輪功の教えの真・善・忍に従って自分に要求し、穏やかな性格に変わった。そして、トラブルにあったときは、自分のことを反省するようになった。そのうち、徐さんが患っていた心臓病や肝炎が完治した。

 しかし、江沢民グループが1999年7.20、法輪功に対して気が狂ったかのような迫害を発動した。徐さんは法輪功を学び続けたため、数回に渡り連行され、拘禁され、2006年1月20日に懲役8年の重い実刑判決を言い渡された。そして、天津市女子刑務所に収容された徐さんは残忍な拷問を加えられ、満期の3カ月前、突然、心臓病の症状が現れた。そして、刑務所病院の新生病院に運ばれた徐さんは内容が不明な薬を点滴された。

 2013年9月25日に出所した日、迫害されてやせ細り体重が38キロしかなった徐さんは、2人に支えられて刑務所から出たが、その直後から重い統合失調症の症状が出てきた。頭の中に防犯カメラが設置されているように感じた。それと同時に体中に生き物が這い回っているように感じて、怖くなって、目でものを見ることが出来なくなった。それからというもの極度に緊張した徐さんは、恐怖の日々を送っていた。

 そんな状態の徐さんは法輪功を学んでいる友人や親戚に助けられ、徐さんと一緒に法輪功を学び続けた。その後、回復してきた徐さんは母親の弟の叔父の世話をするようになった。叔父は若いときに妻を亡くし、晩年に娘を亡くした。徐さんは叔父の世話をよくしたため、叔父が久しぶりに笑顔を見せ、歩くことも出来るようになった。

 しかし、2017年12月28日朝7時、徐さんは再度連行された。母親が家に駆けつけたとき、弟はソファの端に体を小さく曲げって、とても恐怖を感じた様子であった。そして言葉にもならず、ただ「あーあーあー」と声を出し、徐さんが連れ去られた方向をゆび指した。母親は夫の化学療法の費用と弟の生活費の合わせて、計4.5万元がなくなっていることに気づいた。

 穆派出所は徐さんを陥れ、徐さんが当時紅橋区に住んでいるという理由で、この案件を紅橋区に渡した。しかし紅橋区検察庁は証拠不足であるという理由で、この案件を北辰公安分局に差し戻した。その後、北辰公安分局は偽りの証拠をかき集め、罪名をでっちあげ、紅橋区検察庁に再びこの案件を提出した。その後、紅橋区検察庁は徐さんに対して3回も開廷し、2018年12月29日、徐さんに懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/12/380281.html)
 
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