裁判官が放言「三書にサインしなければ、実刑判決に」
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年3月25日】吉林市の法輪功学習者・孫玉英さんの家族は今年2月下旬、同市船営区裁判所の裁判官・李忠誠から「孫玉英に懲役3年の実刑判決を下す。早めに保証書(法輪功を放棄する)にサインをしに来てくれ。一式の保証書にサインをすれば1年減刑し、二式にサインすれば2年減刑し、三式にサインすれば、判決は下さない。全くサインをしなければ懲役5~7年を下し、しかも罰金5万元を科す。そして、吉林省以外の刑務所に入れるぞ」という電話を受けた。

 事件の経由

 孫玉英さん(66)は、2019年5月16日にもう1人の学習者・李淑萍さん(60代)と共に外で法輪功の真相を伝えていた際、資料を警官に配布してしまい、その警官に呼ばれてきた数人の警官により連行され、家宅捜索を受けた。同年7月、孫さんは身体に心臓病などの病状が現れたため、保釈されて一時解放され、裁判待ちの状態になった。解放されて帰宅した孫さんは、毎週1回、派出所へ打刻しに行かなければならなかった。同時に連行された李さんは留置場に拘束された。

 同年12月31日、孫さんは派出所の警官により同市船営裁判所に送られた。裁判所で孫さんは裁判官・李忠誠に法輪功を放棄する保証書にサインを強要された。だが、孫さんはその保証書にサインをせず、代わりに「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は正法です!」と書いた。李裁判官は激怒して、孫さんの家族を呼んできて、脅しながら2万元を強要した。家族はやむを得ず2万元を支払った。

 2カ月も経たない今年2月下旬、孫さんの家族は李裁判官から電話を受けた。また保証書にサインを強要され「一式の保証書にサインすれば、1年減刑し、二式にサインすれば2年減刑し、三式にサインすれば、判決は下さない。全くサインしなければ懲役5~7年を下し、しかも罰金5万元を科す。そして吉林省以外の刑務所に入れるぞ」と電話で連絡を受けた。

 孫玉英さんと妹・孫影君さん姉妹2人も法輪功を学んでおり、ここ数年間に2人は何度も連行され、家宅捜索を受けて拘留・拘禁され、心身ともに大きなダメージを受けた。いま現在、影君さんは吉林省女子刑務所に拘禁されている。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/20/402703.html)
 
関連文章