黒龍江省綏稜県の80代の孟憲栄さん 迫害死
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 【明慧日本2020年2月20日】黒龍江省綏稜県(すいりょうけん)の80代の法輪功学習者・孟憲栄さん(女性)は2015年7月16日の午前3時頃、自宅に侵入して来た警官らに連行された。その後、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。しかしその後、残忍な迫害によって健康状態が悪化したために解放されたが、2019年10月に冤罪が晴れないままこの世を去った。

 孟さんは1999年7.20以前から法輪大法を修煉し始め、自宅は学法拠点となっていた。迫害が始まってから、孟さんは重要人物としてマークされ、度々警官らによって家宅捜索され、連行され、拘禁された。

 2015年7月16日の早朝3時頃、人々がまだぐっすりと眠っている時間帯に、綏稜県610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、派出所、公安局の警官らは、省公安局の楊波の指揮の下、一斉に7人の法輪功学習者の家に押し入り、家宅捜索をし、学習者を連行した。綏稜県国内安全保衛部門の隊長・郭旭東は部下と鎮北派出所の警官ら5、6人を指揮して、綏稜県市里福祉団地の孟さんの自宅に押し入り、如何なる証明書も提示しないまま、孟さんを連行しようとした。孟さんが抵抗したため、若い警官は「同行しなければ縄で縛るぞ」と叫んだ。

 警官らは縄で孟さんの手足を縛り、孟さんをパトカーに無理やり押し込み、そして、鎮北派出所の地下室に、手足を縛ったまま1日中閉じ込めた。たまたま遊びに来ていた83歳の孟さんの姉も一緒に派出所に連行された。孟さんの自宅は警官らにめちゃくちゃにされた。

 孟さんはその後、綏棱県林業局留置場に拘禁された。長く縛りつけられていたため、孟さんの足はひどく腫れて歩けなくなり、立ち上がったり、しゃがんだりすることも出来なくなり、留置場のトイレに行く時にも這って行くか、同室の受刑者に運ばれて行ったりした。尋問を受ける時も警官が背負って行き、部屋に帰る時も背負われて帰るという状態だった。それでも、黒龍江省公安局の楊波は孟さんに対して、繰り返して取り調べを行ない、昼も夜も休まずに取り調べを行なった。

 もともと健康だった孟さんは残酷な迫害によって、自力で生活が出来なくなった。2016年1月26日、法輪功学習者の孟憲栄さん、申慶雲さん、孫伝通さん、修忠臣さんの4人に対して、不当に開廷された。

 孟さんは懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡されたが、残忍な迫害によって健康状態が悪化したため、解放された。解放された後もずっと監視され、2019年10月、冤罪が晴れないまま亡くなった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/18/399155.html)
 
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