自我を放下し 家族への慈悲を修める
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年5月5日】十数年間の修煉で私が感じたのは、家族は身内で、もっとも縁のある衆生でもあります。重要な修煉場所である家庭で、修煉者が常に大法の要求に従って心性を保ち、正々堂々とした大法弟子を努めることはとても重要なことです。外では修煉者で、家庭に帰ると常人に戻ってしまってはいけません。

 末子である私は小さいときから両親と兄たちに可愛がられて、利己的でわがままな性格を形成しました。法輪大法を修煉し始めて間もなく、中国共産党による大法への迫害が始まり、恐れを感じた私は法をあまり学ばず、大法の要求に則る行動もしておらず、それゆえ、身体に大きな改善がみられませんでした。臆病な夫に三つのことの実行を阻止されて私は怨む心が生じ、息子にも関心を見せませんでした。息子は家に帰って来て、私がなおも本を読み続け、彼に声さえかけないのを見て、怒ってこう言いました。「母さんは自分のことにしか興味がなく、私たちの事を何一つ気にせず、本当に利己的だ」。私の行為によって息子は師父と大法を理解できず、甚だしきに至っては恨みさえ持っています。

 師父の按排により、私は四十数冊の大法書籍を揃えて、その日から一心に法を学び、少しの雑念もなく、食事と睡眠以外の時間を全部学法に割き、最速で1日に3冊も読んだことがあります。夫は嬉しそうに買い物に行き、鼻歌を歌いながらご飯を作ったり、掃除したりしていて、これは以前には滅多にないことです。

 学法を通して絶えず法理が分かるようになった私は、興奮してやみませんでした。こんなに1万年にも出会えない素晴らしい大法を師父が授けて下さり、私ってどんなに幸運だろうと思いました。そして、法に照らし合わせて、私は自分の欠点と不足が見え、師父の要求から遙かに遠いことにも気づき、必ずしっかり修めていこう、と決心しました!

 師父の導きで、私は地元の集団学法にも参加するようになり、学法や同修間の交流を通じて、あることを認識しました。それは、修煉はとても厳粛な事でわずかな妄動も許されず、着実かつ真剣に師父の要求に従って行ない、初めて家に帰る道をよりよく、正しく歩むことができます。

 師父はこうおっしゃっています。「日頃いつも慈悲の心を保ち、善をもって人に接し、何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません。したがって、煉功にあたっては、高い、もっと高い基準で自分を律しなければなりません」[1] 私は考えを改め、一途に自分を保護することをやめて、他人のために考え始めました。夫が受け入れられない事であれば、たとえそれがもっとも正しい事であっても、私は強行せず、他の代用方法を探し、自分が歩める道、しかもより良く行なうことができる道が必ずあると考えています。その上、私は彼を恨まず、もっと理解と寛容を示すようになりました。

 ある日、帰宅した息子はこう言いました。「母さんは私たちが母さんを支持していないと思っているでしょう?」。私は「以前はそう思っていたけれど、今は違うよ。中国共産党による迫害のせいで、あなた達は日々ビクビクして、私のためによく耐えてくれたわ。特にあなたのお父さんは大変だったわ」と言うと、息子は「これから母さんの事はもう口にしないよ」と言いました。

 私が優しい心を持ち、随時に他人のことに気を配るようになってから夫も変わり始め、「10月の連休が明けてからお前と一緒に煉功してみようか」と言い出しました。これは2017年10月前の事で、今に至っても功法を全部習得していませんが、身体に大きな変化をみせています。心臓病や高コレステロール、腎臓結石は治り、頑固な白斑病もほぼ消えました。自身も「本当に奇跡だ」と言っています。今のは毎日誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と暗唱し、気性がよくなり、師父に果物やお香を捧げたり、私と一緒に真相資料用の資材を買いに行ったりしてくれます。はきっと万能な大法に感化され、ますます良くなっていくと信じています。

 3年前、嫁のお母さんに1通の法輪功迫害の真相手紙を送ってから、嫁の私に対する強烈な不満を引き起こしました。その後、恐れていた彼女は電話で夫と1時間近く話し、私が出かけないように見張ることを要求しました。そして、これから私達には会いに来ず、孫娘にも会わせず、老後の面倒も看ないなど、多くの理不尽なことを言われました。夫は焦りを露(’あら)わにしながら「帰って来ないなら帰って来るな! 我々はあなたにもう頼らないから、年を取ったら老人ホームに行く」と言いました。私はこの事を気にも留めず、いつも通り三つのことを行なっていました。夫が孫娘に会いたくなったら、私は美味しいものを作って夫に持たせ、会いに行かせました。

 あっという間に2カ月が過ぎて、夫の誕生日祝いで私はレストランで嫁に会いました。私は気持ちがとても落ち着いていて、嫁に何の不満も怨みもなく、何もなかったように振る舞いました。師父はこのようにおっしゃっています。「これらのことを前にして、心がまったく動じておらず、他の人からあなたの忍がよくできているように見えますが、実は心がまったく動じていません。これこそ修煉の忍です」[2] また、「全ての観念と執着を放下してはじめて、修煉の道のりにおいて如何なる阻害もなく前進することができます」[2]

 今、嫁は我が家へ帰って来たら服を着替えて、すぐに私を手伝いに厨房に入って来て、何でもやってくれます。ある日、彼女は叔母に「あなたの姑はいつ見ても若いね。どうやってその若さを保っているの?」と聞かれて、「姑は心理状態が良いからです」と答えたそうです。今、彼女も毎日楽しく他人のために考えたり、良妻賢母として努めたり、良い娘、良い嫁として頑張っています。滑膜炎を患った息子も「こっちの家に来たら、足の痛みが消える」と言いました。彼らは皆大法の素晴らしさを信じるようになりました。

 大法の要求に符合した私たちの言動こそが、もっとも良い真相資料です! 今、家族5人は睦まじく暮らしています。本当に師父に感謝し、大法に感謝します!

 適切でない部分があれば、慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の経文:『米国西部法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/16/372518.html)
 
関連文章