「師父がそばにおられる」ことを 身にしみて感じる
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2019年2月19日】ある日曜日の朝、発正念をしてから、私はプリンターに電源を入れて真相資料を作り始めました。突然、玄関のピンポンが鳴りました。「夫が朝食を届けてくれたのかしら」と思って、私は確認もせずにドアを開けました。そして、さっさと向きを変えて作業をしていた小部屋に戻ろうとしましたが、振り返って見ると、入って来たのは夫ではなく警官でした。何もかも手遅れでした。7人の警官らは次々と入って来ました。その時、私はとっさに手を伸ばして、小部屋のドアに鍵をかけました。

 警官のボスは、「すべての部屋のドアを開けなさい。今から家宅捜索をするから」と言いました。私は不安になって、「どうして家宅捜索をするのですか」と聞くと、警官のボスは横暴な態度で「理由はない。家宅捜索をする」と言いました。私は小部屋のドアに背を向け、カギを手に握りしめ、警官に向かって心の中で「妥協しない。絶対に妥協しない!」と思いました。

 警官のボスが頭をかしげて合図をすると、4人の若い警官らが上がって来て、私の手にあるカギを奪おうとしました。私がカギを固く握りしめているため、彼らは私の手の指を開けられませんでした。それから私を倒して足を押さえる者、頭を押さえる者、手を引っ張る者らで、荒い息を吐きながら懸命にやりましたが、やはり鍵を奪い取ることが出来ませんでした。「7人の若い男と私のような40代の女性と対等にやり合っても、私には勝ち目がない。どうすればいいのか? もう命を投げ出す覚悟で彼らとやり合うしかない」と私は思いました。この一念が出ると、私の目の前に「師がおられる」との文字が顕れました。私は「師父、私を助けてください」と大声で叫びました。

 声を出した途端に、4人の警官は同時に手を離し、ポカンとそこに立ったまま動かなくなりました。私は立ち上がり、「あなた達は法律に違反しています。あなたを訴えます」と言うと、警官のボスは大法と師父を中傷し始めました。私は彼を指差し、「でたらめを言わないで! あなたは公安局の発表をネットで調べてみてください。2000年5月10日に公安が発表した「邪教組織についての認定と取り締まりに関する知らせ」(公安・交通【2000】39号)この認定された14の邪教組織の中に、法輪功はありません。2014年6月2日に「法制夕刊」もこの14の邪教組織を重ねて言明しました、この中には法輪功はまったく入っていません。これは全世界に向って「法輪功を修煉することは合法である」と明言しているのではないでしょうか! 2011年3月1日、柳斌傑(新聞出版総署署長)が署名した「中華人民共和国新聞出版総署令第50号」では、1999年に発表された二つの法輪功の書籍の禁止令を廃止しました。つまり中国では法輪功の書籍を印刷、所有することは合法であると、明確に表明しているのではないのですかと言いました。

 私は一気に以上のことを言うと、警官らは母親の言う事をよく聴く子供のように、携帯電話を取り出してネットで検索を始めました。

 家の中はとても静かで、空気が一瞬止まったような感じで、壁に掛けてある時計の針だけが、ただ1秒1秒と動いていました。どのぐらい経ったのかは覚えていないのですが、警官のボスがガックリしてドアから出て行きました。そして、他の6人も警官のボスについて出て行きました。

 家はまた普段と同じように静かになりました。私はドアに寄りかかり両手で顔を覆うと、指の隙間から涙が流れ落ちました。泣きながら「師父! 師父!……」、「師父はずっと私のそばにおられますね! 師父は私のそばにおられますね!」と繰り返して、心の中で叫びました。このとき、私は最高に誇りに思い、厳(いか)めしく、尊く感じました! 私は「師父が私のすぐそばにおられる」ことを身を持って切実に実感し、新ためて認識しました。

 私は閉じたまま修めている弟子です。私には何も見えません。しかし、師父はいつも私のそばにおられ、細心に弟子を見守ってくださっていることを実感しました。そして家で真相資料を作る時や出かけて真相を伝える時、三退を勧め、真相資料を配る時に、心の中で「師父が私のそばにおられる」と思うと、正念がたちまち強まり、恐れる物質や悪い物質が全部消えてなくなり、誇りや神聖さが自然に生まれてきます。私は「佛恩の中に浸る」という言葉の真の意味を身にしみて感じました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/1/380901.html)
 
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