メディア営業の中で修煉する
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文/サンフランシスコの大法弟子

 【明慧日本2019年12月27日】

 師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

  一、プラス思考を持って困難に向き合い、個人の利益を放下する

 私と夫は共に法輪大法を修煉しています。私たちは一緒に大法弟子のメディアに入社し、営業の仕事を担当して5年目になりました。数年の営業経験から、真面目な態度と社員全体の協力があれば、それほど難しいことではないと実感しました。師父のご加持のおかげで、私たちの業績は順調に安定して伸び、家庭の収入問題を解決すると同時に、メディアの経営にも力を尽くしました。

 最初の2年間の業績は普通でした。収入が少なく、生活費を貯金で支えました。この状況をどう解決するか、夫婦で初めて真剣に相談しました。つまり、今の仕事を続けるか、それとも辞めて一般の会社に転職するかについて議論しました。その結果、やはり私たちは全力で大法弟子のメディアを支えるべきだと認識しました。業績が良くなかった原因は業績を伸ばそうという意志が強くなく、努力も足りなかったと認識ました。

 中国から自由な世界に来た以上、人を救うプロジェクトにすべての時間を尽くし、困難にめげず、大切なチャンスを掴むべきです。私たちの使命はメディアのために契約を増やし、販促の過程で師父が按排してくださった衆生と縁を結ぶことだと思います。もし私たちが困難の前で逃げてしまうと、誰かをそこに補充しなければなりません。

 私は固い信念を持って、師父のご加持を信じ、少しずつある程度大きい得意先が増え、契約もほとんど続くようになりました。もちろん取引先には大小に関わらず、常に感謝の心を込めて接し、すべてのチャンスを大切にし、我々のメディアの価値と未来性を伝え、信頼関係を築きました。また、神韻の公演を推薦したり、顧客にアドバイスを提供したりする中で、業績も順調に伸ばしていきました。

 ある医師の顧客が2016年11月に契約をしてから、毎月2000元ぐらいの広告費を出しています。とてもやさしい方ですが、広告の速成効果に焦りがあり、広告料を集金する度に中止したいと言っていました。私はいつも穏やかな態度で聞いたり、積極的に解決策を提案したりしました。そして1カ月にならないうちに、毎月往復2時間を運転して顧客の診療所を訪ね、患者がいなくなるまで3時間から5時間ぐらい待って、医師の空いた時間に彼の意見や不満を聞き、アドバイスを提案しました。不思議なことに、私が診療所に行くと、いつも私たちのコマーシャルを見て診療所を尋ねてくる患者がいて、医師の奥さんからコマーシャルの効果が良いと聞きました。

 心が動じずにいれば、師父は弟子を助けてくださるのです。文句を恐れる心がない時には、相手も文句をいう理由がなくなるのです。取引の過程で、私の忍耐心が試され、相手の態度に左右されるかどうか、名利や感情に心が動じるかどうかを見ておられます。私が修煉者のあるべき姿で不満に向き合い、名利や個人の損得を捨て、人の執着を放下した時に、相手の態度もガラッと変わりました。1年近い不満の前で終始穏やかに対処した結果、得意先からの信頼は更に大きくなり、金額と広告を出すステージを更に増やすことガできました。

 私は顧客に会う度に、誠心誠意に相手の立場から経営のアドバイスを提案しました。師父は私に知恵を与えてくださり、良い心理状態を保ちさえすれば悪いことも良い方向に発展します。現在、この顧客の契約は4年目に入りました。経験からいえば、得意先が広告の効果に満足していない時は、広告に投入する予算が足りないからで、予算を増やすと、効果もかなり良くなります。

 ここ数カ月、この顧客はインターネットだけでコマーシャルをしていたため、患者数の減少で収益が落ちていました。集金の時、また広告の効果に不満を訴えました。私はテレビ広告を出すなど予算を増やしてコマーシャルの力を高めるべきだと勧めました。現在は毎月3600元の広告費を投入していますが、推進してから1カ月になったころ、経営状況が著しく改善されました。

 営業をする過程で、私はいろいろな取引先と接する機会があります。修煉者として私の言動と物事を処理する態度は、大法を実証することになり、顧客により深く法輪大法の真相を知らせる存在となります。

 私たちのメディアに資金を払う顧客はみな師父が按排してくださった衆生なので、私たちは正念と超能力でこのような顧客を探し出すべきだと思いました。ある時、私は電話で潜在する顧客を探す前に一つの念を発しました。縁のある人を見つけ出して、我々のメディアを支援するように師父のご加持を求めました。すると、私はすぐに目標の顧客を見つけました。電話してアプローチをすると、相手側はとても積極的で、直接面会する時間を決めました。この顧客は我々のメディアに肯定的な認識を持っており、以前私たちの新聞で紙面の2分の1の広告を出したことがありました。話を聞くと経験が豊富な方なので、私はテレビ広告を推薦すると、同意して順調に契約を結ぶことができました。その後、この顧客の商売は繁盛し、広告の予算も毎月1500元程度から6000元まで増え、テレビ、新聞、インターネット上の広告を4年連続して契約を更新し、今年から英語版の新聞広告を新たに契約してくれました。それに神韻のパンフレットを3年連続して賛助してくれました。このような機会を与えてくださった師父のご加持と按排に感謝いたします。私によく行ないたいという固い信念があったため、師父は常に弟子の正念を加持してくださったのだと思います。

 二、市場を把握し、顧客のために大きな広告を企画する

 2017年から我々のメディアにインターネット部門が新たに設立されました。こちらの広告は飲食店向きで、私は数軒の飲食店と契約を結びました。それほど大きな金額ではありませんが、比較的安定しています。当初同修の交流の中で、飲食店は一般的に広告に投資したがらない傾向があり、せいぜい800元から1000元程度で、しかも長く続かないだろうと思いました。

 しかし、この業界を回っているうちに、それと反対に、オーナーらはコマーシャルが必要であり、推進する意欲があると分かりました。私たちが毎月多くても2000元前後の広告を推進する時に、車の業界では月に1万元を超える得意先を確保する人もいました。私も頑張って飲食業界で1万元に達する契約を結びたいと思いました。しばらくして、私と夫はある大型飲食店チェーンと連絡がとれ、オーナーがコマーシャルを広める意欲を示しました。夫は顧客のために、少し保守的に月3000元、4000元、5000元の三つの計画を立てました。当時我々のメディアで飲食店の最大金額は2000元程度なので、その計画は合理的に見えましたが、私はまだまだ足りないと思っていました。一般のレストランの予算が2000元に対して、これほどの大型の飲食店チェーンがコマーシャルの効果を出そうとすれば、更に予算を増やす必要があります。私は夫に月に3000元、5000元と1万元の計画に直してほしいと言いました。夫は「そんなに多くするの? どうするつもり?」と少し驚いてつぶやきました。それほどの予算は使い切れないと思ったのかもしれませんが、私は揺ぎ無く夫に「大丈夫、そのまま作成してください」と言いました。私の頭には最小でもこのぐらいの企画が浮かびあがりました。

 古い観念を突き破って、ポジティブな態度で上を目指し、状況に応じて予算を高める勇気も必要だと思いました。私たちには新聞、テレビ、それにインターネットの広い選択肢がありますので、必ず顧客に良い結果をもたらすと信じていました。結果的に契約はとても順調で、オーナーは私たちの計画を見て、直接1万元の案に決めました。彼は三つの店舗を同時に推進しようとしており、この予算は比較的安いほうだと受け要りました。

 三、各部門が円滑に協力し、怨みを生じない

 インターネット広告が設立するにつれ、営業と推進部門、それに政策と設計部門の協力がとても重要になりました。フィードバックから良い結果が出たと分かったのは、みな各部門が協力し合って、円滑で、順調に出来たからです。このことから、私達が心を合わせて協力すると、大きな力になることを示しました。ですから私がしっかり修めている時は、トラブルや問題に直面していても心が動じず、冷静に解決できました。

 ある時、二つの得意先のインターネット広告を担当する同僚が処理を忘れました。当時、取引先が増えていて、推進部門にも新人が続々入っている状態でした。新人の皆さんは毎日パソコンの前で新しい知識を習いながら、同じ仕事を繰り返す中で、大法弟子のプロジェクトのために力を尽くしています。私は彼らも大変だと思い、正念で同僚たちを支え、文句を言いませんでした。結局、得意先からもクレームがなく、その後かえって広告の量を増やしました。

 それと反対に、人心が強い時には結果も良くないのです。ある時、私はある美容院の広告の契約を結びました。オーナーは若い女性で、彼女から今までたくさん苦労があったと聞きました。私に同情の気持ちが芽生え、絶対に彼女に力を貸したいと思いました。結局設計を担当する同僚が風邪をひいて会社を休み、私が設計依頼を出しましたが、1週間過ぎても返事がありませんでした。私の心に不満が出始めました。「どうしてまだ完成していないのか? 顧客は急いでいるのに。契約を結ぶことはどれほど難しいことか、なぜ大切にしないのか? 速く設計して契約を完成すれば、会社の収益も増えるのに」と、心中穏やかではありませんでした。

 私がいろいろと人心が湧いてくる時、向こうの顧客からも次々とメッセージで、「なぜこんなに遅いのですか? それなら契約をキャンセルします」など、かなり感情になっていました。私はすぐに冷静になりました。私の顧客はみな態度が良く、短気な顧客がいないのに、どうしてこのような事態になったのでしょうか? 私はさっそく発正念をして、自分の良くない考えを取り除きました。それと同時に設計の事を確認したところ、設計担当者が風邪で休んでいることを知り、とても悔しくなりました。「なるほど。まだ修煉していない常人の彼女にとって、私が発した怨む一念はどれほど良くないものをもたらしただろうか?」と反省しました。すると不思議にも向こう側の態度はガラッと変わりました。

 今回の出来事から、私は自分の気持ちをコントロールするように気をつけました。言うのは簡単ですが、それを実現するには、普段から法をしっかり学ばなければなりません。大法の力は私たちを修煉者の基準で周りの物事をよく処理させるのです。

 師父は「さらに良くやり遂げるために、法をしっかり勉強してより良く行ない、この歴史的使命を果たすことができるのです」[1] と語られました。

 四、家庭と仕事を両立させる

 私には9歳の娘がいます。時々娘から私がいつも営業をするばかりで、自分と一緒遊んでくれないと文句を言われます。ある時、娘は真剣に「ママがたくさんの時間を営業に使うから、私はとても寂しいよ」と言いました。普段、娘は話す態度が良くないし、学法煉功もきちんと行なっていません。そのため、私はいつも姑に不満がありました。私が毎日忙しくて暇がないので、姑は子供を連れて学法もせず、孫に情が重いため、子供が話を聞かなくなったと思いました。

 その後、私は自分の修煉状態に問題があったと分かりました。仕事には少し成果が見えましたたが、家庭生活と両立させなければなりません。そのため、私は7月から8月までのニューヨークの北方でのサマーキャンプに娘を参加させ、自ら送り迎えをしました。

 子ども弟子と集団で学法が出来る修煉環境は娘の向上に大きく役立ちました。この過程で私も自分にある顕示心や、名利心、安逸心、それに競って見栄をはる執着心などが見つかりました。他の同修はみな専業主婦として子どもの面倒を見ていて、子供をサマーキャンプに連れて来るのを見て、私も動揺し始め、ここの環境は子どもにとっていいので、自分も専業主婦になるべきだと思いました。その時、娘から「ママ、コピーしてはいけないよ。一人一人の道が違うんだからね!」と言われました。師父が娘を通して私に教えてくださったと悟りました。

 営業の業績が安定して順調に伸びるにつれ、私に時々満足な気持ちが出てきました。特に、買い物の時、ブランドを重んじる顕示心や名利を求める心があります。娘に良い影響を与えるには、先に自分を清めなければなりません。毎日忙しい生活から全く違う環境に移り、私に学法と煉功する時間を与え、内に向けて自分を探す余裕をくれました。私の心は少しずつ落ち着き、娘の送り迎えと日常生活に専念するようになりました。しかし、学法と煉功は続けていますが、人を救うことはだんだん少なくなりました。しばらくしてから身体も重く感じるようになりました。法を正す時期の大法弟子には基準があり、娘のことが大事だからと言って極端に走ると、それはまたいけないなので、両立させなければなりません。

 問題に気づいた私はすぐに自分の状態を調整し、以前のように潜在顧客を探し始めました。ちょうどその時、ある飲食チェーンのオーナーから私に電話がかかってきて、その後12万元の契約が結ばれました。この飲食チェーンは数十店舗の飲食店を有していて、去年、私が神韻のスポンサーを探す時に、順調に契約を結んだことがありました。自分の為の「私」(し)がない時は、師を手伝って法を正すことになるので、師父は私たちに最高のチャンスを与えてくださると分かりました。同じく、家庭と仕事を両立することは修煉を高める良いチャンスでもあります。

 最近、私は自分に新たな問題があると気づきました。つまり、顧客や同僚には常に良い態度で接することが出来ますが、家族に対してはいつも不満があることです。自分の考えに合わないと、文句ばかり言ってしまいます。これから小さな事も修めなければならないと思いました。もちろん、修煉には小さいことはありません。家族は私の修煉を助けているのです。

 いかなる環境の中でも修煉者の基準と心理状態を持つべきです。師父は次のように説かれました。「平素から慈悲の心と、穏やかな心理状態を保たなければなりません。そうすれば、何か問題が突然現われた時に、それに正しく対処することができます。平素から慈悲の心を保っていれば、問題が突然現われても、たいてい一息おいて考える余裕があります。心の中でいつも人とあれこれ争うことばかり考えているのであれば、問題が起きると、必ず相手と真っ向からやり合うに違いありません。ですから、何かトラブルに遭った時こそ、自分自身の黒い物質を白い物質に、つまり徳に転化させる時だ、とわたしは言うのです」[2]

 私は平素から人を怨む心を取り除くように発正念を始めました。しばらくすると、娘の状態が穏やかになりました。なるほど、私の心と空間場に問題があったので、娘にも影響していたのです。今考えてみると、私の家庭環境は実は良かったのです。姑は法輪大法を修煉してからまだそれほど長くないのですが、家事やら娘の送り迎えやら、文句も言わずに私を手伝ってくれるほか、毎週積極的にチャイナタウンに行き大法の資料を配っています。姑の助けがあったからこそ、私と夫が全力で営業に専念することは出来たのです。

 この体験談を書いている時、私は以前これらの人心が本当の自分だと思ったことに気づきました。それらの人心は私ではないと分かった以上、それを取り除いて自分を向上させ、家族と一緒に精進し、師父の按排に背かないように頑張っていきます。

 結び:メディア関係の同修は個人の修煉を緩めてはいけない

 私は毎朝娘の朝食や弁当を準備するために、数カ月も会社の朝煉功と学法に参加せず、そのまま顧客訪問や外回りの営業をしました。仕事が終わって家に帰ると、全身が疲れて煉功もしたくなくなります。特にここ数カ月、娘と一緒に学法すればより効果があると言い、集団学法にも参加しませんでした。つい最近になって、左の腕に違和感があり、自分の安逸心が大きくなったと気づきました。以前、朝煉功する同修はけっこう多かったですが、最近は少なくなりました。

 私個人の経験ですが、睡眠が多くなると逆に身体が辛く感じます。ここで自分と周囲の同修に注意したいと思いますが、1分1秒たりとも私達に衆生を済度するために延長してくれたもので、気が付かないうちに緩んでしまえば、思わぬ妨害が生じかねません。自分の体験談を通じて、同修たちと励まし合い、師父に喜びと安堵をしていただけるように、また、私達の衆生のために、力を尽くして責任を果たしましょう!

 師父は「大法弟子の修煉は個人の圓満成就だけのためではなく、師に手伝って衆生を救い済度するためです。大法弟子は使命を背負っているのです。これは皆さんが大法弟子になれたことの理由です」[3] と語られました。

 私には他空間の現象は見えませんが、大法弟子のメディアとしてその責任の重大さを感じています。乱世の常人社会の中で、大法弟子のメディアのために、一人一人の同修が共に向上して力を合わせて努力し、修煉に精進すると共に、専門性を高める必要があると思います。皆さんが協力し合って、個人の観念や不満を放下し、私たちの未来を切り開きましょう!

 師父、ありがとうございます!

 同修の皆さん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『大法弟子は使命を果たしている』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [3] 李洪志師父の経文:『ヨーロッパ法会に参加する大法弟子の皆さん、こんにちは!』

 (2019年新唐人、大紀元法会の発表文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/8/396619.html)
 
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