大法は私を導き 真の生き方を教えられた
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 文/中国の青年大法弟子

 【明慧日本2019年7月24日】私は90年代に生まれた青年大法弟子です。道徳が堕落している現代社会の中で、法輪大法の「真・善・忍」の法理は絶えず私を浄化し、私の人生を導いています。修煉してから3年になった私は、一般の人と変わらない普通の日常生活を過ごしていますが、精神面では普通の人と大きくかけ離れていることを実感しました。現在、世間の気風がどんどん落ちていて、人々が波の間に間に流される中を、逆に、法輪大法は私を導き逆上って押し上げていきます!

 一、資格試験の中で 自己を放下する

 私の専攻は財務です。この仕事をする人にはほとんど同じ夢があります。つまり登録会計士(CPA)の資格を取得することです。この資格試験は中国で最も難しい難関の一つだと言われるほど、毎年の単独科目の合格率は30%足らずで、資格を持つ人はさらに少ないのです。

 登録会計士(CPA)の資格を持つことによって、大手会社や政府機関に就職することができ、それに伴って相当な高収入を得ることができるので、出世や金儲けのための手段だと言っても過言ではありません。

 大学を卒業して、私も「資格予備軍」に加わりました。大多数の人と同じく、自分の努力で名利を手に入れ、いい人生を獲得する目的を抱えてエントリーしました。しかし試験の準備が進むにつれ、段々と私は自分の考え方に疑問が生じました。功利を求め、あせって苛立つ自分の姿は、修煉者であるべきものでしょうか? じっくり考えてみました。私たちは師父から次のように教わりました。「われわれは、自然に任せ、個人の利益を重く見ないようにと言っています」[1] また、「修煉者は自然に任せることを重んじるべきです。自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[1] と明示されました。自分は勉強よりも、試験そのものに強く執着していることに気づきました。この業界で仕事をする以上、学習は当たり前のことで、試験はその中の一つに過ぎません。修煉者にとって当たり前のことをきちんと行なっていれば、自然に任せれば、得るべきものは自然と得るはずです。

 ここまで悟りましたが、何かまだ足りないと感じた私は、さらに自分の心に向けて探した結果、重い利己心を見つけました。そこで私は資格試験の動機を考えました。いい仕事に就き、金持ちになり、人の中から出世したい願望が強かったのです。すべてが「自分」という輪の中にいて、すべてが「私」(し)から抜け出していなかったではないか、と思いました。

 師父は「今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」[2] と語られました。資格試験の過程で学んだ知識は人のため、社会に貢献するためであり、自分の利益を得るためではない、同時に自分も社会の一部分であり、社会に力を尽くすのは当たり前のことだと思うようになりました。収入や報酬について、これらのものは社会貢献によって自然に手に入るもので、もちろん貢献が大きければ大きいほど多く得らえるのも当然のことです。このような態度こそ、師父の言われる「他人を先に、自分をあとにする」[2] といえるのです。

 また、師父はこのように語られました。「人類社会においてさまざまな職業があるのは当り前ですから、人間の心が歪むことこそが問題で、どの職業に就くかが問題なのではありません」[1] ですから、資格試験と勉強自体は間違っていませんが、肝心なのはその心を正しく持つべきです。

 その後から、私は試験を準備する過程で試験を目的にせず、知識を得ることに心を込めました。心理状態が正しかったことと、特に大法が私の知恵を開いてくださいましたので、私は相次いで「会計」、「税法」などの学科に合格し、実際の仕事に活かすことができました。卒業してわずか1年の私は、何度も会社の税収法案の設計や会計政策の作成に携わり、数件の複雑な株価取り引きの会計の問題を解決しましたが、これらを誇りに思い、会社側に賃上げの要求をしたことはありませんでした。大法は私に「人のため」を教えてくださり、金銭や名利に淡白になることを教えられ、「真・善・忍」の基準で自分を律し、私のこれから歩む人生の道を導いてくださいました。

 二、小さな事の中で 利益心を修める

 資格試験の中で、このようなエピソードもあり、私の利益に対する心が厳しく試されました。現在のネット上では様々な資格試験の講習が出回っていて、学習者がその中から選んで購入します。しかし試験のシーズンになると、いつもいろいろな技術手段で不法にダウンロードする人がいれば、中にはそれを安い値段で転売する人もいます。段々とこのような海賊版の講義が、受験生の中で主流となっていったそうです。

 法輪大法の修煉者として、私はこのような行為は道徳に背いていると分かっています。ネットで教室を開く教師たちが苦労して作成した講義内容は彼らの収入源なのに、海賊版を購入すると、間接的に彼らの経済を損なうことになるのではないでしょうか? 例え知識が得られたとしても、このようなことをして平気でいられるのでしょうか? 大法の教えの中には「失わなければ得られず」、「善悪には報いがある」という法理があります。今は人の利益を我が物にしたとしても、将来は必ず何らかの形で相手に償うことになります。ですから私は少々高くても、必ず正規のネットの講義のものを購入して勉強しました。これは当たり前のことだと思います。

 しかしその後、ある小さな出来事を通して、私は自分がまだ完ぺきではないことが分かりました。あるネット教室は新しい講義をリリースするため、フルコースを280元の格安値段で販売するキャンペーンを行なっていましたが、期間終了後は同じコースを500元からの正常販売に戻りました。私は少しがっかりしました。しかしその後、私は偶然にもそのネット教室の不備を見つけました。つまり、キャンペーンは終了しましたが、ブラウザのアドレスバーに幾つかの数字を変更することで、そのキャンペーンのページが開かれ、しかもカートに入れて購入することができます。私はまるで新大陸を発見したかのように嬉しくなり、必要な講義を全部カートに入れました。

 しかし、興奮した後に突然、一つの疑問が浮かび上がりました。「キャンペーンが終わったのに、私が相手のネット上の隙を狙って、強引に購入することは正しいことなのでしょうか? これでいいのでしょうか?」。私の心の中で悪魔と天使が激しく戦いました。天使は私に「これは間違ったことだ。人の利益を我が物にしようとしているので、徳を失ってしまうことになる!」と言う一方、悪魔は「これはネット教室が自ら載せたページで、それを購入するのが何が悪い?!」と私を納得させようとしました。

 戦った結果、最終的には正念が勝ちました。師父から、常に我々大法弟子に名利を淡白にし、誘惑に惑わされないように教わりました。今まで自分は利益を求める心が薄いと思い込んでいましたが、今日は目の前の小さなお買い得のために、システム上の不備を利用しようと考えているだけではなく、嬉しくてたまりませんでした。このような自分が恥ずかしくなり、カートをすべて空にしました。不思議なことに、一瞬にして全身が軽くなりました。

 この経験を通じて、私は改めて心の奥に潜めていた重い利益心を見つけました。大法があるからこそ、私を冷静に考えさせ、過ちを見直させ、常に修めて真の我に返させたのです!

 三、乱世の中で 伝統へ回帰する

 私はよく周りから正直すぎるとか、素直すぎるとか、「刺激」がなくて退屈だと言われました。それに対して、私はいつも淡々と笑って何も言いませんでした。彼らより私こそ気楽で、大の自在である(少しの束縛も障害も受けず、思いのままである)と分かっているからです。現在の社会は贅沢な娯楽や、表面的なにぎやかでそわそわして落ち着かないのがこの時代の風潮です。暴力やポルノ、堕落なものまで、それに偽物があふれていて、人々を誘惑し、下へと引っ張って落としています。これらのマイナス面のものを受け入れた人々は、道徳基準を失い、真の美を楽しむことができず、本当の楽しさがわからず、真の幸せを失っています。人々は常に自分の感覚器官を刺激して「快楽」を作るしかなく、それによって精神的な虚しさを埋めるしかありません。このような人は名利上でいくら成功を収めたとしても、人生の苦痛から抜け出すことはできません。

 法輪大法に出会わなかったら、私も普通の人たちと同じく流れの間に間に流され、最後は沈んでしまうに違いありません。しかし大法は私を変え、世の不正な風潮から遠く離れさせ、本当の正と邪、善と悪、美と醜、良し悪しを見分けさせ、私の道徳水準を高め、様々な良くない誘惑にも抵抗できるようにしてくださいました。私の内心は田園のように静かで淡白であり、道徳がよみがえるにつれ、正統で伝統的なものや、善良で美しいものを楽しむようになりました。修煉をしている私の心は豊になり、私の楽しみも刺激によるものではなく、内面から表に自然に現れるものへと変化していきました。法輪大法こそが、私を楽観的で、健康的な命に生まれ変わらせてくださいました!!

 より多くの人々が大法の真相を知り、大法の素晴らしさを真に感じられることを願います!! あなたは生活の中で「真・善・忍」に従ってさえいれば、大法の修煉に関わらず、あなたもきっとこれまでとは違う、素晴らしい人生が始まったと実感すると思います!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/3/389210.html)
 
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