四川省の学習者7人 連行されて起訴された
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 【明慧日本2020年3月8日】先月、四川省西昌市検察庁は、弁護士に知らせないまま法輪功学習者6人の書類を裁判所に提出した。検察院関係者らの一連の違法行為に対して、一部の学習者の弁護士らは同検察庁に訴えた。検察庁側は違法行為を認め、直すようにすると返事をしたという。

 事実上、この案件は最初からすでに違法だった。案件に関わっていた警官らは、最初から最後まで自身の氏名や警察官番号を人に見せる度胸がなく、警察官の証明書を正々堂々と呈示せず、たまに、ちょっと振って見せたりするだけで、家宅捜索や連行を行っていた時にも警察官の制服を着用していなかったと言う。

 法輪功学習者・黄ひょうさん(68歳男性)は長い間、ずっと寝たきりの妻の面倒を見ており、良い人、良い夫として広範囲に渡って有名である。2019年7月14日午後、黄さんが買い物から帰宅すると、待ち伏せていた警官らにより連行されて家宅捜索を受け、多くの個人財産や数万元の人民元を押収された。当日夜、黄さん宅を訪れていた学習者・徐紹ちょんさんも連行され、家宅捜索を受けた。

 2019年7月15日朝1~2時の間、周先蓉さんは十数人の警官により家宅捜索を受け、その後夫と娘と共に連行された。午前11時ごろ、娘は解放されて別の住居に帰ったが、その日の午後6時ごろ警官らは娘の住居に押し入って家宅捜索を行ない、多くの現金を押収した。

 同年7月19日午前8時過ぎ、西昌市公安局の警官らは余洪英さん宅に押し入り、家宅捜索を行なった。警官らは、余さんがチラシを配ったことを監視カメラで確認したという。余さんは1997年に法輪功を学び始め、2カ月と経たないうちに持病が治り、特に深刻だったうつ病も治った。

 同年7月23日前後、趙軍さんも家に押し入ってきた警官らにより連行された。趙さんが連行された原因は、路線バス会社で何回か両替したのを監視カメラで確認したからだという。翌日、趙さんの母親(80代)も家宅捜索を受けた。趙さんは留置場に入れられたが、その後解放された。

 同年8月12日午後1時過ぎ、西昌市の私服警官5人は学習者・羅春さん宅に押し入って家宅捜索を行ない、法輪功関連のすべてのものを押収し、羅さんを連行した。

 同年10月16日、西昌市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は、上述の法輪功学習者達の書類を検察庁に提出した。11月、検察庁は書類を国内安全保衛部門 に差し戻し、再検討して書類を補充するように要請したという。

 2020年の旧正月を過ぎたころ、西昌市検察庁は法律の規定に従わず、当事者と弁護士を避けて書類を裁判所に提出した。

 いま現在、周さん、羅さん、徐さんは留置場に拘禁され続けている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/1/401857.html)
 
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