81歳の洪淑雲さん 懲役2年を宣告される
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 【明慧日本2019年8月9日】(遼寧=明慧記者)遼寧省撫順市望花区裁判所の人員らは2019年6月25日、81歳の法輪功学習者・洪淑雲さんの家に行き、洪さんに対して懲役2年の実刑判決を言い渡し、罰金5000元をゆすり取った。当日、洪さんは撫順南溝留置場に送られ、身体検査を受けたあと、いったん帰宅させられた。翌日、洪さん宅に来た者が「今度、撫順第二病院で身体検査をする」と言い、引き続き迫害しようとしている。

 2017年9月20日、撫順市望花区工農派出所の警官2人が、洪さんの家に押し入って部屋中を荒らし回り、最後に工農派出所のパトカーを呼んで来て、法輪功の書籍と法輪功師父の写真、法輪功の文言が書かれている卓上カレンダー、パソコン、DVD、携帯電話などの私物品をパトカーに積み、洪さんを車内に押し込んで立ち去った。

 工農派出所では、警官はすでに7、8人の法輪功学習者を連行し、拘束した。洪さんは尋問を受け、一晩閉じ込められたあと、翌日に手錠を付けられ南溝留置場に送られた。留置場で、身体を検査された際に、洪さんは血圧が200mmHgに上昇したため、入所を断られた。警官はまた洪さんを工農派出所に連れ帰り、用意された書面を取り出し、洪さんを騙して拇印を押させた後、帰宅させた。

 2018年3月、工農派出所の警官はまた洪さんを派出所まで連行し、法輪功を放棄させ、3000元の罰金を科そうとした。洪さんは「以前、気管支炎を患って喘息がひどく、法輪功を学んで元気になりました。そのため、私はこの法輪功を最後まで学び続けます」と話した。

 警官は「それなら3000元の罰金を支払いなさい」と要求した。洪さんは「私は何も法を犯していないので、支払うつもりはありません」と拒否した。そして、法輪功迫害の真相を彼らに伝えた。しばらくして、息子の嫁がやって来て、洪さんを自宅に迎えた。

 2019年3月23日、望花区検察庁の数人の人員が洪さんの家に行き、洪さんに対する起訴状を渡した際に、「裁判所で開廷する予定だから、行く準備をしなさい」と言った際に、洪さんは「歩けないから、行きません」と答えた。すると、検察庁の人員らは「裁判所に来なければ、10日間後に、家にまで来て開廷するぞ」と話した。

 2019年4月15日、望花区検察庁の人員ら6人が再び洪さんの家にやって来て、それぞれ実名を言わずに、ある書面を読み上げた。また、2019年5月31日に望花区検察庁の人員ら7人が、再度洪さんの家に行き、「お前の家で680枚のDVDを探し出したが、その中の580枚は法輪功の内容があった。そのため、本案件は再審するものとする」と告げた。

 洪さんは「あんた達は濡れ衣を着させようとしている。訴えますよ。あんた達のやり方は、まさに法を知りながら法を犯す行為です。人間が何かをすれば天がはっきりと見ており、あんた達のやり方は地獄へ向かって落ちる行為ですよ」と話したら、検察庁の人員らは、急いで靴を履いて家から出て行き、引き上げた。洪さんの息子の嫁に「今後、また来ますか?」と聞かれた時、「もう来ない」と答えた。

 しかし実際には、2019年6月25日、 撫順市望花区裁判所の人員らは81歳の洪さんに対して、懲役2年の実刑判決を言い渡し、引き続き洪さんを連行して、拘禁しようとしている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/27/389258.html)
 
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