直ちに 香港情勢に対する執着を解体しよう
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2019年10月7日】私と同じように旧勢力に惑わされている同修に、「危険になる状態の一歩手前で踏みとどまるれるように、三つのことをしっかり行なうように」とここで注意するよう呼び掛けたいと思って、この文章を書きました。

 最近、香港の「逃亡犯条例改正」反対運動の情勢に従って、私は毎日ネットで最新情報を調べ、そして、臓器狩り問題を暴露した映画が受賞したことや、「新疆人権法案」が通過したこと、「香港の歌」を斉唱するなどの情報を見て興奮して喝采し、自分が大法弟子であること、神の道を歩んでいることをすっかり忘れてしまいました。それがおかしいと自分でも分かっていますが人心を放下できず、自分を制御することが出来ませんでした。

 師父は「自分自身を制御できない修煉者は、済度し難いうえ、自分自身をいとも簡単に駄目にしてしまいます」[1] と明示してくださいました。

 ある日、ニュースを見終わって、目から分泌した粘液(執着心によるもの)を拭きながら、パソコンの電源を落としました。本を開いたら、「執着心が強くなると、正気を失ってしまい、自分の身の丈が分からなくなってしまいます」[2] と言う師父の棒喝のお言葉が目に入りました。しかし、法を読んでいても心が落ち着かず気持ちが集中できないため、私は思い切って本を閉じて寝ようとしました。すると、隣人が激しくケンカしている声が聞こえてきました。このことで、自分の空間場は相当乱れていることが分かりました。

 眠りに入り、夢の中で私は香港のデモ隊の中にいました。突然1人の黒い服の人が機関銃を掃射し、弾丸が私に命中して、びっくりして目が覚めました。自分が罠にはめられたと分かりました。

 なるほど、これらの事に執着させるのは旧勢力が遠い昔からすでに按排したことで、この事を口実にして私を迫害しようとしました。そして、「もし、広範囲の学習者もこれらのことに執着すれば、旧勢力はきっと『お前らの執着を取り除くためだ』という口実で社会情勢を左右し、もっと多くの衆生を破滅させようとしている」のではないかと思いました。

 神の道を歩む人は、常人の政治運動に参与していいのでしょうか? もし、広範囲の学習者たちもこのことによって心を動かされたなら、それぞれ対応する天体がどれだけ乖離(かいり)してしまうでしょうか? そうなれば自分にも社会にも、師父の法を正すことにもどれだけ迷惑をかけるでしょうか? それによって、法を実証することに、衆生を救い済度することに、そして、自分自身に、どれだけの悪影響を与えられるか、考えれば考えるほど事の重大さに驚きました。そこで私は起き上がり、師父に懺悔(ざんげ)し、直ちにこの文章を書き上げ、自分によってもたらした損失をできるだけ挽回したいと思いました。

 昨今、全世界の情勢がこれだけ変化したのは、師父が巨大な犠牲を払われ、心血を注がれて耐えられてきた結果です。また、国内外の大法弟子が逆境の中で絶えず真相を伝えた結果です。さらに、衆生が真相を知って目覚め、迫害に反対するようになった結果でもあるのです。

 大法弟子として、最後になればなるほど自分をしっかり制御し、いかなる社会情勢にも心を動かされず、「迷わず惑わず」[3] にして、やるべき三つのことをしっかり行なわなければなりません!!

 法に則っていない所があれば、同修達の慈悲なるご叱正をお願いします。  合掌 

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 [2]李洪志師父の経文:『二〇一〇年ニューヨーク法会での説法』
 [3]李洪志師父の詩:『洪吟』「道の中」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/18/393475.html)
 
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