米国国際宗教自由大使、法輪功迫害終結を呼びかける
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 【明慧日本2019年3月13日】米国国際宗教自由大使のサム・ブラウンバック氏は3月8日、香港外国人記者クラブで、中国共産党の法輪功学習者に対する迫害について、学習者からの臓器強奪を非難し、同時に20年にわたる迫害の停止を求めた。

图:三月八日,美国国际宗教自由大使布朗巴克在香港谴责中共迫害法轮功,并要求中共停止活摘器官。
香港の外国人記者クラブで講演するサム・ブラウンバック氏

 中国共産党は依然として法輪功学習者から臓器を強奪している

 ブラウンバック氏は香港外国人記者クラブの朝食会で「中国の宗教自由」と題して講演を行ない、「中国共産党の法輪功学習者に対する迫害と虐待はすべて記録されています。報道によると中国共産党は法輪功学習者を収容し拷問をして苦痛を与え、数千万人の法輪功学習者が拘禁されています。2018年には少なくとも69人の学習者が収容されている期間中に死亡しました」

 「絶えず指摘されていますが、中国政府は未だに収容されている人々から、強制的に臓器を摘出し、法輪功学習者とウィグル人の臓器が含まれています。勇敢な調査者から提出されたデータは憂慮すべきで、中国の臓器移植システムの下では、自ら寄付するドナーの臓器だけでは遥かに不足しています。この背後にある可能性は非常に恐怖です」と語った。

 20年続く迫害は 必ず停止させなければならない

 同氏は「我々は中国政府を動かして20年も続いている法輪功学習者に対する迫害を停止させ、行方不明になった学習者の所在を明らかにしなければならない」と強調した。

 中国共産党の信仰に対する宣戦布告は 永遠に勝ち目がない

 ブラウンバック氏は中国人を深く尊重し敬服しているという。中国の文化は人類に巨大なる貢献をしたと称賛し、そのため中国人が信仰のため 苦難を受けているという報告を見た時、なぜ中国共産党は自国民の信仰の選択を信用していないのかという疑問があった。「これは10億人に関わる問題なのです。中国共産党政府は信仰に対して宣戦布告をしていますが、これは彼らが勝てない戦争なのです!」

 「中国共産党は人民の信仰の何を恐れているのか?」、「中国共産党政権は継続的に信仰の神聖なる権利を侵犯していますが、この権利は憲法に定められ、『国連人権宣言』の規定にも明文化されています」と語った。

 1999年、米国は1998年に『国際宗教自由法」を立法して以来、宗教の自由について中国を特別注意すべき国と位置づけ、宗教の自由を侵犯している国の中で最も憂慮すべきと分類した。

 中国はまもなく自由に信仰を選択できる

 ブラウンバック氏は「中国共産党は自国民の信仰の自由を求める声を必ず聴かなければならず、同時に誤りを改めなければなりません。中国人は偉大なる国民であり、近い内に彼らは自由に信仰を選択できるようになります。宗教の自由の扉が開かれ、宗教を弾圧した鉄の壁は崩壊します。中国政府は歴史の過ちの側に立っていますが、必ず変わります」と述べた。

 同氏は講演の中で、中国共産党はチベットやウィグル人を随意に収容して拘禁していることに触れ、とても憂慮しているという。チベットにおいて、中国共産党は継続的に佛教を弾圧し、ブルドーザーで寺を破壊し、多くの僧侶を強制的に移住させており、さらに2018年に中国政府は『2018年宗教事務条令』を利用して、キリスト教徒とカトリック教徒に対する圧力をも強めているという。

 世界が一体になって信仰の自由を推し進めるべき

 ブラウンバック氏は、米国はほかの国や宗教の領袖と連携して、全国民の信仰の自由を推し進めており、2018年7月に開催された宗教の自由を促進する大臣級会議も含まれる。マイク・ポンペオ国務長官は次回の宗教の自由を促進する大臣級会議を、今年7月16日から18日にワシントンで開催することに決めたという。「我々の目標は宗教の自由を推し進めることを、各国政府、社会ならびに信仰団体の主要な任務とすることです。我々の努力は重要な夢を追い求めることであり、いつの日か、世界のすべての人々が必ず自由に信仰を実践できるようになります」と述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/9/383666.html)
 
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