文/中国の青年弟子
【明慧日本2019年8月6日】私は大法弟子の家庭に生まれ、両親は法輪大法を修煉しています。小さい時から成績が優秀だった私は先生や家族に好かれ、よく人を助けることもあったので同級生からも信頼されていました。
しかし、物欲が氾濫する現在の複雑な環境の中で、私も知らず知らずの間に染められ、ネットに夢中になってしまいました。実は、小学生の頃からネットゲームができるようになりましたが、自分のパソコンもなく両親も反対したため、私はいつも家族の目を盗んで家のパソコンで遊んでいました。ゲームをする中でネットに触れ、段々と興味のあるネット小説や、動画を検索して見るようになりました。良くないと思ったこともありましたが、自分を制御できずやめられませんでした。さらに親にばれないようにもっと隠ぺいする方法でネットゲームで遊んだり、ネット小説を読んだりしました。中学校に入ってからスマートフォンとタブレットを買ってもらいました。それからはより便利になり、QQ(中国版のLine)で友人と深夜まで話したり、夜明けまでネット小説を読んだりすることがしょっちゅうありました。この過程で私の思想は少しずつ汚染されましたが、まだ表に現れていなかっただけでした。
しかし、中学生の時ネットに溺れた私は、二度にわたり危険な体験をしました。1回目は、夜明けまでネットで小説を読み、少し寝ようと横になったとき、突然体が動かなくなり意識がもうろうとしました。私は力を絞って「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と叫びました。実は、その時は声も出なくなっていましたが、続けて念じることで、しばらくして息苦しさから戻ることができました。2回目の時は、眠い中でタブレットの動画を見ている最中、再び前回と同じような症状に襲われ、慌てて心の中で師父に助けを求めました。しばらくすると体が動くようになり、正常に回復しました。
その恐ろしい体験から、私は修煉の大切さと厳しさが分かり、師父の慈悲と大法の素晴らしさを心から感じました。私はタブレッㇳの娯楽アプリをすべて削除して、これからは真面目に修煉すると決意しました。それからの1週間は、修煉においても勉強においても今までにない良い状態で、毎日が充実して光に満ちた生活でした。
しかし、週末になり時間にも気持にも余裕を感じた私は、再びネットの興味のあるものに引っ張られてコントロールできなくなり、またしても前の状態に戻ってしまいました。その後何度も、アプリをダウンロードしたり削除したりを繰り返しましたが、完全にやめることはできませんでした。
高校に入ってからは、ネット上の良くないものは私にますます影響を与え、毎日のようにネットゲームや面白い動画に夢中になり、成績にも大きな影響が出てしまいました。とうとうある日、長時間のゲームの後、激しい頭痛とめまいが再び襲い掛かりました。突然ネットが嫌になり、ゲームなどのアプリを再度削除して徹底的にやめました。それに伴い、落ちていた成績も上がりました。しかし、大法を修煉する人にとって、真・善・忍を基準にして自らを律しなければ、良好な状態を保つことは難しいのです。
最も状態が悪かった時期は高校2年生の時でした。勉強のプレッシャーが強まる一方、ついていけない自分に対する失望感から逃げようとした結果、再びネットに依存するようになりました。今まで頭に入っていた良くないものが爆発的に各方面から妨害となって入り、私は常に授業中眠くなって、先生の講義を最後まで聞くことができなくなり宿題も集中できませんでした。その一方、週末になるとタブレットが手放せなくなり、他の事をしようとすると元気がなくなりました。成績がどんどん落ちるだけではなく、人との正常なコミュニケーションもうまくできず、どう人と会話したり交流したらいいかと悩みました。
ネット上の様々な良くないものが、私の頭の中をいっぱいに占めていて、ポルノ的なものや暴力、恐怖的なものが直接私に影響を与えました。長い間、私は暗くテンションも低くなり、社会的な関心が薄く、自分の祖父母にさえ冷たかったのです。例えば、ある日の朝食中、祖母は乾燥ぶどうが入ったガラス瓶を私に渡して、お粥に少し入れて食べるように教えてくれましたが、くっついていてなかなか出せなかったため、私はイライラしてしまい漬物が入った容器でガラス瓶を叩きました。結局ガラス瓶が割れてしまい、食卓と床いっぱいに散乱してしまいました。
あの時期は、私の状態はとても悪く気持ちがいつも沈んでいて、ちょっとしたことにもイライラしていました。両親もどうして私がこのような状態になったのか分からず、もちろん私も、親に自分がやったことを明らかにすることができず、どこにも相談する相手もなく一人で悩んでいました。
高校2年の下半期に、両親は私を転校させました。新しい環境で勉強も少し楽になり、母は暇な時間を利用して、私の修煉に力を入れてくれました。母は毎日、私と一緒に師父の『轉法輪』を読み、また毎日明慧ラジオの同修たちの交流文章を聞かせました。同修たちの素晴らしい交流文章を大量に聞いた私は、彼らが真・善・忍の法理に同化して現れた高い境界の心理状態と行ないに震撼させられました。当時の私は学法をしていても、まだ自分で法理をあまり悟ることができなかったので、同修たちの修煉体験や法理に対する理解を聞くことは、私の向上に大きな役割を果たしました。
それから、私は明慧ラジオの特集コラム「師の恩恵を追憶する」を聞くようにしました。師父が、大法を広める過程での数々の困難と、人々にもたらす数え切れない奇跡を聞き、何度も感動の涙を流しました。自分の現状とそれらを照らして見ると、恥ずかしくてたまりませんでした。私の頭の中にまだ様々な妨害があり、ネットに対してまだかなり強い執着心がありましたが、『轉法輪』を読み続けることにより、以前よりは充実していると感じるようになり、以前から興味のあった事にそれほど執着しなくなりました。
少しずつ私の状態はよくなり、頭は以前のように混乱することはなくなり、気持ちは明るくなり、生活を再び暖かい光が照らし、成績も著しく上がりました。
私は、同修たちが交流文章の中で、真・善・忍の法理に符合していない言動を書き出し、内に向けて探し、良くない観念や考えを取り除くことによって、絶えず自分を高めていることに気づきました。「そうだ、私も今までの過ちを書き出して、お父さんとお母さんに事実を教えよう。それによって、思想の中に潜んでいる良くない観念と、間違った行為を徹底的に修めよう」と決意しました。
しかし、本当に実行するまで2カ月以上もかかりました。何度も自分の決意を確かめ、これをきっかけに「真」を修めると認識し「過去にできた悪い習慣を捨てる!」と改めて決意を固めました。ようやく勇気を出して、すべてを書いて両親に出しました。それを読んだ両親は驚きを隠しませんでしたが、母は私の勇気に感動し、大法に従って本気に修煉しようとする私の変化を喜んでくれました。ここまでできたのは、すべてが師父の慈悲なる導きで、同時に自分の過去を曝露することによって、私の修煉状態は大きく改善されました。
修煉状態が正されるにつれ、過去にあった私を妨害する様々な悪い影響がだんだんと弱まり、学法のスピードが速くなり、日常生活の中で、真・善・忍の法理に基づいて内に向けて探すことができるようになりました。例えば、祖父母を大切にすべきだと分かりました。時には祖父母の言動が私の思った通りにならなくても、私に対する関心と愛が深く、孫として自分の考えを強調するのではなく、日常生活の中で、善をもって恩返しするようになりました。
今の私は、本当に大法の大切さが分かり、大法の法理に従って修煉することによって、心身ともに健康になった素晴らしさを体験し、確実に大法の中で恩恵を受けました。これからも自分に責任をもって、真面目に修煉していく決意です。
現在の社会で、私と同世代の若者はパソコンやスマートフォンなどのネットに誘惑されており、その中から脱けだしたい人も大勢います。ネットに悩まされ苦しんでいる人々が、法輪大法に接することができれば、大法の素晴らしさと超常的な奇跡を体験できると思います。