利益に淡泊でいよう
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年4月22日】夫が修煉をやめてすでに数年経ちました。私は彼が戻ってくることをずっと望んでいますが、当の本人は私に冷たくて声さえかけたくなく、毎日何もせずにベッドに横たわってパソコンや携帯電話を弄り、その後ネット上で宝くじを買い始めました。

 ある日、彼は慎重な口調で「私は家のすべてのお金を使い果たした。クレジットカードも借り越してしまい、もう1枚のクレジットカードは親戚によって5万元ほどの借り越しになっていて、返済ができない」と言いました。私は少しびっくりしましたが、「分かった。あまり多く考えなくてもいいよ。あなたがよくなればそれでいい。私はあなたのことがもっと心配だ」と言いました。彼は涙をみせ、その後、穏やかに話しかけてくるようになりました。それから、私と子供は家で堂々と明慧のラジオ放送を流し、夫も一緒に聞くようになりました。以前なら、これは絶対に許されないことでした。

 それほどの大金が借り越されたと聞いた後、私は「どんな大変な事も起こらない。同修が再び大法を修煉し始めることがもっと大事だ。しかも、2人の同修(夫と親戚)だ! それぐらいのお金は小さいものだ。宇宙は厖大で、私たちは高い次元から来ており、地球を振り返って見ると、塵埃にもならない。ならば、塵埃上のこれっぽちの債務は、なおさら何でもない。お金よりもっと重要なのは同修だ」と思った瞬間、私は自分が完全に法に溶け込んだ殊勝な感覚を覚えました。

 師父は私たちにこのように教えられています。「しかし修煉者としては、他の人にとってはとてつもなく大きいと思われることを、あなたはごくごく小さいことだと見なします。あなたの目標はとても永久なるものであり、遠大であり、あなたが宇宙と齢を等しくしようとしているからです。振り返って見れば、そういうものはあってもなくてもよいものであり、大きく考えれば、そういうものはみな放下できるものなのです」[1]

 そうです。修煉者は広い心を持てば、どんな事も解決できます。今の全宇宙において、正法より大事なことはありません。私たちは法を正す師に手伝い、師父に従ってもっとも重要な事を行なっており、自分の執着や魔難などは本当に何ものでもありません。

 この事を気にしないようにすると同時に、私は内に向けて探し、自分には利益を求める心が深く隠されていることに気づき、今までうまく乗り越えることができなかった関のほとんどが、利益を追求する心と絡んでいることも分かりました。

 広い心を持つように努め始めてから、私の怨む気持ちは薄れて慈悲心が増し、夫も日に日に変わり始めました。近いうち、彼はきっと再び大法の修煉を始めると信じています。

 借金の返済で苦しみ、金儲けに時間を費やす周辺の同修を見て私が思ったのは、同修は常人と同じく地球に立脚し物事を見ているため、魔難が大きく絶対的なものに見えたのでしょう。世間のすべては法を中心に回っています。どんなに大きな魔難が目の前に現れても、私たちは自分自身を正し、三つのことをよく行なうことができれば、魔難は解消されます。しかも、多くの正神も師父の要求に従って大法弟子に協力しています。人間社会のそれらのことに淡々となりましょう。もちろん、人間社会の事は何もかもほったらかして極端に走るようにとは言っていません。私が言っているのは、心を正く持ち、大志を抱こうという意味です。

   ずっと前からこの文章を書きたかったのですが、だらだらと延ばしていて、先日、明慧ネットに掲載された『『轉法輪』の法理から「大」を悟る』を読んで刺激を受け、この経験を書くことに至りました。法理に符合しない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪功

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/10/384950.html)
 
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