執着に支配されないようにする
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年3月11日】20年間の修煉の中ですべての執着を取り除き、修煉者の基準に達するという法理は分かっていますが、執着を取り除くことは心をえぐるような辛さでした。例えば恨む心ですが、この執着心を十数年間ずっと取り除いてきましたが、今でも完全に取り除いたとは言えません。

 私は父親と長い間仲が悪く、その上父はかんしゃく持ちで胃の病気を患っています。私も短気で、何かあったら我慢できない人間です。父と一緒に何かをする時でも、少し話をするとすぐ喧嘩してしまいます。高等学校に入学した時、将来外国の大学に進学して父親から遠く離れて、永遠に帰って来るものかとまで思っていました。

 1995年、私は法輪大法の修煉を始めました。その後、毎日大法の基準で心性を修煉し、「真・善・忍」を基準にして良い人になるよう自分を律し、少しずつ自分を変える努力をしました。そして、父親への観念を変えていき、大法を父に紹介しました。そして1996年に、両親に師父の説法ビデオを見せました。父はビデオの中の師父を見て、「師父は世間の人ではないな(神様だという意味)」と言いました。

 1999年7.20、江沢民は中国共産党を利用して法輪功を弾圧し始めました。2001年、法輪功への弾圧の理由を作るために、江沢民は「天安門焼身自殺事件」を引き起こしました。私はこの事件の真相を世間の人々に暴露したために連行され、2年の間不当に労働教養処分を科されました。当時、私の両親は怖がって、法輪功のことを人に話す勇気がありませんでした。

 労働教養所から帰った私は法輪功を引き続き修煉しました。両親はこれに反対はしませんでしたが、とても心配していました。両親に、「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしいと念じると、平安を保つことができ、健康になります」と話すと、両親は徐々に私の言う通りに念じました。その後、父親の足の病気がいつの間にか治り、不眠症も解消し、十数年の胃の病気も消えてなくまりました。

 それから私は両親に『轉法輪』の本を読ませました。父が修煉したら、かんしゃく持ちの性格が変わるだろうと思いましたが、まだはっきりと変わったとは感じませんでした。今年の新年の時に、父親の話がまた耳障りになってきました。そこで私は内に向けて探すことをせず、ただ父親が悪いと思いました。この時、「修煉はほかでもなく、内に向けて探すことであり、自分が正しくても、正しくなくても自分の問題を探すべきです」[1]を思い出しました。私は自分自身に「なぜ、あなたは内に向けて探すことが出来ないのか? なぜいつも他人の方が悪いと思うのか、なぜ、ほかの姉妹たちは父親の性格を気にしていないのに、自分だけが気にするのだろうか」と思い、内に向けて探してみました。するとそこには、恨む心や闘争心、顕示心、きれいな言葉が好き、情への執着心、そして、党文化や自己中心的な考え方、女性らしい優しさが欠けているなど、多くの執着心が見つかりました。これらに対する多くの執着があって、それらが私を支配しているから、大法弟子としての考え方が出来ていませんでした。

 師父は、「親族の情に執着するならば、必ずそのために疲れ、まとわり付かれ、魔がさし、情の糸をつかんで一生をかき乱されるのですが、年を取って、悔いてももう遅いのです」[2] と説かれました。私たちは師父の要求に従って自分をしっかり修煉して、三つのことをしっかり行い、執着で自分を支配しないようにし、旧勢力の縛りから突破して全ての執着と変異した観念を取り除き、大法の中で自分を浄化し、身の回りの縁のある人達を大事にして、彼らが救われるように導くべきだと思いました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「修める者の忌」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/2/383360.html)
 
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