理性的に修煉に対処し、自らを正す
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文/中国の大法弟子

 明慧日本2020年5月8日】昨日、久しぶりに同修Aさんに会いました。Aさんから次のことを聞きました。
 
 2月12日、Aさんは体調が優れず、娘に体温を測ってもらったら、37度8分でした。Aさんは正念が強く、体温の事をあまり気にしませんでした。しかし、娘婿は「お母さんはお風呂上りに髪をしっかり乾かしていないから、風邪を引いたのではないか、自分のせいだよ」と愚痴りました。Aさんと娘婿との関係は微妙で、2人はよく言い合いになったりして、娘が仲裁に入ることもあり結構困っていました。

 Aさんは闘争心の強い人です。娘はよく「夫はお母さんの修煉の手助けをしているのよ。どうして一歩も譲らないの? お母さんは夫にも及ばないの?」と文句を言いました。

 Aさんは体調がずっと回復しないため、少し不安になりました。心配した娘は同修・Bさんに電話をして、お母さんのことを伝えると、その日の夜、BさんがAさんの家に来て、Aさんと一緒に法と交流をし、発正念をしました。

 翌日、Aさんは体調が回復したと感じ、もう大丈夫だと思いました。しかし、心配している娘はAさんに体温を測らせようとしました。それを拒否したAさんは感情的になって、2人は口喧嘩になりそうでした。その後、娘は電子体温計をAさんの額に当て、平熱の数値が出たにも関わらず、さらに水銀体温計で確認したい、もう一度測りたいと言い張り、娘婿も一緒になって、どうしてもAさんにもう一度体温を測らせようとしました。

 測って見ると、39度でした。39度だと聞いた娘夫婦は大変驚きました。さすがにAさんも心細くなって人心が出て来ました。Aさんは娘たちに勧められた通りに、黒糖ショウガシロップを作って飲んで汗をいっぱいかこうと思いました。

 娘婿も急いで薬局から薬を買ってきて、服用方法まで細かく話して、Aさんに薬を飲ませました。Aさんは人心に動かされ、常人の方法を取ってしまい、結局、26日まで熱が続き14日目になってようやく体調が回復しました。

 この間、Aさんは娘一家に実家から離れるようにと勧めました。孫娘が生まれてまだ3カ月、赤ちゃんにうつると困ると思ったからです。娘は「孫娘の事を口実にしないでちょうだい。お母さんがしっかり修煉できなければ、それこそ、孫に影響を与えるよ」と言いました。

 落ち着いてから、Aさんはこの間のことを振り返って考えました。「39度の高熱だったが、気分が特に悪いわけでもなかった。もしかしたら、仮相だったのかしら?」と思いました。そこで、Aさんは進んで同修と交流し、内に向けて探すようにしました。

 昨日、同修の家で法を学び、交流をしました。師父の新しい経文『理性』を学んだ時、Aさんは涙を流しました。師父は「精進していない大法弟子、極端に走る大法弟子は直ちに、自分自身を正し、誠心誠意に法を勉強し、修煉してください。なぜならば、このような弟子は最も危険だからです」 [1]と説かれました。まさしく自分のことをおっしゃっているのではないかとAさんは感じたそうです。

 Aさんは「もし、このまま精進しなければ、私は危険です。最近、隙に乗じられました。これまで修煉の厳粛性に気付かず、今やっと分りました」と言いました。そして、Aさんは私に「他の同修に会ったとき、くれぐれも私の教訓を皆に話してあげてください」と重ねて言いました。

 Aさんは善念も正念も出てきて心性が高まりました。悪い事が良いことになりました。昨晩、Aさんが法を学んで家に帰ると、娘婿は「お母さん! とてもいい表情ですよ」と言ってくれたそうです。

 師父は「人心が変われば、物事が正しい方向へと変化します」 [1]と説かれました。今朝、Aさんは煉功してから、集合住宅に法輪功真相資料を配布しに行きました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/26/402975.html)
 
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